活動報告・レポート
2016年1月30日(土)
書

今朝はとても嬉しい出来事がありました。書道家の山西先生の作品を受け取ったことです。この作品は今月開催した個展で展示されていたもので、2013年度の美術年間に掲載された作品ですから、とても大切な書と言えます。山西先生にとっては美術年間に掲載するほど大切な作品ですが、「片桐さんに持っていて欲しいと思います」と言ってくれたのです。

この大切で貴重な作品を預かることになり、嬉しく、またこの書に相応しい人物になれるようにしたいと心に誓いました。

この大切な作品は「喜べば、喜び事が、喜んで、喜び連れて、喜びに来る」という作品です。明治時代に流行した言葉なのですが、その作者は不明です。僕の大好きな言葉だと活動報告に書いていたところ山西先生の知る処になり、「片桐さんのところで飾ってもらうことが最適だと思います」と連絡をいただき、今日の日に至ったものです。

書道家の山西先生はずっと創作活動を続けていたのですが、途中、書道家としての活動を中断した時期があったそうです。心に迷いがあり書道家としての活動を休止している時期、周囲の親しい人から「先生は活動すべきですよ」だとか「やりたいことをやった方が先生らしいですよ」などの言葉をいただき、2013年に活動を再開しています。

山西先生が書道家としての活動を再開する時の気持を書いたスタートした2013年の作品が「喜べば、喜び事が、喜んで、喜び連れて、喜びに来る」なのです。ですから思い出深い作品で、現在の先生の活動の原点になっている貴重な作品なのです。その作品を受け取らせてもらったのですから、どれほど嬉しいことなのかを言葉で伝えることはできない程です。

この言葉に関して僕の解釈は次の通りです。

「自分が喜びに満ちた毎日を過ごしていると、天の神様も一緒に喜んでくれて、天使を連れてこの地に舞い降りてくれる。しかも僕の喜びために」というものです。

喜びという神様が天から降り立ってくれるイメージがあると話したところ、先生は「喜び事とは神様のことです。だから『て』は天のことです。天から舞い降りるイメージを想って書いた部分が、喜び連れての『て』なのです。この作品の鍵となる天から降り立つイメージを共有できていることを嬉しく思います」と話してくれたように、喜び事とは天の神様のことだと思います。 

神様を引き寄せるのは自分ですから、引き寄せるためには神様が喜ぶことを発信しなければなりません。神様に発信するのは喜びという感謝の気持であり、それが伝わると更に大きな喜びを連れて来てくれるのです。

山西先生は「私にとっての再出発の年が2013年でした。あれからたった3年が経過しただけですが、今ではお弟子さんも増えて書と言う日本の伝統を伝える立場になっています。3年でここまで来られたのは、この作品があったからだと思っています。今の私の活動の原点になっている作品ですから、同じ思いを共有している人に持ってもらいたいと思うのです。今では2013年が記念すべき年になっているので、作品の意味を理解して大事にしてくれる人に持ってもらいたいと考えています」と話してくれました。

一枚の作品の陰には、展示作品にならなかった約3,000枚の作品が存在しています。この練習の作品を見せてもらいましたが、この積み重ねが芸術作品としてたった一つの展示作品になることが分かりました。

山西先生から、「どんな作品でも個性があり上手さもある。書道を習っている人の出品する展覧会は、人と競うことを目的とした競書会ではなく、書を習っている人なら誰でも出品できる展示会にすべきです」という意見がありました。お手本通りに書くことが上手であり、型にはまっていない作品は評価されないと言われて習ってきたことから、書道を苦手とする人が多いようです。

「人と競うのではなくて、自分の納得する作品を書くことが大切です」と話してくれたように、書は自分との戦いだと思います。人と競うよりも、自分の納得度の高い作品を選ぶべきだと感じました。

慶風高校文化祭
慶風高校文化祭

慶風高校の文化祭に行ってきました。毎年お邪魔している文化祭ですが、生徒の若い力を感じることができます。パソコンコンテスト、手品、ミュージカル、ライブなど盛りだくさんの内容の文化祭を楽しみました。ミュージカルはシェークスピアの「リア王」で生徒の皆さんは劇団ゼロの手助けをもらって見事に演じてくれました。

ライブはスペシャルゲストのウインズ平阪さんが登場してくれました。平阪さんが会場を盛り上げてくれる姿は感動ものですし、やっぱり和歌山県を代表する平阪さんだと思いました。舞台に立つとシンガーの顔になっているのです。そして若い人達に伝えるメッセージは平阪さんらしいものがありました。和歌山県への愛情、若い人達に伝える言葉、これらがウインズであり平阪さんなのです。

慶風高校文化祭

それにしても平阪さんの歌にはググッとくるメッセージ性があります。僕の年齢になると人生の重さや生きてきた証というものが分かりますから、そんな素直な心を歌ってくれています。

吉田杯

とても素敵なゴルフコンペが開催されました。第一回の吉田杯で、心温まる集まりとなりました。人の交流がどれだけ大切なものなのか。ご縁のある人との関係がどれだけ自分を助けてくれるのかが分かるものでした。昔は昔ではなくて昔は今だと思います。昔のご縁が今につながり生きている。それが大切なことなのです。

今を生きているのは支えてくれる人がいるからで、支えてもらうためには昔のつきあいが必要なのです。昔がなければ今はない、そう思います。人は生きていく中で関係する人達と土台を築いていきます。土台をしっかりと造れる人が将来、お城を築ける人になります。今、仕事ができているのは、昔造った人との関係と言う土台があるからです。これからも続く関係を大切にしたいと感じています。

東部の会

二か月か三カ月に一度開催している東部の会に参加しました。今日の参加者は20名で、いつもよりも長い時間をかけて懇親を深めました。参加した先輩の皆さんから嬉しい言葉を聞かせてもらえたので、もっとたくさんの元気が湧き出てきました。

Y支部長。「当時、南紀熊野体験博に送り出したことを良かったと思っています。県のトップは垣平さんでしたから、今年の年賀状に『博覧会で片桐君がお世話になってありがとうございました。博覧会の回顧録を読んで懐かしく思い出しました。彼は頑張っていますよ』と書きました。片桐君が期待に応えてくれているので博覧会に送り出して正解だったと嬉しく思っています」と話してくれました。

Y会長。「片桐君の思い出があります。私が支店長をしていた当時、片桐君が社長に直接地域活性化の提言をしたでしょう。社長に提言する社員はいなかったので、型破りな社員がいると思っていました。どんな人かと思ったのですが、調べてみると型破りな人だと思いました。型破りな人は組織の枠を広げる人なので、当時から期待していたのですよ。今では期待に応えて県議会議員になっているので、和歌山県の枠を破って欲しいと思います。私達の期待を背負って活躍してくれることを望んでいますし応援しています」。会長の言葉に深く感動し、この言葉に感謝しています。

Uさん。「当時から見込みのある人だと思っていましたが、思っている以上に成長を続けてくれています。成長しているけれど初心を忘れていない片桐君に期待しています。本当にいい奴や。遅くまでつきあいしてくれてありがとう」という嬉しい先輩からの言葉です。

Tさん。「ゴルフをしていると誰が上手な人なのかが分かります。仕事をしていると誰が仕事のできる人なのかが分かります。人は自然と見抜く力を持っているのです。私もこれまで多くの政治家と会いましたが、誰に資質があるのか、ないのかは分かります。政治家には高い資質を持っていて欲しいのですが、なかなか本物の政治家には出会いませんでした。今実行している活動が評価できて、これからに期待したいと思う政治家はなかなかいません。片桐君にはそんな政治家の資質があるので、今も将来にも期待しています」という話を聞かせてもらいました。