活動報告・レポート
2015年10月27日(火)
議会報告
紫蘭の会打ち合わせ

平成27年11月に開催を予定している紫蘭の会に関して主催者と打ち合わせを行いました。11月に開催を計画しているところで、約100人が参加してくれる運びとなりました。司会者を交えて進行について確認作業を行いました。紫蘭はしっかりと根を横に張っていく植物です。県会議員としてしっかりと根を張るような活動を期待していると、主催者が名付けてくれた会です。大切な名前をいただいた会ですから、平成28年に向けて弾みをつけたいと考えています。

議会報告

平成27年に社会人となった方を対象に簡単な議会報告を行いました。地方自治のことや議員の活動について知識が少ないことから、身近に感じてもらうことを念頭に置いて話を進めました。

日本は法の支配に基づいた社会ですから、私たちの生活は法律によって守られ、そして縛られています。法律に違反すると罰せられるのは、自分の行為によって社会や他人に迷惑を掛けるからです。法律を作っているのは立法府であり、国民の代表によって選ばれた議員で構成する国会で制定されている法律を実行しているのが国家であり地方自治体です。

日本で生活をしている限り、日本の法律で決められた範囲で生活や仕事をしていることになります。法律を順守することは当然のことですが、法律には解釈の余地が残されています。私たちの行動をガチガチに縛るものではなくて、解釈によって条文の運用の拡大や縮小がなされることがあります。それらは行政の裁量によるもので、案件の背景や社会の環境変化などによって法律の解釈が変化していくことが、社会のおもしろいところです。

社会の変化によって運用が異なることがあるので、私たちの社会は硬直化されたものではなくなっています。ただ基本的な部分は行政が法律を仕事などで適用してルール化しています。議員は行政の立場を取るのではなくて、民間人の意見を聞き、法律の不具合や行政の仕事の問題点などを確認し正していくことが役割です。法律を適用することによって現代社会で不具合が生じている場合、行政と議論を交わし是正していくことが与えられた役割となります。

議員を身近に感じてもらえるなら、それぞれが感じている社会の課題を意見することができますから、解決できる方法を持っていることになります。社会生活をする上で、仕事を遂行する上で有利な立場に立てることがあります。自分たちが応援して議会に送り出している議員ですから、もっと身近に、もっと親しい関係になることで地域社会の環境が整備され、仕事が進展していくことがあります。

価値観を同じくしていることから支援した議員が議会にいるのと、いないのとでは大きな違いがあります。ゼロとイチの違いは大きな違いとなるのです。自分たちの意見を議会で発言してもらえる手段を有しているのと、有していないのとでは、私たちが望んでいる地域社会を実現しようとした時に差が生じるのです。

話を聞いてくれたのは社会人一年生ですから、社会のしくみを知っていくのはこれからのことです。社会経験の少ない新入社員たちは、これから社会や会社の課題に直面していくことになります。そんな時、相談相手になれる存在が議員だと言えます。

ぜひとも議員個人と議会活動に親しみを感じてもらえることを希望しています。

その他
  • 週末に実施する研修会の行程や開催内容に関して主催者と打ち合わせを行いました。楽しくて役に立つ研修会にしたいと考えています。
  • マスターズ競技を和歌山県で実施することに関して話し合いを行いました。確認したところ種々の課題があるので、関係者同士の歩み寄りができるような道筋を作りたいと考えています。
  • 和歌山市内の空き家への対応をしています。先週の議会報告会で意見のあった空き家について、所有者の確認と自らの物件への対応を求めているところです。