活動報告・レポート
2016年2月6日(土)
困っている人の支援
困っている人の支援

困っている人を助けようとしている人がいます。自分のことを後回しにしてでも困っている人のことを考えて、支援しようとするその姿に感動しました。先日、Rさんから電話があり「困っている子ども達の支援をしたいので相談に乗って欲しい」という相談を受けました。「私は多くの人に助けられて、ここまでたどり着くことができました。今度は私がお返しをする番です」と話してくれたのですが、僕から見ると、まだまだ商売が軌道に乗っている状態ではないので「仕事が順調になってから考えましょう」と話しました。

ところが「今、困っている子ども達を支援するのは今だけです」という言葉があり、Rさんの気持ちを預からせてもらいました。そのお礼を伝えるためにRさんを訪問したところ、友人達がその場にいました。直ぐに溶け込んだ友人たちは「片桐さん。私の話も聞いて下さい」と話し始めました。楽しい話なので聞いているとRさんが、「片桐さんは毎日大変なので少しは休ませてあげて下さい」と話したところ、その友人は「話を聞いて疲れるようでは上に立てないですよ。私達の意見を聞くことが立場ある人の役割だと思います」と返答しました。

確かに聞くことが活動の基礎となりますから、普段接することの少ない皆さんの考えを聞かせてもらうことは活動する上で大事なものです。しっかりと聞いていると、その方は「片桐さんの心が見えています。私の意見を聞いてくれるなんで思ってもいませんでした。しっかりと伝わっていることを嬉しく思います。そんなに真面目に受け止めなくても良いですよ」と話してくれました。心で思っていることは相手に伝わるものです。表情やしぐさなどから、相手の心を見ることができるのです。

Rさんを訪問したことでこのような新しい出会いがありました。話の最後に「私達も困っている子ども達を支援するので何でも言って下さい」と話してくれました。早速、「これを持って行って下さい」と申し出があったのですが、それに対して「これから困っている子ども達の支援をしてくれることは嬉しいことです。でもこんなに直ぐに行動しなくても大丈夫ですよ。やれることから始めましょう」と答えました。

その結果、「分かりました。一度に支援をまとめるよりも、毎月支援する方が良いかも知れませんね」と話してくれました。

心優しいこの方たちは自分の仕事や生活よりも、困っている人を支援しようと思っているのです。自分のことを後回しにしてでも困っている人のことを優先させる気持ちは、エルトゥールル号事件の時に見せた串本の村人たちの気持と同じだと感じました。和歌山県内の人には、あの時に行動した串本の村人たちの気持が脈々と受け継がれていると感じた瞬間でした。

「自分達の商売や生活も大変なのに、困っている人のことを思うなんて、なんて素晴らしい人達なのでしょう」と思いました。この時に感じた感動を伝えるために、皆さんと関わりのあるOさんを訪ねました。Oさんは「あの人達には頭が下がります。自分のことを後回しにしてでも人を助けようとするでしょう。だから見守らなければと思っています」と話してくれました。

日本人として、和歌山県民として大切にしたい心があります。困っている人を助けようとする皆さんの心と行動に心が打たれ、気持ちの良い時間となりました。純粋な気持ちでの行動は人を感動させてくれます。感動した人は、そのことを誰かに伝えいと思いますから、感動の連鎖が発生することになります。私達はそんな人が織りなす感動の連鎖の中に入りたいものです。

ライブ
ライブ

和歌山市の夜を盛り上げようと、ゴスペル歌手Costie Payneさんのバンドによるライブが行われました。 150人以上の方が会場に入ったライブ会場は、大いに盛り上がりを見せました。新曲は全て和歌山市を舞台にしたプロモーションDVDで紹介され、その勢いをもって最後まで歌い続けてくれました。会場には席がなく最初から最後まで立ちっ放しのライブでしたが、熱気のある夜は瞬間で過ぎていきました。

ミュージシャンと会場にいる皆さんの熱気を感じた夜となりました。和歌山市は頑張っています。

その他
  • 数人の方々から会社設立に関する相談を受け、その協議の場に参加しました。目指すべきものがあるところに、思いを同じくする人が集まります。どんな会社も、こんな集まりが原点になっているのだと感じました。
  • 紀の川市にあるお店を訪ねました。「こんなところまで来てくれて」とオーナーが話してくれましたが、「いえいえ、立ち寄れる場所があることは有り難いことですから」と答えました。立ち寄れる場所があることは、活動する上で大切なことです。