「仕事のパートナーを探しているところでした」という一言から話が発展しました。交友関係のある会社を友人と一緒に訪ねたところ、「和歌山県内で私達の仕事を手伝ってくれる会社を探しているところです」という話になりました。この会社では和歌山支店を設けて、和歌山市の発展に寄与したいと思ってくれているのですが、協力会社を県外から連れてくるのではなくて、地元で協力事業者を探そうとしていたところでした。丁度、タイミングが良く話は発展しました。
信頼関係が仕事に発展していくことは多々あります。日常の関係を大切にすめることの重みを感じることができました。
インバウンド観光に関して事業者と話し合いました。和歌山市では特に中国からの観光客が多く、観光事業者は仕事が「いっぱい」だと伺いました。和歌山市からの主な観光の行先は、高野山、友ヶ島、和歌山城だそうです。問題はお土産物を買うお店が少ないことだと聞かせてもらいました。せっかく、インバウンドのお客さんが来ているのに、買い物をする場所が少ないので、和歌山市として商機を逃がしているという話です。事業者の取り組みが第一ですが、観光行政として検討して欲しい課題です。
また関西空港に降り立ったインバウンドの観光客は、30分で到着する和歌山市に宿泊することが多くなっているようです。それは大阪市内に向かうよりも近くてホテル料金が安価なことが要因です。このビジネス機会を逃さないようにすべきです。
経営者のKさんと懇談の機会をいただきました。
「長く商売を続けてきたけれど、今までやってこられたのは信用をいただいたことと誠実さがあったからだと思っています。商売での信用とは、儲けを重視するあまり不当な利益を原価に乗せないことと、相手のことを考えたと取引をすることです。20歳代の頃、事業で借金がありました。10年後にすべて返済しましたが、取引先の中に利息を請求してきたところがありました。利息を含めて返済しましたが、返済後はその会社との取引を取り消しました。幸い、私の会社はその後、成長できましたが、その会社はやがて倒産しました。
一方、借金返済に関して黙って立ち直るのを見守ってくれた会社との取引は継続しています。私の会社が成長したことから取引量が拡大し、現在、私の要望に応えるために大きな製造工場を中国に建設して対応してくれています。従業員は300人を超えるなど、その会社も成長し続けています」という話をしてくれました。
取引先の成長に配慮しなければ信用は失われ、配慮すれば信用が築かれることが分かる事例です。「将来は誰にも分からないけれど、現在の人柄から将来が分かることがあります」と言う話を持ち出してくれました。常に将来性を感じてもらえる人でありたいものです。
紫蘭の会を開催しました。約100人の方に集まっていただいて盛大に開催することができました。皆さんに感謝申し上げます。冒頭、挨拶をさせていただきましたので、その主旨を記載します。
こんばんは。第二回目となる紫蘭の会がこのように盛大に開催され、会員のひとりとしてとても嬉しく思っています。第一回目は昨年の同時期に開催していますが、その時、今年4月に実施した統一地方選挙について挨拶をさせていただきました。皆さんからのご支援をいただき、県議会議員として三期目の活動を元気に行っていますので、皆さんに報告させていただきます。
さて紫蘭の会の由来は、先ほど司会者から説明があった通りです。紫蘭は雑草ですが。薄紅のとても綺麗な花を咲かせて私達を楽しませてくれます。しかし根は横へ横へと張り巡らせているように、生きるための強い力を秘めています。
美しさと生命力を持った紫蘭の花は、人とのつながりやお互いを思いやる心、変わらない愛情という花言葉で語られるように、人との関係や生活で大切なことを教えてくれる花だと思います。そんな紫蘭の花の名称を掲げた会合を開催してもらえたことに感謝したいと思います。
さて和歌山県では紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会を終え、総合優勝を果たすことができました。二つの大会の開会式で国歌君が代を斉唱してくれたのが、「ル・ヴェルヴェッツ」の皆さんです。当初、和歌山県で開催する国体と大会なので、県出身の歌手が好ましいという意見もあったのですが、「ル・ヴェルヴェッツ」の歌唱力の凄さを知り、国歌は彼等に任せることになりました。この「ル・ヴェルヴェッツ」を育てているのが今日、お越しの中村泰士先生です。中村先生も紫蘭の会の会員で、第一回目から参加してくれています。
このような凄い方が会員にいてくれることを嬉しく思いますし、紫蘭の会から紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会の国歌斉唱を担ってくれた歌手を輩出していることを誇りに思います。この紫蘭の会が更に発展しますこと、そして皆さんが活躍されますことをお祈りして挨拶とさせていただきます。最後まで楽しく過ごしましょう。ありがとうございます。
約2時間の懇親会は、参加してくれた皆さんとの交流を深めることができ、とても楽しい時間となりました。新しい年につながる会合となりました。参加してくれた皆さんに心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。
追伸。中村泰士先生の思いに心が打たれました。中村先生から「私の歌でなくても、どんな歌でも良いから歌ってくれ」と隣の席で話してくれました。その理由は「私は歌が好きなんや。本当に歌が好きなんや。人の歌を聴くことも好きなんや」ということでした。好きなこと仕事にできている強みと凄みを感じました。この思いが作詞作曲家の中村泰士先生を形作っていると思いました。自分が好きなことを仕事にしているという強みと凄みを持つことが武器になります。