活動報告・レポート
2015年10月17日(土)
miyaソロコンサート
水彩画展
水彩画展

玉岡泰治氏の主催する水彩画展に行ってきました。生徒さんの作品も展示するスタイルというは第4回目になります。生徒の作品と玉岡さんの作品も展示する4回目の作品展は作者の個性が現れていて、見る人を魅了するものでした。4回の数を重ねることに上達という重みがあり、数を重ねることは価値のあるものだと感じました。

今回は風景画だけではなくて果物や子どもの成長などのテーマ扱った作品があり、過去3回と少し趣が違うように感じました。ここに先生の指導と生徒の自主性を感じることができ、「教室が成長しているなぁ」と思いました。

玉岡さんは今でも毎日、就寝前に水彩画の本を読んでいます。知識や技術を持っていても生徒指導で迷う時があり、そんな時は基本を確かめるために基本書を読んでいるのです。

どんな場合でも、迷ったら基本に戻ることが原則です。しかし人は経験を重ねると基本を疎かにすることがあります。今更基本書を読むことはしませんし、人に聞くこともしません。しかし生徒などを指導する立場の人が、迷う気持ちを持ちながら生徒を指導することはできません。基本に戻り間違いないことを再確認し、指導することによって生徒は伸びるのです。毎晩、欠かさず水彩画の基本書を読んでいる姿勢を知るだけで、玉岡さんの凄さと謙虚さを感じることができました。

水彩画展

そして指導する人数を増やすと全ての生徒指導が行き届かないことから、教室の人数を16人に制限しています。入会希望者がたくさんいるのですが、欠員が出ないと新規に募集しないことにしています。生徒への指導と信頼関係を大事にしている先生の心が伝わってきます。玉岡さんに指導を受けている生徒は幸せだと思います。

そして過去三回の作品展の記録を見せてもらいました。毎回来ているので、過去の作品を懐かしく見させてもらいました。出展作品、会場の様子、そして来場者からの感想などを記録として冊子に仕上げています。記録集を作成していることが凄いことなのです。作品展を終了すれば終わりという姿勢でいると決して次につながりません。次につなげるためには形に残すことが必要です。会場風景や寄せられた感想は、次の活動の励みになるからです。

今回第4回目の作品展に関しても、記録集として残すことになると思います。生徒は自分の成長の記録としても、過去の一地点における自分の実力を知ることは大切なことです。

作品を創作する、展示会で見てもらう、そして記録として残すステップが成長のステップなのです。玉岡さんの教室は、そんな成長につながるステップを意識して作品作りを続けています。続けることの大切さや辛さを僕も知っていますから、作品展を開催するだけで素晴らしいと思います。

水彩画展

最後に、玉岡さんがスクラップブックを見せてくれました。そこには過去の水彩画展に関わる新聞や雑誌の切り抜きが貼られていましたが、その中に僕が書いた水彩画展の感想などの記事が貼られていました。僕のホームページからプリントしてくれたものですが、このスクラップブックと玉岡さんの心に感動しました。

僕が書いた文章を大切に保管してくれているだけではなく、新聞記事と同列に扱ってくれていることに感謝しました。玉岡さんの創作活動の中に、僕の感想や言葉を組み入れてくれていることは嬉しいことです。自分の残したものが人の役に立っていることは幸せなことです。

会場のアートキューブは和歌の浦の文化活動の拠点施設です。和歌の浦の気持ちの良い風に包まれて作品は輝きを増しています。

初めての出品の時は作品展のことを誰にも話さなかった生徒がいます。二回目の出展となる今回、友人や知人に自分の作品が出展する作品展のあることを伝え、来場を呼び掛けているのです。自信を持つこと、他人に披露することに気後れしないこと。これが成長なのです。生徒が成長している姿に感動し、早期成長のための指導を続けている玉岡さんの心を凄いと思っています。

仏像彫刻展
仏像彫刻展

第27回目を迎える仏像彫刻展に行ってきました。長い歴史を持つ仏像彫刻は、和歌山仏像彫刻同好会の皆さんの作品を展示しています。1年間の活動の中で創作してきた作品を、会場いっぱいに展示しています。仏像彫刻に癒されることができました。

犯罪被害者等支援フォーラム

犯罪被害者等支援フォーラムに行ってきました。会場には和歌山県内の皆さんから寄せられた絵画などの作品が展示されていました。犯罪被害者を守ることに賛同してくれた多くの作者の「みんなを勇気付けられるなら出展しよう」という気持ちから、集められた作品です。活動を続けることも支援することも簡単なようで難しいことです。自分の時間を割いてまで人のために尽くす人は立派な人です。そんな人たちが集まって立派なフォーラムが開催されました。

miyaソロコンサート
miyaソロコンサート

miyaさんにとって初めてのソロコンサートが開催されました。コンサート会場は満員となり、開演しても会場の外の車の列が続き、入れない人もいたほどでした。

サブタイトルは「愛の贈り物」と題しているように、私達に愛のプレゼントをしてくれました。愛の形は様々ですが、相手に感動を贈ることだと思います。今日のコンサートにおける最大のプレゼントは、みんなが欲している人を愛する心を贈ってくれたことです。

miyaソロコンサート

今日のコンサートを表現することは難しいのですが、「感動」の一言に尽きます。おいしいものを「おいしいと」表現することが最適な言葉あるように、感動を表現する言葉は「感動」が最大の表現する言葉となります。

第二部はテーマに沿った演出で「愛の贈り物」を受け取ることができました。涙が込み上げてくるようになり、これが「愛というもののプレゼントの方法」だと感じました。思っていることをストレートに表現することが言葉のプレゼントとなります。

私達は金銭的に高価な物質に価値を求めることが多いのですが、本当は心を動かすものに価値があると思います。心を動かす体験をしたことのある人も多いと思いますが、年齢と共に心を動かす体験は少なくなっていきます。少ないものに価値のあるように、心を動かす体験は価値のあることだと思います。

会場で知人に感想を聞かせてもらいました。「表現力が豊かで、女優をしても良いと思います」、「感動しました。来て良かったです」、そして「第二部では涙が溢れてきました」などの嬉しい意見を聞かせてもらえました。こんな感想を聞かせてもらえることは素敵なことであり、やっぱり「来て良かった」と思います。

コンサートでmiyaさんが語っていたように、相手に与えるもの全てがプレゼントになります。パンを焼いてくれたこと。コンサートに誘ってくれたこと。食事を共にすることなど、全てがかけがえのないプレゼントなのです。日常こそがプレゼントの塊であり、それをプレゼントと思える人がプレゼントを受け取れる人なのです。

私達は日常から抜け出して非日常を期待していますが、日常こそが非日常であり奇跡だと思います。生きていること、愛を与えてもらっていること。これらは日常という当たり前でない奇跡の瞬間なのです。奇跡が続いていることは非日常ですから、私達は常に愛に包まれた時間を生きています。

miyaソロコンサート

miyaさんのソロコンサートも非日常の時間であり、愛と感動をプレゼントしてくれました。形のないプレゼントこそ嬉しいものだと思います。愛や信頼、おもいやりや優しさなどは全て形のないものですが、与えてもらうととても嬉しいプレゼントになります。形のないものを信じることができることが幸せを招いてくれると思います。

表現力が豊かで、歌も上手、そして愛というメッセージを届けてくれる歌手がmiyaさんです。秋のひと時、愛に包まれた時間をプレゼントしてくれました。素敵なプレゼントを贈ってくれたことに心から感謝し、会場を訪れた全ての人が愛のプレゼントを受け取ったなら、今日の和歌山市は幸せに包まれたまちになります。個人の幸せが広がって全体を幸せにしてくれるからです。今日という日に「ありがとう」と伝えたいと思います。

今日のプログラムに掲載してくれた挨拶文を紹介します。

ご挨拶

和歌山県議会議員 片桐章浩

待望のmiyaさんのソロコンサートが開催されることになりました。和歌山県内を主な活動の舞台としながらも、他府県にも活動の領域を広げファンを増やしてきましたが、ソロコンサートは初めてになります。出演依頼や共演でのコンサートは数々ありましたが、ソロコンサートの機会がなかったのは、miyaさんの謙虚さか、十分な舞台環境が整わなかったことが原因なのか分かりませんが、とにかく、たっぷりとmiyaさんの歌声に親しめる機会を得られたことを喜びたいと思います。

miyaさんの紹介としては、天に届くような歌声、親しみを込めて語りかけてくれるような歌い方、包み込むような暖かさ、感情豊かな舞台表現などの形容で語ることができます。

大切な秋の一時。きっとあなたの心に響く歌があり、人生の場面を懐かしく思い出させてくれる歌があると思います。

どうか、深まり行く秋に相応しいmiyaさんのソロコンサートを、最後まで楽しんでいただきますように。そして今日のコンサートが終わった時、人生の旅がとても素晴らしいものだと感じてもらえるなら幸いです。