活動報告・レポート
2015年12月8日(火)
一般質問
開発規制

和歌山県が検討している市街地以外の地域の開発を抑制することに関して、宅建事業者と話し合いました。郊外の開発抑制に関しては賛否がありますが、反対が上回っているようです。ただ「現段階で抑制することには反対」という意見であり、和歌山市が人口減少と都市の分散により賑わいが失われることや、行政コスト増大による行政サービスの低下を理解していますから、将来的に抑制することは机上論としては理解しています。

現実問題として、土地開発を事業にしている人にとっては仕事が減少する深刻な問題なので反対意見や慎重な意見が出されているのです。

将来の和歌山市のあり方についして話をするとお互いに理解できるのですが、団体や組織になるとそうはいかなくなることがあります。

この問題は関係者にとって大きなものなので、1年程度を掛けて周知することが望ましいと思います。急な発信は誤解が生じ、問題を抱えたままで不満が残りますから、緩やかな変化が好ましいと思います。1年かけて郊外抑制の政策について周知を図り、5年後、その時の社会環境の変化を見て見直しを図るなどの柔軟性も必要だと思います。

住宅と商業施設は中心市街地に配置し、工場や物流基地は郊外で受け入れることが好ましいと考えています。人によって意見は異なりますが、現在と将来の和歌山市のあり方を話し合い、そこから結論を導きたいと思います。和歌山市は現在よりも確実に人口が減少し、商業も含めて事業形態が大きく変わっていく入口に私達は立っています。

人口動態や土地の需給バランスを見ながら、適切な措置を講じることが必要な時期になっていることは事実です。都市政策と農地転用に関しては、引き続き議論を交わしながら結論を出したいと考えています。

一般質問

今日が一般質問の初日です。3人の議員が登壇し、教育問題や新しい政策などに関する議論が交わされました。来年の和歌山県のあり方の議論は参考になるものでした。また明日は10時から一人目として一般質問に立つ予定です。

皆さんからのご声援をお願いいたします。それに伴い、平成27年12月定例会での一般質問を通告しています。明日は以下の内容に関する質疑を交わすことにしています。

  1. 貴志川線への支援について
    • 国会の支援による和歌山電鐵の経営の見通しについて
  2. 海洋再生可能エネルギーについて
    • 海流発電に関しての現状と事業推進の見通しについて
  3. 和歌山市中心市街地の再生について
  4. 県内中小企業向けの金融について
    • 県信用保証協会の保証実績の減少要因について
    • 県信用保証協会の積極的活用について
  5. ペットとの共生社会の実現について
    • ペットを伴った避難訓練について
    • 「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」に基づいた県の取り組み事例と今後の活動について
    • 地方創生の取り組みとしての「ペットとの共生社会実現」について
障がい者雇用

障がい者雇用に関して受け入れたい旨の話を聞かせてもらいました。この方の父親が障がいを抱えていたことがあり、父への思いがあったことで事業が軌道に乗った現在、障がい者の方のため作業所を立ち上げています。「社会に出る皆さんの雇用を図れるように頑張りたい」と話してくれました。