和歌山市内で開催されている作品展が「花誘い」です。今日が最終日になり会場を訪れました。サブタイトルはクリスマスディスプレイ、フラワーアレンジメント作品展なので、会場内はクリスマスの雰囲気が漂っていました。年末の華やかさと共に新年の装いも感じられる作品もあり、一つに囚われない自由な創造力を見ることができました。
作品展はフラワーとテーブルコーディネート、写真や絵画などを組み合わせた、これまで余り見たことがない作品展の装いでした。生徒がテーマである「クリスマス」を表現するために、自分の思うように作品を自由に組み合わせて制作し展示しています。一つの作品からもクリスマスを感じることができますが、全体調和も図れていて会場にいることが今年のクリスマスを体験しているような気持にさせてくれます。物語の中に入れることは楽しいことですが、物語の世界の中に存在できることも楽しいことです。
人は年齢と共に季節の中に潜むものを楽しむことを忘れていきます。子どもの頃は当たり前のように周囲にあったクリスマスプレゼント、お年玉、雪、花火、虫の声など生活から消えているものがあります。しかし大人になっても、この世界に入れると楽しいと思います。クリスマスの世界を表現した会場は、そんな「楽しい」が詰まっていました。
ところでこの作品展は三日間、開催されていますが、初日の午前に会場設営をしてから、会場内で作品を制作したことを聞きました。先生は「生徒さんは約2時間で作品を仕上げています」と話してくれましたが、2時間で完成するとは思えないような作品ばかりでした。
普段から練習を重ねていることが当日に展示作品を作り上げることができている要因ですが、その技と美を拝見させていただきました。美しいものに触れると心を豊かにしてくれます。見て美しいと感じる作品を創り上げているのは人ですから、その人の心が作品に表現されていると思います。作品を通じて、作者の心が作品を見る人の心に届けられているのです。完成を高め合えるような作品との会話を楽しみました。
和歌山県串本町を舞台にした映画「海難1890」の公開が近づいてきました。平成27年12月5日封切りですからも期待が高まってきました。和歌山県議会でも支援することにしていますが、日本とトルコの物語、1890年に起きたエルトゥールル号の事件と1985年のテヘラン空港閉鎖の時、トルコ航空で日本人が脱出した物語のつながりが描かれています。
この時間を超えた関係を築いている日本とトルコの物語が映画化されました。和歌山県から発信する受け継がれた想いを映画から感じて欲しいと思います。歴史の中で築いた両国の信頼は現代にも生きています。これからも忘れることなく次の世代に受け継いでいきたい物語です。
和歌山市内の映画館では作品のポスターが貼られ、チラシも配布されています。和歌山県の皆さんには是非とも鑑賞してもらいたい作品ですが、和歌山県外の皆さんにも鑑賞していただき、日本とトルコの時間を超えた友情の物語を知って、語り継いで欲しいと思います。
同じことを二度繰り返したら嘘で、三度繰り返したら思い込みだそうです。同じことを繰り返して話す人は、そのことを思い込んでいますから理論で説明しても納得しません。
同じことを繰り返して言われることが苦痛に思うのは、その人の思い込みによる価値を押し付けられることに付き合わされるからです。もし自分が同じことを三度繰り返して言っているなら、その価値観を他人に強要してはいけません。それは自分の思い込みに過ぎないからです。弁護士から教えてもらった話です。
県議会活動を知ってもらうための方法について協議してくれました。現在発行中の「県議会活動報告」の活用方法や発行時期やスタイルなど意見をいただきました。貴重な時間を割いて集まってくれた皆さんに感謝しています。皆さんの意見を反映させた情報発信に取り組みます。