活動報告・レポート
2016年2月11日(木)
必要な人材

会社を預かる人にとって採用や人事案件は将来の会社の存続と発展の基礎になるものです。人材を採用と育成することが感謝の根幹部分になりますから、人材の確保と見極めは大事なことです。

会社経営者が、これからを支える若い人に直接アドバイスを送る席に同席して学ぶべきことがたくさんありました。若い人へのメッセージは大人にとっても役立つことが多いのです。経営者の話に見解を付け加えて発展させてみます。

「耐える力」

社会人になると、会社内だけではなくてお客さんから叱られることや厳しい口調で言われることがあります。それをしっかりと受け止めて、しかも心に溜め込まないように対処することが大事です。最近は、きつく言われたから会社を休むだとか、会社を辞める若い人がいますが、社会では辛抱することも必要です。若い時はお金をもらって修行させてもらっているようなものだからです。修業は厳しいのは当たり前です。パワハラや不条理なことに辛抱する必要はありませんが、社会人には耐える力を求めています。

「体力」

社会人は体力勝負です。夏の暑い時、冬の寒い時、現場作業に耐えられる体力、仕事が続いてもやっていける体力を求めています。体力がある人は心も力がありますから、社会でやっていける人です。

「営業」

営業は現場と商品を覚えることから始まります。営業に出る前に半年から一年ほど現場経験をします。そこで仕事を覚え、商品知識を習得し、現場の人に顔を覚えてもらうのです。会社のこと知らない、取り扱っている商品を知らないのでは営業になりません。

また、どの会社でもコスト意識が高くなっているので、価格面で対抗できなければ営業で成績をあげることはできません。しかし行き過ぎたコストダウンは会社の体力を弱めることになりますから、コストと共に商品の提案や人としてのつきあいなどの要素を加味することが必要となります。

コスト以外の部分を磨き、成果を得ることが会社の利益につながりますし、人として大きくなれるのです。

「語学力」

2020年の東京オリンピックまでは仕事があるので会社の成長が見込めると予想しています。問題はそれ以降の仕事と利益の確保です。国内の仕事量は減少すると思うので、技術力と体力のある会社は外国に出て、既に新しい事業展開による収益の確保を目指しています。話を聞かせてくれた会社も、既に韓国やベトナム、フィリピンへも進出していて、事業で成果を出し始めています。環境の異なる外国で仕事のできる人材も必要とされています。語学力、体力、コミュニケーション力なども求められています。

「自分の言葉」

格好をつけることなく自分の言葉で話すことが大事なことです。泥臭くても自分の言葉で話すことが自分の思いや考えを相手に伝える方法です。着飾った言葉や経験していないことを伝えても共感されることはありません。自分の言葉で自分経験して感動したことを事例に加えて話すことで共感してもらえます。

「学ぶこと」

学ぶことが好きなことが大事なことです。会社と社会では学ぶことばかりですから、学ぶことが好きなことが成長の条件です。学ぶことか嫌いな人、学ぶことを敬遠する人は成長しませんから、やがて会社にいられなくなりますし、社会での居場所が限られてきます。

しかし社会の壁や仕事の疲れから、学ぶことを続けられる人は少ないのです。学ぶことを好きな人であり続けて下さい。

同席させてもらって貴重なアドバイスを一緒に聞くことができました。良い機会に恵まれたことに感謝しています。