活動報告・レポート
2015年8月26日(水)
ペットとの共生社会
ペットとの共生社会

毎日新聞にペットとの共生社会を目指す神奈川県の取り組みが掲載されていました。神奈川県はペットとの共生社会を推進している先進県ですから、和歌山県も「負けないように取り組まなければ」と思っています。掲載記事は次の通りです。

杉本彩さん:犬猫「殺処分ゼロ」応援団長に(平成27年8月20日。毎日新聞)

神奈川県は犬猫の「殺処分ゼロ」を目指す県の取り組みを支援してもらう「いのちを守る 神奈川県動物愛護推進応援団」のメンバーに、女優の杉本彩さん(47)ら著名人8人が就任したと発表した。

県は平塚市にある動物保護センターを2019年3月までに殺処分室のない新しいタイプの施設に建て替える計画だが、財政難などもあり建設費約11億円を全額寄付でまかなう方針。このため、動物愛護活動に取り組む杉本さんに寄付集めをPRする応援団長就任を打診したところ、快諾してくれたという。

他のメンバーはタレントのデヴィ夫人、女優の柴田理恵さん、シンガー・ソングライターのイルカさんや伊勢正三さんら。いずれも杉本さんの呼びかけで無償協力するという。

18日に黒岩祐治知事を訪問した杉本さんは「保護された猫8匹と犬3匹を自宅で飼っている。とにかく寄付金を集めたい」と話した。

読むと羨ましい気持ちになります。神奈川県が本気になったことでタレントの皆さんが協力姿勢を示しているからです。本気になれば周囲も動きます。

そしてこの記事掲載が周囲で話題になりました。和歌山県で取り組みたいペットとの共生社会の実現に関して、神奈川県に先を走られるのではないかという不安の声です。人が良くてなかなか本気にならない和歌山県ですが、今回は挑戦する気持ちを持って挑みたいと考えています。

一般質問二日目

一般質問の二日目は、みなべ・田辺世界農業遺産登録に向けた取り組みや不登校の問題などが取り上げられました。不登校数が全国でも高い水準にあり、和歌山県の教育行政の大きな問題になっています。不登校は30日以上、学校に通っていない生徒を指します。病気や経済的理由の場合は除きますが、加えて、和歌山県では年々不登校の生徒が増加傾向にあることも問題です。和歌山県と各市町村教育委員会、学校とが連携を図り取り組んでいるところです。ここに行政と議員も連携を図り、少しでも問題解決を図りたいと考えています。

また、みなべ・田辺世界農業遺産に関しては、みなべと田辺の梅の生産が認定の中心となります。国内向け需要が高い梅ですが、これを外国の人にも食べてもらおうと地産外消を目指すことの提言がありました。梅は健康食品であり、農業でありながら健康産業でもあることが特徴なので、世界農業遺産に登録された折は、梅は健康食品であり健康産業であることを明記すべきであることの提言もありました。

和歌山県の農業に希望を抱かせる取り組みなので、和歌山県議会としても和歌山県議会みなべ・田辺地域世界農業遺産促進協議会の活動により、認定に向けた取り組みを強化しています。

ところで、議会の風景も変わってきました。議場の理事や議員は紀の国わかやま国体のポロシャツを着用し始めています。閉会日となる9月3日には全員が紀の国わかやま国体のポロシャツを着用して盛り上げることとしています。

今議会が終わると、いよいよ紀の国わかやま国体と紀の国わかやま大会へと舞台は移って行きます。夏から秋に色合いが変わっていく約40年に一度の季節を楽しみたいと思います。いよいよ和歌山県が数年をかけて目指してきた祭典が始まると思いと、ワクワクしてきます。

その他
  • 介護事業と介護認定に関する打ち合わせを行いました。高齢社会の和歌山県では介護事業に携わる人材の確保が重要となっています。事業所には有資格者を配置する必要があり、そのための人材育成も大切です。若い人たちが介護事業に関れるような職場作りを目指したいと思っています。
  • 道路事情に関して依頼を行いました。この案件は国道ですが、阪和自動車道和歌山インターチェンジを降りて和歌山市内に入る国道の中央分離帯に雑草が茂っている環境にあり、景観上も安全上も好ましくありません。車で来県してくれた方にとってこの道路は和歌山市の玄関口となります。県都の高速道路の降り口でこれだけ中央分離帯に雑草が逞しく生長している道路は見たことがありません。
    紀の国わかやま国体開催までにきれいにすることに加え、良好な景観を保つために恒久的に維持するような対策を講じることを依頼しました。
    地元や事業者の方々、そして和歌山市を訪れてくれた知人からも「見苦しい」、「対向車線が見えないので危ない」という指摘があります。改善を図りたいと考えています。