ブルネイ王国からヤヤサン高校の生徒が和歌山県に来てくれました。ヤヤサン高校はブルネイの国立高校で、毎年来県してくれているなど和歌山県と交流機会を持ち続けています。毎年、来県した時は和歌山県内を案内しているのですが、初日の今日、和歌山県庁を訪問しました。
ブルネイの生徒たちは「寒い、寒い」の言葉を連発するなど、日本の寒さに慣れないようです。ブルネイの気温と比較すると、日本の中の和歌山県は温暖であっても、生徒からすれば寒い地域ということになります。
食事はイスラム圏なので肉類は食しません。肉料理以外のものを提供する必要がありますが、和歌山県にはハラール食を提供する専門店はないためメニューは苦労することになります。
ヤヤサン高校の先生と生徒は本日から12月6日まで和歌山県に滞在し、熊野古道や白浜町を訪れるプログラムです。そして7日はユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行き、8日に帰国する行程です。
こうしてブルネイと和歌山県が国際交流を続けられていることを嬉しく思いますし、この関係を継続させることが大切だと思います。国際交流はお互いに行き来することで理解が深まりますから、資源国であるブルネイとの良好な関係は将来の発展につながるものと考えています。
「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は、麻薬撲滅を目指す国連決議に基づいた啓発活動のことです。ライオンズクラブでは若者の間に急速に麻薬や覚せい剤の使用が拡大していることを憂慮し、薬物使用を未然に防ぐために青少年を対象として薬物乱用防止を強く呼び掛けています。
そのためライオンズクラブとして、公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターの協力をいただき、薬物乱用防止教育講師認定制度を作っています。これはライオンズ会員が専門的組織から講師を招いて講習を受けて、生徒を指導するのに必要な知識とテクニックを身につけ、実際に学校で薬物乱用防止の教室を行うための資格制度です。
現在、認定講師は1万9,000人を超え、これまでに約3,000校で30万人の生徒に薬物乱用防止を指導しているところです。和歌山県内でも学校に入り生徒への指導を行っていますが、今回はこの活動を知ってもらうために県警察などを訪れ、私達の活動についして説明を行いました。より多くの実践機会を設けることで、麻薬撲滅に少しでもお役に立ちたいと考えています。
長く事業を営んできた先輩と懇談しました。事業は軌道に乗るまで直接目の届く範囲で行うことが大切で、人任せにしていると失敗する恐れがあると話してくれました。現場を大切しなければならないことの教えです。現場がしっかり機能していると利益を生んでくれますが、現場に不透明な動きがあると本部に上がってくる数字と実際との間に差が生じることもあるようです。現場を大切にすることはビジネスマンや政治家にとっても大切な教えです。
和歌山県の課題について話し合いました。若い人が戻ってくるためには企業が必要だということです。県外の大学を卒業した若い人が働きたいと思うような会社の誘致が必要だと意見を述べてくれました。関西であれば戻ってくれる可能性は少ないとしてもありますが、東京に進学すれば大企業ばかりですから、和歌山県に戻って就職するには相当なインセンティブが必要となります。現状ではそんな対策は難しいので、Uターン就職して欲しいところですが「難しいなぁ。何とかしなければ」という話し合いとなりました。
同じように県外進学率が高いことから県内への大学誘致も検討して欲しいという意見がありました。地元に進学することによって地元で就職する機会が増えますから、大切な意見として受け止めています。
和歌山県民社協会の平成27年度総会が開催され出席しました。本年度の活動報告と決算、平成28年度の活動方針と予算案、役員体制が全て可決されました。一足早く、平成28年度がスタートしました。