遅ればせながら、今年初めての書道の稽古に参加しました。今年7月に作品展が予定されているので、出展する作品の練習を行いました。出展予定の作品は「輝」の文字で、出展と共にこの書を選んだ解説をすることになっています。そのため人前で披露できる作品に仕上げるために練習に励みたいと思います。7月の作品展に出展するためには5月に仕上げなければなりません。今日の作品の中から二枚を候補作品として取り置きましたが、今日の作品を超える書を書きたいと思っています。
大人の書道は集中力を必要とするため、50分練習すると「くたくた」になります。多い人は20枚程度書くようですが、僕の場合は10枚ぐらい書き上げるだけで集中力が切れてしまいます。その中の1枚か2枚を候補作品として取り扱うので、5月まで日がありますが、何百枚も書くことは難しいので、集中して作品に向き合いたいと思っています。
ライオンズクラブ335B地区としてのライフジャケット贈呈式の概要に関して説明を聞かせてもらいました。中村ガバナーが任期中の最大の事業であり、翌年以降に続く事業と位置付けているのがライフジャケット推進事業です。贈呈個数を確定できたので、平成28年3月24日に贈呈対象となる幼稚園と保育園に対して贈呈式を行うことが決定しました。
主に紀伊半島南部の沿岸部にある幼稚園と保育園を対象にしていることから、贈呈式は田辺市内を予定しています。本日は贈呈式の実施内容、案内先、参加規模などについて説明を聞かせてもらいました。僕にとっても本年度の重点事業と考えて各クラブに協力依頼をしてきたことから、贈呈式の実現を心待ちにしています。このように形として残る事業に関われることは嬉しいことです。
和歌山県内の住宅着工が伸びていない理由について聞かせてもらいました。
一つは平成25年度にあった消費税5パーセントから8パーセント増税による駆け込み需要があったこと。和歌山県の場合は、向こう5年分の需要を先取りしてしまった感があり、それ以降の住宅着工戸数は伸び悩んでいます。平成25年度は最盛期と同じ4千戸を超えていますが、その前後は3千戸台で推移しています。平成27年度も3千戸台の前半戸数で落ち着くと予想しています。
二つ目は年収が低いことがあります。住宅を建てようとすれば、どうしても資金を必要とします。経済事情の改善が見受けられないことから年収が上昇していないので、住宅建築に向かわないようです。
三つ目は、国土交通省の方針として中古住宅市場を強化する方向に向いていることがあります。中古住宅市場の規模は約8兆円ですが、市場規模を倍増させることを目標にしています。新築よりも中古住宅市場に向かっていることから、住宅メーカーもその分野に力を注いでいるようです。
そのため平成28年度の新規住宅建設の見通しは、やや減少傾向にあると予想しています。マイナス2パーセントから、良くてもプラス2パーセントの範囲で収まると聞かせてもらいました。和歌山県経済を考えると、この予想が外れてくれることを願っています。
意見交換を行った最後に、次のような話を聞かせてくれました。
九州の黒川温泉の斉藤さんという方の「一人で儲けようとしたら一人も儲からない」という言葉です。この方は旅館を経営していますが、お客さんに来て喜んでもらい、黒川温泉のイメージを良くするために自分の経営する旅館を改修したのですが、お客さんの増加につながりませんでした。1人が旅館のリニューアルに投資しても、地域全体が良くならないとお客さんが来てくれないことを悟ったのです。
温泉や食事、訪れたいと思うような観光地も大切ですが、それよりも地域全体の息吹が聞こえるような町にすることが大切だと話しているようです。地域全体の息吹というのはそこで暮らす人の息遣いが聞こえると言うこと。つまり活気があり活き活きとして生活や仕事をしていること。そして観光客へのおもてなしの精神が行き届いていることです。
観光事業者だけではなく、そこで生活している全ての人の息吹が感じられる町であることが観光地には必要だというものです。
和歌山県は住んでみたい町よりも住みたい町を目指すことが必要で、住みたい町と思ってもらえることで人口も住宅も増加することになります。20年先の和歌山県は住みたい町になっていることを目指して活動することを話し合いました。