活動報告・レポート
2016年1月6日(水)
先輩の教え
先輩の教え

先輩から新年の一言をいただきした。世の常ですが、専門家や地位の高い人は、その分野の知識が豊富ですから、その分野の素人に対しては「分かっているつもり」で説明をする傾向があります。「分かっているつもり」で説明とは、誰でもその分野の基本を知っていると思っているので、基本的なところを省略して説明を始めることです。10段階の説明が必要な問題の場合、基礎部分が3の段階までだとすれば、いきなり4の段階から説明を始めるのです。基礎知識がない人は4の段階から説明を受けても、最初からの説明を受けないことには理解できないのです。

専門家は4の段階から10の段階までを一通り説明し終えると満足するのです。その後、説明を聞いてくれた人に「質問はありませんか」と言っても、ほとんどの場合、質問は出てこないのです。参加者から質問がなければ、「理解してくれた」、「納得してくれた」と思い、説明者は満足することになります。

これが専門家とそれ以外の人の意識の差となって、世論調査などで現われることなります。専門家は自分の説明の通りに世間は理解してくれていると思っているのですが、実際は理解されていないことが多いのです。世論調査がすべて正しいとは思いませんが、多くの人の思っていることは正しい場合が多いのです。1人の意見と100人の意見の総合を比較すれば、世間の思っていることは100人の意見の平均値に近くなります。専門家1人の意見よりも、素人100人の意見の平均の方が正しい場合がありますから、世論調査を無視することはできません。

ですから多くの人の意見を聞くこと。そして何かを説明する場合は、視線を下げて基礎部分から丁寧に説明することが必要となります。専門家にすれば分かっていて説明を省略しているところから説明を始めると良いのです。

このことを手の親指と小指の事例で説明してくれました。小指を親指にくっつけようとしても親指にくっつけることは出来ません。親指と小指をくっつけようとすれば親指を小指に近づける必要があります。つまり親から子に近づくことが必要で、専門家が素人に近づくこと。地位の高い人が低い人に歩み寄ることが必要だと言うことです。

高いところに留まっていたり自分が座ったままでいては、思うことが他人に理解されないのです。自分から相手に歩み寄ることが理解してもらうために取るべき姿勢です。

清祓例会
清祓例会

和歌山ゴールドライオンズクラブの清祓例会が開催されました。新年最初の例会を神社で行うことからこの名称がつけられています。この例会に出席すると、クラブとしても新しい年を迎える気持ちになります。本年度の活動も半分が過ぎ、折り返し地点に差し掛かっていることを実感し、「後半戦の始まりだ」という気持ちになることができます。

さて会員からの話ですが、今日、1月6日はケーキの日だそうです。日本で初めてケーキを作ったのが東京にある風月堂で、その日が1月6日だということでケーキの日となっています。

どんなことでも始まりがあり、その物語には最初の日があります。最初の日を知ることで現在までに至る物語を想像することができますから、それを想像する楽しい時間が生まれます。私達は結果だけを楽しむのではなくて、その経過を聞いて想像して楽しむのです。

本年度で13年目を迎えている和歌山ゴールドライオンズクラブにも13年間の物語があり、それを語れる人や語り継げる人の存在が必要です。最初の日からの出来事を物語として語り継げる人がいることで歴史になります。

いつしか歴史を重ねているクラブとして語り継げる出来事を積み重ねたいと思っています。

ポスター

「早くポスターを持っておいで」と話してくれていた飲食店があります。店内にポスターを掲示するからという理由からですが、今日、ポスターを持参したところ、早速店内2箇所のお客さんから良く見える場所に貼ってくれました。心から感謝しています。

このお店のオーナーは、いつも良く接してくれています。その気持ちが店内へのポスター掲示という形になって表現してくれています。これからも応援をよろしくお願いいたします。

新春の集い

連合和歌山新春の集いに参加しました。雇用や賃上げに対して少し兆しが見え始めていることから活気のある新春の集いとなりました。明るさは活動に必要ですから、明るさを取り戻して今年の活動をスタートさせたいところです。