活動報告・レポート
2015年10月25日(日)
案件への対応

依頼のあった案件が片付いたことの連絡をいただきました。時間的に早期対応が難しい案件でしたが、関係者の協力を得て短期で対応することができました。依頼者から喜びの言葉を届けてもらえました。多くの案件は、直接、解決の依頼をしてうまく進まなかった場合に相談を受けます。解決への道筋が閉ざされた状態になった時に相談を受けるので、解決するのは簡単ではありません。

ですから案件の解決が図れた時と、感謝の言葉が届いた時の嬉しさは格別です。一つの案件で嬉しさを二度感じることができます。旅行の場合と同じで、実際に現地に行った時と帰って来てからの思い出が残るように、二度楽しめるのと良く似ています。

今回は難しい案件だったので今日のお礼の連絡は嬉しく思います。

ウインズ平阪さんと会う機会がありました。ウインズは和歌山県を拠点として活動しているバンドで、平阪さんはボーカルを担当しています。平成28年に活動を休止しそれぞれがソロ活動に入ると聞きました。いつも全力投球で走ってきたので、少し充電時間をとるようです。ウインズ平阪さんは故郷に拘り、これまでも和歌山県を題材にした歌を歌い続けています。そのため紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会の開会式の舞台に立ち、歓迎ムードを呼び起こしてくれました。和歌山県を代表するシンガーとして認識されていることが分かります。

しかしここに至るまでに長い道のりがあったことを知りました。デビューした当初「キンキのおまけ」という歌を出したことから、和歌山県から受け入れなかった時代があったそうです。今の時代なら、自分の故郷に愛着を持っている故郷応援ソングだと思うのですが、当時は和歌山県を近畿地方のおまけとして歌っていることがあまり歓迎されなかったようです。

30年以上の活動を通じて和歌山県を代表するグループとして認められ、地元開催の国体や大会の舞台に立つことができました。苦労をしてきた結果が評価されたことを心から嬉しく思っています。

そんなウインズの代表曲の一つが「道」です。幼いころから大人になるまで両親に心配を掛けてきた人生を綴った曲です。夢を追い求めた人生は決して人に誇れるような人生ではないけれど、それでも自分の歩いてきた道に誇りを持っていることと、両親に感謝の気持が伝わってきます。自分の道を見失っていないことが誇りであり、これからも自分の道を歩いていくことに誇りを持っていることが伝わってきます。

ウインズの曲を聴くと分かるのですが、すべて人生の応援歌になっています。アメリカ映画がハッピーエンドで終わるように、ウインズの歌は悲しい歌でも、哀愁を歌いあげる歌でも、最後はハッピーな結末を用意しています。「僕たちの歌は楽しい歌でありたい」と話してくれたように、聴く人を励ましてくれるものですし、明日に向かう力を与えてくれるものです。話を聞いているとウインズの歌の魅力はそこにあることが分かりました。

さて平阪さんはプロですから、依頼があれば短時間で曲を作ることができるそうです。その場合、一般的にあまり歌詞で使われていない単語を入れることでオリジナリティのある曲に仕上がると教えてもらいました。「夢」や「元気」ではなく、「お米」や「山椒」などの単語を歌詞に入れると良い曲になるそうですから、プロの力は凄いと思います。

ソロになってからになりますが、某企業から社歌の依頼を受けているので、来年から作成に入るようなので、どんな曲に仕上がるのか今から楽しみです。