紀の国わかやま国体に合わせて和歌山市内では新しい道路が次々に開通し、自動車の利便性が高まっています。市民の一人として有り難いことですが、それに伴う新しい交通問題も発生していることから、たくさんの要望を受けています。
通学路に広い道路が交差することになり、通学路の安全性確保の対策を実施する必要が生じていること。特に小学校低学年の生徒は広い交差点に慣れていないことから戸惑いがあり、朝の通勤時間帯はドライバーも急いでいることから横断報道を渡りにくい場合もあるようです。
幹線道路が開通することによって車の流れが大きく変わります。幹線道路を利用するドライバーが増えることから、幹線道路が交差する地点に流入する車の量が大幅に増加しています。そのため従来通りの信号では渋滞が発生する区域が出ています。交差点付近の渋滞、幹線道路と生活道路が交差する道路が渋滞することにより進入が難しいこと、などの問題が発生しています。
このように道路環境が変化すると、歩行者の安全確保の問題と渋滞対策が発生しています。道路が開通することは歓迎すべきことですがそれに伴う対応が必要で、警察本部の皆さんは協議をして、見えないところで大変なご苦労をされています。例えば信号が赤から青に変わる時間を数秒変更するだけでも、現場調査とシミュレーションなどが必要となり簡単に変更することはできません。
また一方の交通をスムーズに運行するように変更した場合、もう一方の道路が渋滞するようではいけません。数秒の変更が交通渋滞を解消させ、従来の道路が信号時間の変更による影響を極力抑えるための対応をしてくれることがありますが、それはプロの技術だと思います。プロの仕事は巧み過ぎて見えないことが多いのですが、この仕事もプロの仕事だと思います。
そして新しく開通した道路のこれらの問題箇所に関して道路事情を改善していただきました。一つの交差点の問題を改善する場合、そこだけではなくて前後の関連する交差点の道路事情も検討する必要がありますから時間を要しますが、安全でスムーズな道路運行になるよう配慮していただきました。関係者の方々に心から感謝しています。
県内中小企業に対する融資支援の問題やペットとの共生社会、和歌山市中心市街地の活性化などの質疑について打ち合わせを行いました。和歌山県は中小企業の比率が99.9パーセントですから、これらの企業が元気になることが地域経済を支えることになりますし、雇用の安定にもつながります。和歌山県と和歌山県信用保証協会、金融機関が連携して資金需要に応えて欲しいと思っています。またペットとの共生社会を推進する県として、和歌山県が先進県となって欲しいと考えています。先進県となれるような提言をしたいと考えています。
和歌山市の中心市街地を活性化するためには、居住や商業施設などを配置したコンパクトシティ化を目指す必要があります。一方郊外は核となる地点を元に地域特性に応じた工場や物流施設の誘致などによって活性化が図れることが理想だと考えています。
中心市街地の活性化と郊外のあり方について議論を深めたいと思っています。
和歌山市のコミュニティエフエムであるエフエム和歌山の懇親会に参加しました。役員やパーソナリティの皆さんとの交流を深める事ができた楽しい会となりました。平成27年は和歌山市選出の和歌山県議会議員も番組に出演させていただくなど、大変お世話になっています。平成28年度も和歌山市の元気の素になるような番組作りと情報発信に期待しています。
懇親会冒頭の挨拶の要旨は次の通りです。
こんばんは。今年も楽しい季節がやってきました。そしてエフエム和歌山の懇親会に参加できたことを嬉しく思っています。さて今年は和歌山県にとって大きな出来事がありました。放送でも協力してもらった、紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会の開催と、総合優勝など成功を収めたこと。4月の統一地方選挙で新しい県議会の形が作られたことなどがありました。それらの出来事のお蔭で、県議会議員の番組を作っていただきました。毎月二人の県会議員がスタジオにお邪魔をして番組に参加してもらっています。
平成28年2月で一巡目が終わりますから、二巡目についても、もし人気があれば続けてくれることを願っています。身近な県議会になるように親しみやすい番組作りにしていきたいと思っています。
また来年はエフエム和歌山にとって新しい枠組みを作りたいと、先ほど理事長と話し合ったばかりです。今話したばかりの企画なので実現するかどうか分かりませんが、良い企画は実行に移せるようにしたいと考えています。
平成27年もお世話になりました。これから訪れる平成28年も皆さんと元気な和歌山を作っていきたいと考えていますので、何卒、よろしくお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。