活動報告・レポート
2015年12月7日(月)
ガバナー諮問委員会
ガバナー諮問委員会

ライオンズクラブ335B地区のガバナー諮問委員会を招集し、各委員会と各クラブからの報告と当局からの提案に対する決議を行ったこと。提案した決議事項はすべて承認されたことに感謝しています。

本諮問委員会を招集し集まってくれたことに関して冒頭に挨拶を行いました。

みなさん、こんにちは。年末のお忙しい中、お集まりいただき感謝申し上げます。本年度二回目のガバナー諮問委員会を開催させていただきます。本年度も活動の半分が過ぎ、上半期を締めくくり後半戦に挑む時期になりました。私からは皆さんへお礼を中心に挨拶させていただきます。

まず紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会に協力していただいたことに対するお礼です。本日、県知事からの各クラブに対するお礼状と記念品を預かってきました。私達は物心両面から協力し、国体では総合優勝を果たすなど成果を上げたことの大切な一部分を担えたと思っています。会場でのボランティア参加、寄付金、チャリティコンペや記念式典での協賛依頼、国体向けのタオルの作成など、大きな支援ができたと考えています。

この活動は本年度の「ライオンズよ、街へでよう」の取り組みの柱となるもので、国体と大会に協力することで和歌山県におけるライオンズクラブの知名度は向上できたものと思っています。

そしてライフジャケット推進事業に対するお礼です。南海トラフの大地震に伴う津波危険地域に暮らす和歌山県の子ども達に対してライフジャケットを配布しようと中村ガバナーが推奨し、11月3日に、中村ガバナーから県知事と湯浅幼稚園に対してライフジャケットを寄贈しました。これが第一弾で、続いて11月21日には田辺市立正幼稚園に対してもライフジャケットを寄贈しました。ライフジャケット推進事業に関しては、和歌山県知事との協定に基づいて、県下で危険とされる地域の幼稚園と保育園の子ども達にライフジャケットを寄贈していくことにしています。皆さん協力を得て、和歌山県内から子ども達の命を守る取り組みを実行できていることにお礼申し上げます。

私達の所属している335B地区全体で集めた金額は、約1220万円で、1ゾーンでは約150万円、2ゾーンでは81万円の協力をしていただきました。合計で約230万円となり、地区全体の約20パーセント弱を占めることになりました。5分の1が和歌山県の1と2ゾーンで集めてくれたことに対して深くお礼申し上げると共に、この活動に取り組め成果を上げたことに誇りを感じています。

和歌山県が提唱しわが国で11月5日は津波防災の日と定められていますが、先日、国連が世界の津波防災の日として認めてくれることになりました。和歌山県の稲村の火の物語が津波防災の日の由来ですから、世界に津波から命を守ることを発信できていることは嬉しいことですし、その年に和歌山県の子ども達の命を守るライフジャケット推進事業に直接関われていることに誇りを感じています。

この先も和歌山県の子ども達へのライフジャケット推進事業の取り組みを行うことになると思いますが、その先駆けとなる本年度に皆さんの協力を得て実行できたことにお礼を申し上げます。

その他、和歌山城の観光案内所への枝垂桜の寄贈も含めて、和歌山県知事や和歌山市長に強くライオンズクラブの存在をPRできていると思っています。上半期に目指したものは、ライオンスラブの知名度を高めることとライフジャケット推進事業でしたが、共に大きな成果を上げることができたものと思っています。

残された半年もこの活動を土台として、地域社会に貢献できるようにしたいと考えています。本日は1ゾーンと2ゾーン合同のガバナー諮問委員会となります。今回の担当を1ゾーンが受け持たせていただきますので、代表して挨拶をさせてもらいました。

諮問委員会とそれに続く懇親会を予定していますので、最後までおつきあいのほど、お願い申し上げて挨拶といたします。本日はありがとうございます。

議事の中で、報告と討議事項について、私からは来年度の第二副地区ガバナー推薦の件と地区ガバナー公式訪問合同例会の収支報告とアースデーについては討議事項として提案し、それぞれ承認をしてもらいました。

閉会の挨拶の主旨は次の通りです。

下半期で課題となることが確実なのは正会員の増強と家族会員のあり方をどうするかです。既に山田国際会長の意向が分かっており、家族会員については継続しそうな感じがしますが、各クラブからの意見をお聞きして、9リジョンとしてキャビネットに提言したいと考えています。またフェイスブックを活用した情報発信や学校における薬物乱用防止の取り組みを実施することも議論していただきました。これらの課題に取り組むことを下半期は意識して欲しいと思います。

そして、もし私達の地域から第二副地区ガバナーを送り出すことができた場合、実に34年振りのことですから和歌山県におけるライオンズクラブの活動に弾みが付きますし、活動を盛り上げることによって存在意義が増してきます。新年度に第二副地区ガバナーが誕生すると、ライオンズクラブ国際協会が発足してから101周年の年に和歌山県から地区ガバナーを誕生させることになります。これは私達にとって喜ばしいことであり、活動に弾みがつくことは間違いありません。私達の力で第二副地区ガバナーを誕生させたいと思っていますので、皆さんからご支援をお願いいたします。

最後に、和歌山県の話題をひとつ紹介します。和歌山県串本町を舞台とした「海難1980」が12月5日に公開されました。観に行った方の感想を聞くと、全ての人が「泣けてきました」という感想をお持ちでした。日本とトルコとの友情の物語であり、エルトゥールル号の遭難の時に串本町、当時の串本村の村民が難破したトルコ人を助けたことが、後に物語へとつながるのです。イラクのフセイン大統領によるテヘラン空港の閉鎖予告に対して、日本政府は救助の飛行機を飛ばしませんでした。絶望の中に置かれたテヘラン空港に残された日本人を助けたのはトルコ航空であり、トルコの人々でした。その時、日本人は「何故、トルコの人が私達を助けてくれたのか」分かりませんでした。危機に面した日本人を助けたくれたのは、かつて串本村の人々がトルコの人を助けた歴史があったからです。

この和歌山県を舞台とした映画を皆さんにも鑑賞して欲しいと思います。この映画は支援する人の力によって制作と上映が実現したものです。私達のライフジャケット推進事業と似ていると思いますので、この映画の支援もお願いしておきます。

以上を報告させていただき閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。

懇親会で皆さんと意見交換を行いました。

  • 「『海難1980』の説明は良かったです。ライオンズクラブとして希望者にチケットを斡旋して欲しいと思います。和歌山県を舞台にした映画に協力をすることも私達がすべきことだと思いました」と、感想を聞かせてもらいました。閉会の挨拶で「海難1980」触れたことから話が発展していきました。話題提供することで話が発展していくことを嬉しく思いました。
  • 「和歌山県から地区ガバナーを出すことに関して疑問がありましたが、片桐さんの説明を聞いて納得し、応援しようと思っています。片桐さんが話してくれた『和歌山県での活動を更に発展させるためには、和歌山県から地区ガバナーを出すことが必要だと思います』という説明で輩出することは大事だ、そう思いました。もし片桐さんからの説明がなければ、心からの応援になっていなかったと思います」と話してくれました。話の内容によって賛同を得られたら同意してくれるのです。とても嬉しい話を聞かせてもらいました。

皆さんと一緒に過ごした時間を大切に思いながら、私達のゾーンの活動の最高の決議機関であるガバナー諮問委員会を終えました。

その他
  • 金融機関訪問し、中小企業金融に関して話し合いました。地方銀行は地元の中小企業を成長させることもその役割です。県信用保証協会とも話し合っているので、地元企業を支援してくれることを依頼しました。
  • こころの医療センターと連携できるかどうか関して打ち合わせを行いました。雇用が生じるものであれば、受け皿として活用したいと考えています。
  • 人とペットとの共生社会について、他の県の取り組みが進んでいると感じるところがあります。和歌山県は命を大切にしてきた県ですから、他の県に負けないようにしたいと考えています。やる気と熱意が現状突破の道です。閉じ込められた枠を超える力を持つことが突破する力になります。人と動物が幸せな社会を築くことができるかどうかはこの議会に掛かっていると思っています。