活動報告・レポート
2015年10月2日(金)
馬術
誕生日

皆さんのお陰で、本当に素晴らしい誕生日を迎えることができました。昨夜の「おめでとう」メッセージ。そして今朝から夜までいただいた「おめでとう」メッセージを読んで幸せに感じていますし、お祝いの言葉を伝えてもらったことを深く感謝しています。皆さんに応援してもらいながら過ごせている毎日に感謝し、今日という一日に幸せを感じることができました。

昭和36年10月2日に誕生した僕が平成27年10月2日を生きている。この生きた年月が素晴らしいことだと思っていますし、まだこれからがあることを嬉しく思っています。この世に命を授けてくれて、素晴らしい毎日を過ごさせてもらっている両親にも感謝しています。「この世界に誕生させてもらってありがとう」と心から感謝しています。

誕生日の今日は、紀の国わかやま国体の馬術競技の応援に行ってきました。44年ぶりに和歌山県で開催されている国体であり、次回開催の時はどうなっているか分からないので、思い出に残る国体観戦となりました。

そして馬術競技をする施設は和歌山県にないため、馬術は県外開催の競技になっています。そのため今朝、和歌山市を出発して、兵庫県三木市にある「三木ホースランドパーク」に応援に行ってきました。

馬術
馬術

紀の国わかやま国体の馬術競技の応援に行ってきました。開催場所は兵庫県三木市にある「三木ホースランドパーク」で、とても素晴らしい施設での開催だったので県外開催でも安心しました。和歌山県で開催される国体なのに、馬術競技の施設がないという理由で県外開催に決定していたのですが、三木市の皆さんもボランティアに参加して応援してくれていたので嬉しく思いました。そして和歌山県代表選手が馬場に登場すると拍手が起こり、三木市の皆さんの心配りと共に、地元、和歌山県で開催しているような雰囲気があったと感じています。

馬術

ところで馬術競技を観戦するのは初めてのことです。馬はきれいで優しいのですが、近くで観戦していたので、競技に入ると気合が入っていることが分かります。そして馬にも個性があり、落ち着いている馬、落ち着きがない馬、気合が乗っている馬、少し緊張している馬なども感じることができました。

また乗馬している人の技術は素人には良く分かりませんが、専門家に聞いたところ「簡単に飛んでいるように見えますが、馬に意思を伝えるような技術を使っています」ということでした。観客が見えるような技術は一流ではなくて、一流の選手の卓越した技術は見えないところで駆使しているので、簡単に競技をしているように見えるようです。確かに、一流の選手は落ち着いて安心感がありました。

馬術

障害飛越競技ではタイムを競いますが、障害物を落とすと4点減点され、障害物の手前で飛ばなかったり、障害物を回避してしまうと4点の減点となり、三回目になると失権となります。

タイムレースですから高く飛んでしまうとタイムが遅くなります。障害物の内側を飛ぶとタイムを縮めることができます。そして走り方は小さな動きが必要で、大回りをするとタイムが遅れてしまいます。馬をどのように走らせるか、障害物に向かって走る足の幅をどう調整するか、選手の腕前によって左右されます。同じレースを走っていてもタイムに差がでるのは、技術レベルとミスを少なくすることなどの少しの違いからです。小さなミスが大きなタイムの差となってしまいます。

さて午後から観戦した競技に出場した和歌山県代表の本田選手は、嬉しいことに三位入賞となりました。上位入賞の選手の競技はいずれも安心感があり、馬が落ち着いていたように感じます。人馬一体の信頼感があることで、好タイムを出すことができると思います。

馬術競技に勝つためには人と馬との信頼感が必要です。午後3時からの競技「少年団体障害飛越競技」のルールは興味深いものでした。二人一組でチームとなり、トーナメント方式で相手チームと戦います。最初の選手は自分の馬に乗って試合を行いますが、二人目の選手は相手チームの馬に乗って試合を行います。つまり二人目の選手はこの試合で初めて乗馬する馬に乗って競技を行うのです。

馬術

まだ信頼関係のない人と馬が競技に参加するとどうなるのか興味深いものがありました。結果として障害物を落とす場面が多くあり、障害物を飛ばないで回避する場面もありました。やはり人馬一体になるのは難しいように感じました。試合で勝つためには、人同士であっても、人と馬であっても、信頼関係ができていなければ勝つことは難しいと思いました。全てのことにおいて同じことなので、学びの機会となりました。

馬術競技の実施に当たっては、和歌山県馬術連盟の平原理事長の力がなければ県外開催することは難しかったと考えています。準備段階からの取り組み、会場設計、選手育成など、凄いと言う他ない活躍でした。

そんな平原理事長の力の源泉は、高校二年生の時に出場した昭和46年に和歌山県主催の黒潮国体に出場したときの感激が忘れられないからだと思います。自分が体験した感動を自分の後に続いている選手に味わってもらいたいという思いがあるからです。しかも地元和歌山県開催の国体ですから、郷土代表として多くの皆さんに応援してもらいながら戦って欲しいという願いが込められているからです。

応援の力は凄い力だと感じています。応援力があれば良い意味での緊張を感じ、「よしやってやろう」という心の力が沸き起こります。適度の緊張と心の充実が結果を導いてくれるのです。励ましの声、横断幕、拍手は選手に力を与えてくれます。

今日の応援が少しでも選手と役員の皆さんの力になっていれば、とても嬉しいことです。

今日の選手の頑張りと役員の皆さんの気持ちから力を与えてもらいました。