平成27年12月県議会定例会が開会しました。三期目に当選させてもらってから6月、9月と経験して、早いもので今年最後の定例会となります。今回は一般質問で本会議に登壇する予定にしています。一般質問の予定している項目を以下に記載します。
- 貴志川線への支援について
- 海洋再生可能エネルギーについて
- 和歌山市中心市街地の再生について
- 県内企業向けの金融政策について
- ペットとの共生社会の実現について
何点か一般質問項目を考えていましたが、最終的にこれらの和歌山県の課題について当局と議論を交わすことにしました。今年最後の議会に挑みますので、皆さんからの応援をお願いいたします。
また補正予算案として、貴志川線存続支援として4億5,466万円が提案されました。平成28年度から10年間、和歌山県として最大4億5,466万円の支援をすることを議論します。支援対象となるのは老朽化した設備を整備する費用で、レールやマクラギ、踏切保安設備などの更新や修繕となります。
なお、和歌山市は5億1,561万円、紀の川市は2億7,763万円の支援を議会に提案しています。和歌山県と和歌山市、そして紀の川市の総支援額の最大は12億4,790万円となり、議会承認をした場合、平成28年度から10年間支援を継続することになります。
平成28年度の和歌山県新政策と予算方針の説明会がありました。紀の国わかやま国体終了後の元気な和歌山県を創るための新政策の説明を受けて、以下の要望を行いました。
木質バイオマス発電の実現に向けた取り組みを進めること。全国では木質バイオマス発電の立地が進みつつありますが、県内では計画はあるものの実現していません。木の国和歌山県ですから、他の県に先駆けた取り組みが必要です。進出を希望する企業に対して早期対応をしないことには他県で立地を進めることになります。
計画があってもなかなかその計画を実行しない企業ではなくて、実行力のある企業に対する協力をして下さい。
インバウンド政策について。折角、中国からの観光客が増加しているにも関わらず、爆買までつながっていません。外国人観光客の購買力を和歌山県にも効果があるような取組が必要です。中国の人は銀聯カードを所有していることから、銀聯カードの拠点を設置するための取り組みを希望します。
また白浜空港へのLCC誘致による和歌山県全体のインバウンドの取り組みが必要です。単に観光コーディネーターを置くだけでは全体的なインバウンドにつながりません。白浜空港へのLCC誘致と、民間資本による外国人向けの別荘やホテルの設置も合わせて検討して下さい。
和歌山県立医科大学に薬学部を設置することに関して。大学との意思疎通が図れていない中、計画を進めているように思います。医局の意向の確認と、全国の薬学部の受験状況や定員割れがないかどうか、偏差値のレベルをどの程度にもっていくのかなど調査すべき課題がありますから検討して下さい。
通学路の安全確保について。新しい道路が完成することによって通学路の環境が変化しています。慣れない広い道路を横断する生徒のための安全確保が必要です。新しい道路が開通した箇所における通学路の安全確保の問題を検討して下さい。
県民運動について。和歌山県民歌がジョイサウンドのカラオケで配信されることになりました。和歌山県で盛り上がったのはあいさつ運動や花いっぱい運動だけではありません。県民歌も広く浸透し県民の方々が親しみを持ってくれたと思います。カラオケ配信は絶好の機会なので県民運動の一つに加え取り組んで下さい。
2019年に開催されるラグビーワールドカップへの参画を検討して下さい。東大阪市も会場となりますからキャンプや試合に向けた調整の会場として和歌山県は適地となります。またスポーツ選手に対する梅の効用をアピールして県産業の振興につなげて欲しいと思います。スポーツドリンクや栄養ドリンクに梅を取り入れ、提供するなどの対応をお願いします。
小学生の英語力の向上について。他府県での英語教育に接する度に、和歌山県の英語教育の弱さを感じます。インターナショナルスクールでは小学生が当たり前に英語を話しています。時には大人でも聞き取れないような英語での会話をしているように、英語力を身に着けるための教育を実施しています。和歌山県では公立学校での英語教育を真剣に進めると共に、和歌山市内で廃止する小学校跡地へのインターナショナルスクールの誘致も含めて検討して下さい。やがて和歌山県の子ども達は、大学や社会人になった時、全国で英語力を身に着けた生徒と戦うことになります。英語という武器を持たないで戦うことはできません。
和歌山市役所で地元産品の販売が行われました。販売者は和歌山市内の障がい者施設の皆さんで、訪問すると大変喜んでくれました。一所懸命に作ったお菓子や野菜、アクセサリーなどが販売されていました。日頃からこれらの取り組みを支援していますが、本日も協力させてもらいました。懸命に仕事をしている皆さんと接することで、元気とやる気をいただきます。訪問した時に皆さんが明るく接してくれることは嬉しいことです。
秋の叙勲を受賞したKさんのお祝いの会を開催しました。「このように皆さんからお祝いの会を開催してもらって嬉しく思います。社会奉仕活動をしていなければ、皆さんと出会うこともありませんでしたから、この奉仕団体に入って良かったと思っています」と話してくれました。
良い出会いと良いご縁を大切にする心が受賞につながったと思います。楽しい時間を共有できたことを嬉しく思います。おめでとうごどいます。