建設委員会が開催されました。主な議題は都市政策について、都市の再生に関しては外縁部の拡大を止めることで市街地の再開発により都市機能を集約し、まちなかに居住を誘導することが重要だという認識を聞かせてもらいました。なお和歌山市では立地適正化計画の策定を進めていますが、県として県内各市町の立地適正化計画の支援を行うことにしています。
この和歌山市の郊外抑制に関しての議論が交わされました。
和歌山市が市街化区域と市街化調整区域を設定したのは、昭和46年の都市計画法に基づいてのことです。市街地化調整区域とは市街化を抑制し市街化区域としての都市機能を維持し高めるための施策に基づいたものです。そのため無秩序な市街地拡大を抑え中心市街地に居住を促進することを目的としています。
ところが平成12年に都市計画法の一部改正があり、地方自治体の裁量によって緩和できることになりました。和歌山市では平成13年に和歌山インターチェンジや国道24号線沿いなど一部緩和を行い、平成17年の改正においては鉄道駅周辺などの緩和措置を講じています。そのため平成17年以降、急速に市街化調整区域の開発が進んでいます。このことが和歌山市としての都市の拡散と空洞化、土地価格の下落などが発生しています。
都市が拡散していることから今後、和歌山市の都市機能の維持を図るために今回、郊外の開発の抑制を目指しているところです。この件に関しては多くの意見がありますから引き続いて議論を行うことにしています。
高速道路に関してですが、平成27年12月2日にすさみ串本道路の事業着手式が執り行われました。紀伊半島一周高速道路の早期実現に向けて、この道路の早期完成と残りの区間の事業化を目指すことにしています。また有田と南紀田辺間の4車線化と和歌山南スマートインターチェンジの早期完成を国に働きかけて目指すことにしています。
合わせて、京奈自動車道の岩出根来インターチェンジと和歌山ジャンクション間、第二阪和国道の平井ランプと淡輪ランプ間の開通に関しても、平成28年度の早い時期の供用を国に求めていくことを確認しました。
なお、建設委員会からの意見書として「河川堤防の強化を進めるために必要な財源の確保を求める意見書」を提出し、全会一致で可決されました。本会議を経て、可決された後に国に対して意見書の提出を行うことにしています。
その後、建設委員会の意見交換会が開催されました。建設委員と当局の方々との意見交換会の前に挨拶の機会をいただきました。
今日の委員会では活発な議論を交わすことが出来ました。ありがとうございました。建設委員会では、今回の本会議や委員会で議論を交わしたように、高速道路の更なる延伸や都市の再開発など都市計画の課題などがあります。これらの課題に挑戦する委員会はやりがいがあり、また日の当たる委員会なので花形だと思っています。
委員会で富安委員の発言にありましたように、紀伊半島一周高速道路の標となるすさみ、串本道路の記念式典が串本町で執り行われました。和歌山県にとって念願だった紀伊半島一周高速道路が現実味を帯びてきたことを感じています。将来、完成した時、「あの時の取り組みが今日に繋がっている」と振り返ることができると思います。そんな県土の課題に関われている委員会で活動できていることを嬉しく思うと共に、県土づくりを実行としているという誇りと責任を感じているところです。
最後になります。今年一年、皆さんに感謝申し上げ、来年も私達の活動が県土発展につながるものだと思っていますから、引き続きよろしくお願いいたします。
ライスオンズクラブ主催のフェイスブック勉強会があり、閉会の挨拶をさせてもらいました。クラブの活動などに関する情報を共有するためにフェイスブックをライオンズクラブとしてフェイスブックを利用していますが、より利用促進のために定期的に勉強会を開催しているものです。
閉会の挨拶の主旨は次の通りです。
皆さん、お疲れ様でした。今日の勉強会でフェイスブックの活用方法や他クラブの情報入手方法が理解できたと思います。これを機会ご自身の情報を発信してくれたら有り難いと思っています。私達のライオンズクラブの情報は常に発信されていますから、それをキャッチして自クラブの活動に取り入れるなど領域が広がることと思います。
さて、和歌山市内のライオンズクラブとして和歌山市に対して枝垂れ桜の寄贈を行うことになりました。今週、金曜日の午前11時30分からですが、その様子は早速、フェイスブックにアップしますので、初めてフェイスブックに参加された方も、是非、金曜日の除幕式の掲載に対して「いいね」と反応して欲しいと思います。
そして今日のメンバーがお互いにフェイスブックで「友達」になり、交流が広がることを期待しています。今日の勉強会が参加していただいた皆さんの今後の活動のお役に立つことを期待して挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
- 丹波篠山の観光施策に関して話を聞かせてもらいました。篠山城跡をバスの駐車場にしてまちなかを散策できるようにしているようです。また丹波の黒豆や栗が名産で、高級品として取り扱われています。のちなかへの誘導や付加価値の高い名産品のあり方について教えてもらいました。
- 水産業の専門家と懇談し、今後の事業の可能性について話を聞かせてもらいました。以前と比べて養殖の魚の品質が上がっているので、魚によっては天然ものと遜色がない価格で取引されているようです。味も良くて色も良い養殖魚の加工についても教えてもらいました。