活動報告・レポート
2016年2月21日(日)
シルバーユニオン研修会二日目

シルバーユニオン笑の会による研修会は二日目を迎えました。皆さんから電力自由化の話を聞きたいと要望があり、平成28年4月1日からの電力自由化に関する説明を行いました。皆さんの自宅にも営業の電話が入ることが多く、どんなしくみになっているのか分からなかったようですが、説明をしたことから「電力自由化についてとても良くわかりました」、「説明を聞いて選択する条件を絞り込むことができました」、「参加して本当に良かったと思っています」などの意見を聞かせてもらえました。社会施設の研修会の目的は、実際に施設を見ることで、社会問題を自分で判断する力を養うことと、時間を共有することでお互いの信頼関係を築くことにあります。人との関係は数字で成り立っているものではなく信頼関係で成り立っています。難しい説明よりも分かりやすい説明、堅苦しいよりも自由な雰囲気、仕事であると感じるのではなくて、一緒にいるという感じ方をしてもらうことが重要です。

研修会で説明者が堅苦しい取り扱いをした場面がありましたが、参加者から「そんな固いこと言わなくて良いのに。決まったことを守ることも大事ですが、信頼関係はもっと大事だと思いますよ」と話してくれたことがありました。少しの気配りが信頼に結びつきますし、少しの配慮のなさが不信につながりますが、その差は取り返せない程大きいのです。

信頼が構築できるとこの次につながりますが、不信を感じてしまうとその次の機会はなくなります。後に続く関係を築けることがとても大事なことなのです。

研修会には有識者の方が参加してくれていたので、皆さんの発言の中から学べたことがたくさんありました。

「人の話をしっかりと聞いてくれていると思いました。私の意見をしっかりと聞いてくれていると思うと信頼につながります」。

「会って話をするとその人が分かります。温かさを感じる人、親しみを感じる人には親近感と好感を持つことになります。また会ってみたいなぁと思うので、そこかに関係が始まるのです。しかしこの人は仕事で来ているなだとか、懐に入れないことから親しみを感じない人がいます。そんな人とはもう会いたくないと思ってしまいます。一緒にいて話をした結果によって、その後は全く違ったものになります」。

「私も長年会社を経営していたから人物は分かります。勉強のできる人は45歳ぐらいまでは頼りになります。しかし45歳を超えて部下を持つ立場になると実力が発揮できない人が大半です。勉強ができる人と人を使える人は違うのです。自分のことだけできる人と、人を使える人がいますから、組織はマネジメントができる人を見抜く力が必要です」。

「それなりの人であれば人物を見抜く力を持っています。偉そうにしていても、中身がない人であれば簡単に見抜きます。辺りが柔らかくて人の話を聞ける人、腰の低い人は人間ができている人が多いです。大きな人物ほど底を見せないものです」。

「楽しい雰囲気を作ってくれたので良い研修会になりました。また参加したいと思いますし、信頼できる取り組みをしていると思いました。誰が一緒にいてくれるのかで印象は違いますから人が大切です」。

皆さんの意見や感想を聞かせてもらい感謝の気持でいっぱいです。二日間の研修をご一緒させてもらったことに感謝しています。ありがとうございます。

和歌山市に戻ってから、当初参加する予定だったのですがインフルエンザの疑いがあり欠席したIさんから電話をいただきました。「とても楽しい研修会だったと参加した人から聞かせてもらいました。私は残念でしたが次回は参加したいと思います。ありがとうございました」と話してくれました。

またSさんから電話があり、「片桐さんが話していたシルバーユニオンの活動に興味があります。また研修の機会があれば案内して下さいね」と偶然、電話がありました。ご縁のつながりは不思議なものだと感じています。