活動報告・レポート
2015年10月16日(金)
命日
命日

早いもので父が亡くなってから丁度一年が経過しました。平成26年の今日、死去したのですが、「あれから、もう一年も経ったのか」と思います。時間の経過は、余りにも早いという他にありません。父の止まった時間と現在との差は365日を刻みました。同じ時間を共有していた時期を懐かしく思います。同じ時間を過ごしているということは、同時に後に残る思い出も共有しているということです。一方の時が止まってしまうと、そこから先の思い出の共有はなくなってしまいます。このことが寂しいことだと感じます。

お陰さまで、皆さんから温かいメッセージをいただいています。心ある皆さんに心から感謝しています。何の行動がなくても良いのです。ただ有り難いと思える言葉をいただけることを嬉しく思います。

ただ、中にはわずか一年前に亡くなった父の命日のことに触れても、何の関心も示さないで容赦なく案件を伝える人もいました。人は心を無くしてはいけないと反面教師として感じました。そんな中、「命日に仕事をしているのだから、仕事を終えた後は心を落ち着かせてお父さんと会話をして下さい。嫌なことは払拭してくれます」と話してくれた人がいました。心ある人と心ない人との差を痛切に感じる日となりました。温かさを感じないことがあるから、余計に温かさを感じられることに感謝できるのです。

あれから一年。「本当に色々なことがありますが、頑張っています」と話せる一年になっています。

人物の差

仕事をする上で、依頼してきた人のことを好きか嫌いかの違いによって結果に天地の差があります。好きな人からの依頼に対応していると何故か好転していきます。嫌いな人からの依頼であれば、結果が伴わないことがあります。同じ段取りで仕事をしていても結果が違ってくるのは、依頼している人の差が原因になることがあります。

「好きと嫌いはどれほど違う。命ただやるほど違う」という言葉がありますが、それほど関り方が違うのです。

お昼時間に友人と話をしたのですが「とことん相手を追い込む人は、周囲から敬遠される人です。少し逃げ道を残しておくことが人として大切なことです」と優れた人からは教えてもらっています。それに対して人をとことん追い込んでしまうと、人間関係は直ぐに修復できなくなります。とことん追い込んでしまうと、仮に自分が求める結果が出たとしても返り血を浴びることがありますから、完全勝利とは言えません。相手を追い詰めないで逃げ道を与え、どちらも「これまで」と思えるような結果が出ることで、企業も個人も、求める利益も得られます。

このように、問題解決のやり方を見ると一流の人物とそうでない人物の差が分かります。

人材活用

大手コンビニのセブンイレブンでは、シニア人材の積極的な活用を目指しています。既に大阪府では高齢者雇用対策をスタートさせています。シニアの人材力の活用を図らなければ、人材不足の地域社会は成り立たなくなります。セブンイレブンのこの取り組みは、中小企業庁『地域中小企業・小規模事業者人材確保等と支援事業「シニアのチカラ!」プロジェクト』に該当するものであり、高齢者に生き甲斐を持って働いてもらうことを目指した取り組みです。

地方都市において、コンビにでは将来に向かって人材確保が難しくなっていくのは自明の理です。現在でもコンビニで働く人が減少傾向にあるのは、地方都市に若い人達がいなくなっているからです。人材のギャップを埋めるためにも、高齢者雇用につなげる近々の枠組みが必要となります。

高齢者人材活用に関して大阪府の事例を参考にして、和歌山県としても導入を図りたいと考えています。