活動報告・レポート
2016年1月15日(金)
書道展
書道展
書道展

山西未成子先生の書道展が始まったので会場に行ってきました。場所は和歌山市内のワールドギャラリーで、15年ほど前までは南海和歌山市駅前にあったギャラリーでした。当時は絵画を見るために時々出掛けていたのですが、お店がなくなっていたので随分ご無沙汰としていました。オーナーと話をしたところ、「15年ほど前にこの場所に移転しました」ということだったので、同じギャラリーだと知りました。開店当初、オーナーは当時30歳代だったのですが、現在は60歳代後半なので、随分と時間が経過していることを感じます。

書道展

そんな話を交わしながら山西先生の作品を拝見させてもらいました。美術年間に掲載されている作品も展示されていました。その中で、「喜べば 喜びごとが 喜んで 喜びつれて 喜びに来る」の書の作品あり、ナームの会で教えてもらった言葉とここで出会えたことを嬉しく思いました。その道を極めている方に共通している心の持ち方があるものだと感じました。

山西先生の書は、絵画と文字を合わせたような表現をしているので、直接、視覚と心にメッセージを訴えてきます。一目で作品の全体を見ることができるので、感性に響く作品となっているように感じます。これまでの先生の名作に触れて、心が洗われたように感じています。

コミュニティエフエム

コミュニティエフエムのある市町村は、街角の情報だけではなくて、地震や津波など非常時の情報を把握することができます。全国放送では提供されない情報を発信してくれることを、阪神淡路大震災や東日本大震災など過去の災害事例から学ぶことができます。和歌山県内にも複数のコミュニティエフエム局があり、和歌山県と防災協定を締結し万が一の時の備えになっていることは心強いことです。

和歌山県外のコミュニティエフエム局で防災ラジオの役割を担っている局がありますが、その局の取り組みから学ぶことを協議しました。和歌山県では平成28年1月1日のエリアメールが津波発生の情報を発信した誤報の事例があり、コミュニティエフエムと情報の連携をしていれば、少しでも混乱を緩和できたのではないかと話してくれる和歌山県外の方がいます。

県内のコミュニティエフエムの連携に加えて、県外のコミュニティエフエムとの連携についても考えたい事項だと認識しています。

地域見守り隊

和歌山県は高齢社会に突入していますから、一人暮らしを始めとする高齢者の見守り体制を整えることが急務となっています。和歌山県を始め市町村では高齢者見守り体制を整えていますが、日常的に巡回することや連絡体制を取ることは困難なことです。

そこで和歌山県では高齢者見守り隊としての取り組みを行い、民間事業者の協力を得ています。コンビニや電力会社、ガス会社などが地域見守り隊の取り組みを行ってくれています。この取り組みはそれぞれの企業が高齢者宅を訪問した時に、異変やおかしいなと感じた場合に和歌山県や当該市町村に通報し、安否確認や初動体制を取るためのきっかけとなるものです。和歌山県内の各地域で暮らす高齢者の方々の安心と安全確保のために必要な対策で、より強化したいと考えています。

そんな矢先、平成27年12月18日に東京都と全国の大手コンビニが、地域の見守り活動を協力して行う「ながら見守り連携事業」の協定締結をしたことを知りました。このコンビニの代表者は「(コンビニは)お年寄りが困っている場面に遭遇する機会が多く、地域に店舗があって良かったと思われる存在になりたい」と話しています。

全国で13の都道府県と締結済みであり、関西では大阪府が平成27年9月18日に高齢者の見守り協定を締結していて、今後、奈良県も協定を締結する予定になっているようです。

コンビニは自らを「暮らしを支えるライフライン」と位置付けして地域密着のサービスを展開しています。近くて便利なのは、距離的な近さだけではなくて心理的な近さを心掛け「身近で頼れる存在」を目指していると伺いました。

そのため行政の課題である高齢者の一人暮らしの方の安否確認や買い物難民、高齢者雇用などに対して、高齢者見守り、高齢者雇用を実施することで課題の解決を図ろうとしています。この高齢者の見守りと高齢者雇用という大きな課題を解決するために、行政とコンビニが協定を締結することがスタートとなります。行政がこの課題を直接実施しようとすれば新たな要員と予算が必要となりますが、コンビニであれば高齢者雇用は直ぐにできますし、宅配サービスを実施している店舗においては、見守り活動も日常業務の中で実施することができますから行政の負担にはなりません。

全国の都道府県では、これらの活動に関しての協定を締結して行動を開始していますから、高齢社会である和歌山県でも実行すべきだと考えます。ですから今後の取り組みについて協議したいと考えています。

その他
  • 94歳の現役経営者と、新春の取り組むべきことに関して打ち合わせを行ったこと。経営に年齢は関係ないと思わざるを得ません。3年先、5年先、10年先のビジネスを考えていることに感銘を受けています。
  • Mさんが北海道から和歌山市に来てくれました。「今日の和歌山市は寒いですよ」と言うと、「北海道と比べると夏みたいな気温です」と答えてくれました。心の持ち方で感じ方は変わるものです。