活動報告・レポート
2016年1月1日(祝・金)
お正月
お正月

平成28年の元旦は暖かくて過ごしやすい一日なりました。今年一年が明るくて幸せな年になることをお祈りしています。いつも思うことですが、12月31日から1月1日に日付が変わると、心身ともリセットされ新鮮な気持ちになります。たった一日の違いですが、全く違う気持ちになれることが不思議です。その昔、暦を作った人達は、太陽の周期に合わせて私達が気持をリセットできるように考えて作成してくれたと思いますが、それにしても天からの授かり物だと思える暦の凄さを感じます。

12月31日に寝て、1月1日に起きると、新しく生まれ変わったような感じがします。気持ちが変わると身体も変わります。毎年、1月1日は新鮮で真っ白な気持ちになり、行動を開始できる状態になります。この気持ちを保ちながら平成28年も行動の年にしたいと考えています。何卒、よろしくお願いいたします。

拝賀式

平成28年の拝賀式に参列させていただきました。毎年、案内をいただき出席させてもらっている元旦恒例の式典です。この式典に参列すると気持ちがぐっと引き締まり、新春を感じることができます。今日も「一年の計は元旦にあり」という気持ちになりました。

さて支部長の挨拶は毎年、感心させてもらっていますが、今年も良い話を聞かせてもらいました。

「世界は心で動いている」、そして「言葉を大切にしよう」という教えです。世界は指導者が動かしているように思いますが、本当は私達の心で動かしているのです。心で思った方向に世界は動きますから、自分の心に従った行動を取ることが大切なのです。

そして言葉は力を持っています。明るい言葉を発すれば明るくなりますし、強い言葉を使っていると強くなります。暗い言葉を使っていると暗い生き方に導かれますし、弱い言葉を使うなら弱い毎日を過ごすことになります。

言葉が力を持っていますから、明るくて強い言葉を使って、そのような生き方をしたいものです。

そして事例を紹介してくれました。19歳の男性は仕事がなく、毎日、酒を飲む日々が続いていました。その日も酒に酔っぱらって母親が待つ家に戻りました。お母さんは遅く帰って来た息子に「今日も遅かったね」、続けて「あまり飲みすぎないようにね」と声をかけました。その言葉を聞いた息子は酔っていたこともあり、カッとして母親を足で蹴飛ばしました。

そのまま寝た息子ですが、朝方になり隣の部屋から小さな声が聞こえてきたので、障子を少し開けてみると母親が神様にお祈りしていたのです。「神様、私はどうなっても構いません。ですが息子は優しい子なのです。昔のような優しい子に戻して下さい。私はどうなっても構いませんから、息子を守って欲しいのです」とお願いをしているのです。

自分のことを恨むでもなく怒るでもなく、将来を心配してくれる母親に対して、「こんな生活をしていては申し訳ない」と思い、気持ちを一新し、翌日から仕事に励むようになり、立派な会社を興したのです。

母親の言葉によって心掛けを変え、その生き方を変えた事例です。言葉の強い力を感じますし、母親の心から発した言葉が息子の心を変えたことが分かります。

言葉によって人の生き方を変えてしまうことがあります。相手のことを想う心を持ち、言葉にしたいものです。

僕からの挨拶の主旨は次の通りです。

新年あけましておめでとうございます。皆さんと共に迎えられた新年です。どうか今年もよろしくお願い申し上げます。

さて平成27年は和歌山県にとって飛躍の年になりました。春の高野山開創1200年祭は全国に和歌山県と高野山の存在をアピールし多くの方に来てもらえました。そして秋の紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会の成功と総合優勝は自信になりました。12月に入ってから国連において11月5日を世界津波の日として認定を受け、これも和歌山県から発信したものが世界に認められたのです。そして「みなべ・田辺の梅システム」が世界農業遺産に認定されました。このように和歌山県として大きな動きを行った一年となりました。

中でも平成19年に和歌山県での国体開催が決定してから、平成27年の開催年を目指した県土づくりをしていたことから、現在は大きな目標を失くしているような状態にあります。国体開催は、スポーツ振興はもとより道路や観光にも影響を与えたものですが、それに代わるものを示す必要があると思っています。幸い、和歌山市内においては中心市街地の再開発の計画があり、これは2月議会の新政策の議論を踏まえた後に提案できることになると思いますから、ポスト国体の動きとして期待して欲しいと思います。

その中で貴志川線への平成28年度から10年間の和歌山県と和歌山市、そして紀の川市からの補助が決定し、この先10年間は存続することが決まりました。三者で約14億円、国からの補助金を入れると約18億円の支援体制を取り、貴志川線を存続させることになりました。地方地鉄道が残ることは動きのあることですから、地域活性化のひとつの姿となります。このような動きのある政策を打ち出していくことにしていますので、次につなげる大切な年である平成28年に期待して欲しいと思っています。

最後に、昨日、明治神宮に参拝をして参りました。大晦日ですが多くの人で賑わっていました。明治神宮には平成28年の新春に際しての明治天皇の言葉が掲げられていました。

その主旨は、言葉に発するに当たっては、自分の心の光を照らさなければならないというものでした。いろいろな解釈ができると思いますが、一つは言葉として発することは、全て自分の心から来たものであるから責任を持たなければならないという意味が考えられます。

他に考えられるのは、自分の心の中の光とは正義の心であり、自分の心に正直に従いなさいということであり、心を清く正しく保つなら言葉も正しいものになるということです。

いずれにしても言葉とは心の中を映すものであって、自分か発した言葉は心であるから責任を持つことと、言葉には力があるので使い方を間違わないようにしたいと思うのです。

平成28年は言葉を大切にしながら、心に正直に従った言葉に基づいた行動をしたいと考えています。皆さんと一緒に言葉を大切にしながら行動を起こせるなら、この地域を変えることができると思います。新しい年も皆さんと共に行動できることに感謝し、引き続いてご指導をお願いして挨拶とさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。

以上の主旨の挨拶をさせていただきました。聞いていただいた皆さんに心から感謝しています。

実家

夕方からは実家に行きました。ゆっくり滞在できるのは久しぶりのことでしたが、午後9時までだったから、結果としてそれほど長くなかったように思います。年末に友人のお肉屋さんで買って用意してくれていたので焼肉にしていただきました。友人からは「美味しいお肉ですから楽しみにしておいて下さい」と話してくれていたのですが、その言葉の通り、とても美味しくいただきました。

お正月の実家は不思議です。時間がゆっくりと留まっているようで、でも流れるように早く過ぎ去るようで、どちらか時間の流れなのか分からなくなります。お肉も野菜もごはんも、食べきれない程の量を用意してくれていて、「おかわりは」は聞いてくれるのですが、お腹いっぱいで全部食べることができませんでした。焼いてもらって残すともったいないのですが、日頃から時間が足りないことを知っているので、栄養になるようにと食べさせてくれようとしているのです。量が多いもう一つの理由は、多分、高校生の時に食べた食事の量を覚えているので、それと同等の量を買って用意してくれているように思います。

無理をして食べるのですが、やっぱり全部食べきれないので寂しい思いをさせたかも知れません。

食事後も「抹茶は」、「お茶は」と聞いてくれるのは、お正月ぐらいは少しでもゆっくりしてもらおうと思っていることが伝わってきます。やっぱり、ゆったりとした時間を楽しみながらも、思っていたよりも早く時間が過ぎていることに気づきます。こうして暖かくてゆったりとした元旦を終えました。