活動報告・レポート
2016年2月13日(土)
研修会
研修会

和歌山レオクラブのメンバーによる研修会に参加しました。和歌山レオクラブは地元和歌山大学の学生で構成している社会奉仕組織で、日頃は献血活動や清掃活動などに励んでいます。

今日は日帰りで福井県までエネルギー問題を学ぶ研修会を実施しました。学生がエネルギー問題を現地で学ぶことの意味はあると思います。社会問題を実際の現場を訪れて自分たちで観て聴いて、是非の判断材料にすることができるからです。報道記事だけを信じて、また現場を見ることもなく、社会の風潮に流されるようなことはして欲しくないと思います。今日の研修会のように、しっかりと自分で観て聴いて判断することを身に付けてもらいたいと考えています。

今日の行程は朝早くて、午前5時に起床して和歌山市を出発しました。参加してくれた10名の学生達と共に福井県おおい町まで走りました。学生の皆さんは礼儀正しくて、きちんと挨拶ができています。朝、会った時は元気な声で「おはようございます」。人の話を聞いた後は「ありがとうござました」。注意事項を伝えた時は「はい、よろしくお願いします」としっかりと受け答えしてくれました。実に気持ちの良い学生の皆さんです。

和歌山レオクラブ良いところは、クラブ会長は2年生がなり、3年生と4年生は自らの経験を伝えるなど後輩指導にあたっているところです。2年生の会長ですから、1年生と共にクラブ運営を担い、3年生になると会長職を新2年生に譲って経験を伝える役割を担います。そのクラブ運営の循環がうまく機能しているようです。

研修会

さて研修会はおおい町にあるエルパークおおいと大飯発電所を視察しました。どちらもエネルギー問題と原子力発電について学ぶことができます。帰りの行程で話をしましたが、若い皆さんが現地を見ることで学ぶことや得られることがあったと思います。

僕も挨拶の中で触れましたが、自分で現場に行き確かめることで得られる情報と空気、感覚があります。現場に漂っている空気を感じることで、それが気持ち良い空気なのか、居心地の悪い空気なのかを感じることができます。その感覚を味わうことがとても大事なことです。気持ちの良い空気は良い氣があるということですし、空気が悪いということは氣が良くないということです。良いものを生み出すためには氣の良い場所であることが絶対に必要です。氣の感じ方は人によって違いますから、全てが同じではありませんが、氣の良い場所であれば、人はそれを感じることができます。

特にエネルギーの流れは氣の流れと通じるものがあり、円滑にエネルギーが流れていることが気持ち良いと感じることになります。

現場では取り組んでいること、津波対策などの現状を客観的に説明するので、賛否は視察に訪れた皆さんが判断することになります。人は現場で聞いて得られる情報と、現場を見て感じ取れる情報などから物事を判断しています。学生が何を感じたのか、それが楽しみですし、将来役立つことになってくれたら嬉しいことです。

参加者の中に大学4年生が数名いました。今春、卒業して社会人になる人がいます。社会に出る前に、できるだけ多くのことを経験する方が良いと思います。社会人になるとどうしても時間の制約がありますから、学生時代に和歌山レオクラブの活動に励んだことが力となりお互いの絆になるはずです。

最後に。学生の皆さんが肉ジャガパンや羽二重餅をくれました。親切な心と感謝の気持を持っている学生だと思いました。同行した方も「礼儀正しくて一緒にいて気持ちの良い学生でした。」と話してくれたように、彼らが僕たちを春の到来のような気持にさせてくれました。

学生たちの前途にたくさんの希望が待っていることを祈っています。