和歌山県教育員会が主催している「きらめき夢トーク」について話を聞かせてもらいました。この講演会は高校生を中心に教育関係者を対象としています。そして高校生の将来の夢の形作りに資するために、講師が高校生の時に夢見ていたことや憧れていたことや、現在、研究していることの面白さや楽しさを伝えてもらうことを目的としています。
これまで各界で活躍している方々が講師を務めてくれていますが、参加者からは好評をいただいています。夢を見つけることができなくて迷っている高校生や、有名人も高校時代に悩んでいたことを知り、頑張ろうと思ってくれた高校生もいるようです。悩んでいる時の心の姿勢は窮屈ですが、その姿だから高く飛び跳ねることができると聞いて、勉強を始めた生徒もいるようです。
大人がやるべきことは、子ども達が夢は実現できると思える社会を築くことであり、夢を持って追い求めると実現できることの証明をすることです。人が社会に残していけるのは自分の歩いた道だけです。確かに歩いているという、歩いてきたという足跡を残し、それを伝えることが大人としての役割です。そんな生き方をすることが子ども達への贈り物であり模範や憧れとなるものです。
「きらめき夢トーク」の話を聞いて、ここに登場する講師のように子ども達が憧れるような存在を目指したいと思いました。
和歌山県民歌がカラオケで歌えることについて話をしたところ「県民歌がカラオケで歌えるの」と驚いて、そして喜んでくれました。この方は和歌山県民歌を全国どことでもカラオケで歌えるとこを知り、「和歌山県のためにとても良いことですから、もっとこの事実を知ってもらわないと」と話してくれました。
できることなら県民運動の中で、多くの県民の方が県民歌を歌えるような取り組みを目指したいものです。和歌山県の歌集をお渡しして宣伝に努めました。
那智勝浦町の大門坂にある大門坂茶屋の女将の宮本照代さんが、総務省の「平成27年度ふるさとづくり大賞」の個人表彰を受賞しました。とても嬉しい報告に心が躍っています。宮本さんとは南紀熊野体験博で知り合いになり、博覧会開催中は、時々ですが大門坂茶屋に出掛けて話を交わしたものです。記憶では、確か元教師で、その当時は既に退職をしていて、博覧会を盛り上げるために生家を大門坂茶屋として開店してくれて、お客さんを迎え入れてくれたように覚えています。博覧会に来てくれてお客さんやマスコミの方を案内しましたが、ここからの大門坂の風景はそれぞれが想像していた通りの「これが熊野古道」という感じがするので皆さんはとても好感を持ってくれました。このように大門坂の光景は素晴らしいのですが、大門坂茶屋を経営してくれた宮本さんの人柄が親しみやすく素晴らしいのでたくさんのお客さんが訪れてくれたと思っています。
南紀熊野体験博閉会後は、大門坂茶屋も閉めるのかと思っていたのですが、宮本さんは「折角、多くの方が訪れる場所になりましたし、地域のために継続する」と言ってくれた閉会する直前に大門坂茶屋を訪れた時の一コマを思い出しました。その後も大門坂茶屋を訪れたことがありますが、随分ご無沙汰していました。そして今回の「ふるさとづくり大賞」の受賞の報告をいただいて、本当に嬉しく思っています。1999年から始めている大門坂茶屋が現在も続けてくれていて、そして元気に活躍してくれていることは、繰り返すようですが嬉しいことですし、地域になくてはならない存在になっていると感じています。これからも熊野古道を訪れる人達の休息場所であり、癒しの場所であり、日常の忙しさから復活できる場所であり続けてくれると思っています。
「平成27年度ふるさとづくり大賞」を受賞するまでの年数は、1999年から2015年までの17年間という年を要しています。宮本さんが69歳から始めた大門坂茶屋は現在、17年が経過し、宮本さんは86歳になっています。これからも健康で長く続けてくれることを期待しています。今回の受賞を心からお祝いしています。活動の励みになりますし、目指すべき活動になっています。おめでとうございます。
とても寒くなりましたが、仕事仲間との懇親会は楽しいひと時となりました。笑顔と会話があれば時間は楽しいものになります。今日の日に感謝しています。