10月に開催した「miyaソロコンサート」の反省会を行いました。早いものでもう一か月が経過していますが、今でもコンサートの反響を聞かせてもらっています。リクエストや第二回目のコンサートの開催などの要望が来ているのは嬉しいことです。
10月のコンサートに向けて行動を開始したのが1月ですから、実に10か月近くの月日を要したことになります。一つのコンサートを形にするために必要な月日は10か月も要していたことを知り、改めて「miyaさんは凄いコンサートをやり遂げたなあ」と思いました。
曲の選定、振り付け、台本作成、放映用のDVD作成、プログラム制作、歌のレッスン、演出作業、チケットの制作と来場のお願いなど、歌うだけではなくて準備作業も主体的に実施してきたことを知りました。困ったことも大変なこともあったと思いますが、逃げずに全てを自分の責任として取り組んできた姿勢は凄いと思います。来場者に感動を与えたのは、このコンサートに込めた情熱にあったと感じました。
16曲の選曲とレッスンだけでも大変だと思いますが、それ以外の作業も主体的に行ってきたのです。「自分の目指していた夢のソロコンサートだから自分が納得する舞台に仕上げる」という意気込みがが、舞台に現れたのです。
感動のソロコンサートの裏に隠された、真面目で誠実な取り組みを知りました。そしてこのコンサートの結果に関して、「全ての人に感謝する」という気持ちが伝わってきました。この気持ちが参加者に伝わり感動のコンサートとなり、一か月を経た今も余韻を残している要因です。
この次もやろうと思ってくれる人が多いのは、miyaさんが持っている皆さんへの感謝の気持ちと自分がやるという姿勢があるからです。メンバーにmiyaさんの感謝の気持ちが伝わり、次につながる反省会となりました。
そう言えば、シャンソンには秋を感じさせる歌があることを思い出しました。反省会を終えると、街は秋の装いから冬へと向かい始めました。
ナームの会の卓話に出席しました。二か月に一度開催している若い僧侶による卓話の会で、今回は高木住職が講師を担当してくれました。題目は「笑顔の賜物」で、笑顔の大切さを諭してくれました。前回、高木住職の卓話を聞いたのは3年半前でした。当時は若いお坊さんでしたが、「随分成長されているなぁ」と思いました。卓話の主な内容は以下の通りです。
人は生きている限りは安心を求めています。安心とは心が安らかな状態であり、毎日の生活にそれを求めているのです。もし不安を感じているなら、心のあり方を転換し安心を感じるようにすべきです。心の持ち方が日々の生活を支配しているので、心を転換させることが大事なことです。
心が変われば行動が変わりますが、そのことを起行といいます。「安心起行」こそ、日常において心掛けるべきことです。 心の持ち方によって行動が変わりますから、まず心を変えることから始める必要があります。安心の人になれば行動もそのようになります。起行の人になれば結果が違ってきます。「安心起行」を意識して日秀生活を過ごしたいものです。
人が楽しめるように接することが、自分も幸せになる秘訣です。人を悲しませると自分も悲しむような因果が巡ってきますから、人に幸せを与えられる自分になりたいものです。
自分が行ったことは必ず戻ってきますから、善い行いと笑顔で接することを常に意識しておくことです。「和顔愛語」という言葉があります。和やかな笑顔と優しい言葉があれしば、自分も相手も幸せになれると言うことです。幸せになるためには、笑顔と優しい言葉が日常生活において必要な全てのことです。
「和顔愛語」のために実践すべきことは、次のようなことです。
- 優しい目を持つこと。優しい目で人と接すると安らぎを与えることができます。
- 笑顔でいること。笑顔でいるから幸せになれるのです。幸せだから笑顔になるのではありません。順番を間違わないようにしたいものです。
- 優しい言葉を使うこと。心が言葉になって現れますから、心を磨くことで優しい言葉が出てきます。
- 人のために体を使うこと。例えば高齢者が重い荷物を持っている時は助けてあげることなどです。困っている人には心と行動で助けてあげることです。
- 椅子を譲ること。高齢者や子どもなどの社会的弱者に対して思いやりの気持ちを持つことです。驕りは破滅につながります。
- 休憩を与えること。働かせすぎることや命令しすぎることは止めるべきです。休憩時間は心身を休めることになりますから、厳しい態度だけの人はリーダーになれません。
これらのことを実践できれば「和顔愛語」を実践していることになり、幸せが訪れることになります。
良い内容の話を聞かせてもらいました。二つの言葉、「安心起行」と「和顔愛語」を心掛けて実践したいものです。
「安心起行」心に安らぎを持てば、行動が変わることです。
「和顔愛語」和やかな笑顔と優しい言葉があれしば、自分も相手も幸せになれることです。