活動報告・レポート
2015年12月24日(木)
経営改善
経営改善

経営者と懇談する時間をいただきました。経営者にはオーナーとオーナーから会社経営を任されている社長があります。上場企業では経営を任されている経営の専門家が社長になり経営をしていますが、和歌山市内の比較的規模の小さな会社ではオーナーが社長に就くことが多いのです。ただ事業領域を拡大していくに際して別の会社を作り、経営を任せるケースがあります。

この場合の経営状況について話を聞かせてもらいました。この場合、社長といっても給与の支給を受ける場合があります。年俸制で利益に関係なく固定給の場合が多いようですが、問題が発生することがあります。経営者でありながら利益を出さなくても給与の支払いを受けているので事業の黒字化を怠ることがあるのです。

毎月、赤字で推移しても改善する姿勢を見せない社長もいるようで、オーナーとして実績を上げるよう話し合いをしているようです。その方法は、支出の実績を見直して経費を削減すること、自らを含めて人件費を削減すること、そして売り上げを増やす工夫をすることです。いずれかの方法を講じ赤字からの脱却をしなければ会社は継続することはできはません。

オーナー経営者でない場合、固定給なのでこの意識が薄くなる傾向があり、12月を迎えても今年一年間の経営実績の分析をしていないこともあるようです。

オーナーからは年明けの1月に社長と経営の改善について話し合うことにし、その結果をミーティングの場で従業員に周知することにしたようです。これは能力も関係していると思いますが、利益を上げるという意識の差が出ている事例だと思います。一般的に人は自分のものは大事にしますが、他人所有のものは大事に扱わない傾向があります。

会社も同じとは言いませんが、オーナーの意識と雇用されている社長の意識には、少し差があることも考えられます。尤も上場企業の場合は株主に経営状況を報告する必要があるため売り上げや利益は最優先で経営しているのですが、株主がオーナー一人で、しかも顔見知りの場合は利益を上げるという意識が緩んでいることがあるようです。

今日懇談したこの会社の場合、12月実績の数字が出た時に改善について話し合い、年度末までの三か月で改善していくと聞かせてもらいました。

出資している人にとって会社経営は道楽ではありませんから利益を上げることが最も重要なことになります。オーナーは現場を任している社長にも同じような経営者意識を持っての会社運営を望んでいます。経営に関する意識と経営者としての考え方に触れることができました。

訪問活動

祝日明けの今日、訪問した先の皆さんにはお忙しい中にも関わらず対応していただいたことに感謝しています。一年の過ぎていく速さに驚いていますが、皆さんのご支援があって今年の活動がありますから心から感謝しています。多くの方々から支えられていることを嬉しく、そして頼もしく思っていますし、励ましてくれる皆さんに心からお礼申し上げます。

今日はクリスマスイヴ、明日はクリスマスを迎えます。街は慌ただしい空気が満ちていて、それは人々が活動しようとする活力の空気と一致しているように感じます。たくさんの笑顔に満ちて活力があるところには動きがありますから、今日の活動において、その動きの気配を感じ取ることができています。街の気温は寒いけれども、人の気持ちの温かさを感じられる一日となりました。

今日お会いできた方を始め、お世話になっている皆さんに感謝しています。早いもので今年もあと一週間となりました。出来事の全てのことに意味があり、それがどんなことであっても良い思い出に変わることを祈っています。