活動報告・レポート
2015年8月31日(月)
建設委員会
建設委員会

建設委員会が開催されました。委員会で示された和歌山県の道路行政に関しての状況を報告します。

7月12日、近畿自動車道紀勢線、田辺と白浜間が開通しました。

8月30日、近畿自動車道紀勢線、白浜とすさみ間が開通しました。

9月12日、京奈和自動車道、岩出インターチェンジが供用開始予定です。

9月13日、那智勝浦道路が開通予定です。

9月13日、和歌山岬道路、大谷ランプと平井ランプ間が開通予定です。

このように紀の国わかやま国体開催まで、急ピッチで工事を進めています。更に紀伊半島一周高速道路の実現に向けて、すさみ串本道路、新宮紀宝道路の早期完成と、串本と太地間、新宮と熊野間の早期事業化、有田と南紀田辺間の4車線化と和歌山南スマートインターチェンジ、京奈和自動車道の岩出インターチェンジと和歌山ジャンクション間の早期完成を目指しているところです。

都市政策に関しての動きは次の通りです。

南海和歌山市駅活性化構想とターミナル駅と和歌山県庁周辺の拠点エリアの活性化に向けた企画と、県内の市町に対する立地適正化計画の策定支援を実施しているところです。

人口減少社会においてはコンパクトシティを目指すことが行政サービスと行政コストの低減を図る意味からも重要になっています。そのためコンパクトなまちづくりの実現に向けた総合的な都市計画の見直しを市町と連携しながら実施し、その実現に本気で取り組む市町に対して、県としてまちなかの再開発支援を行うことにしています。

委員会では最近における道路行政の課題が抽出されています。計画中の高速道路の早期完成と紀伊半島一周高速道路の早期実現を目指していること。京奈和自動車道と和歌山岬道路に関しては、平成28年度の早い段階での完成を目指していることがあります。都市計画に関してはコンパクトシティを志向したまちづくり計画を策定しているところであり、都市計画は市町の役割ですが、和歌山県として積極的に関っていく姿勢を持っているところです。

他にも、耐震補強や台風への対応など災害に強い県土づくりと、南海トラフの大地震に備えた対策を実施しています。

何よりも最大の課題は、紀の国わかやま国体を終えた後の道路行政を失速させないことです。国体までに計画している高速道路と基幹道路を完成させることを目指してきましたが、国体が終了した後も道路予算が減額されないように半島における道路の重要性を訴え、継続した予算措置を働き掛けることが和歌山県道路行政の課題です。

そのため建設委員会としてこれらのことを国に求める意見書を提案し、本日の委員会で可決しました。道路行政は、途切れることなく継続した取り組みが必要です。半島であるが故に高度成長期以降、高速道路計画が遅れてきた歴史があります。これ以上、国の重要度判断や予算措置の問題で遅れることは許さないという覚悟を持って道路行政に関っています。今日の委員会で出された道路の課題は、この任期中に実現させること、及び、確実な計画になることを目指しています。

また国道の案件ですが、阪和自動車道和歌山インターチェンジを降りて和歌山市内に入る国道に関して注文を付しています。中央分離帯の緑地帯の雑草の除去と体裁を整えること、沿道の緑地帯の雑草の除去も求めています。紀の国わかやま国体に向けた整備と、自動車で和歌山市に入る玄関口となる国道なので、国体に関係なく恒久的に道路環境を整えておくことを依頼しています。

その他
  • 書道に関する話し合いを行いました。子どもが習う書と大人の書とでは違うようです。文字には個性がありますから、手本で型にはめるのではなくて個性を長所になるような指導方法もあることを教えてもらいました。
  • 水産資源に関する話し合いを行いました。わが国の漁獲量は減少し水産資源が不足しているため、加工などは外国に委ねている事業者があるようです。国内資源の確保について見通しを教えてもらいました。