一般質問も三日目を迎えました。紀の国わかやま大会の総括や学力向上問題などの議論が交わされました。
またスポーツ振興議員連盟の会合があり、紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会の結果報告と競技レベルを維持する対策などについて議論を交わしました。国体開催県となった年は総合優勝するのですが、それ以降の成績が下降していくことが多いので、和歌山県はそうならないように、せめて全国で10番台の成績を保てるレベルを維持することを目指すことを話し合いました。
岩手県開催の国体から、和歌山県の競技レベルとスポーツ振興の実力が試されることになります。
平成19年に県議会で決議して動き出した紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会を目指した和歌山県。長期目標を達成し終えたことから、平成28年度から新しい目標を掲げる必要があります。ただ、地元開催国体ほどの目標を直ちに見つけることはできないので、各市町でできること考えることが必要です。
例えば白浜町は観光産業の街です。全国の方から観光に来てもらうための売り物は、世界遺産とジオパークと国立公園の三点セットです。この三つが揃っている観光地は多くはありません。そこにパンダ7頭と温泉があります。見所がありますし特徴的な食も良いのです。海からの恵みとして近大マグロ、クエ、ウツボもあります。ウツボは食べさせてもらえるお店は他に知りませんが、とても美味しいということです。望海というお店だそうですが、白浜の食を味わいたいと思いました。
更にナギサビールの新しい工場が完成し、見学も受け入れてくれるようです。田辺市で製造しているワインや上富田町のお米と水を使った日本酒もあり、お酒も堪能できる観光地が白浜町なのです。
温泉、パンダ、世界遺産とジオパーク、クエやウツボ、地ビールもある、日本を代表する観光地が白浜町です。そんな白浜町でも待ちの姿勢ではお客さんが来てくれません。大阪や名古屋、東京などへの観光PRに赴いています。
さらに白浜町に関して凄いことを知りました。白良浜とワイキキビーチが姉妹ビーチの締結をしていて、白浜町とホノルル市が姉妹都市提携をしているのです。世界の観光地であるホノルルが白浜町と観光に関する姉妹都市提携をしているのですが、ホノルル市が観光地としての実力を認めているということです。
初めて白浜町を訪れた時のことを思い出しました。ホテルの窓から見た白良浜はワイキキビーチのようだと思ったものです。勿論、当時はワイキキビーチに行ったことはありませんが、何故か似ていると思ったものです。三日月のように婉曲したビーチと白い砂浜、外国の観光地に勝るとも劣らない光景に感動したことを思い出しました。
このホノルル市と白浜町の姉妹都市提携は観光地としての凄い事実で、日本中に知らせたいと思います。
ところで鹿児島県の城山観光ホテルには中国人観光客が大勢いました。フロントで観察していると、フロア担当の人が中国語で見事に対応していました。中国人観光客の旅行バッグは中国語で書かれた立札のところに集められています。中国人観光客の誘客と対応が確立されていることが分かります。中国語が話せる人材も育成しているなど、鹿児島県は観光地として高い実力を持っていることが分かります。
白浜町にも中国人観光客がたくさん訪れています。ただ、まだまだインバウンド対応は発展途上だと思います。中国語の表示、中国語が話せる人材の育成、相手国の文化を知ることなど、やるべきことがあります。白浜町は高いレベルの観光地であって欲しいと思いますから、観光地としての実力を更に高めてくれることを期待しています。
和歌山県に白浜町がある。そのことが和歌山県の観光地としての地位を高めてくれているように思います。