活動報告・レポート
2015年8月24日(月)
ペットとの共生社会
ペットとの共生社会

他県でペットと共生できる社会を目指した取り組みを検討しているところがあります。ペットと暮らす効用として、健康寿命が延びることや認知症にならないという効果があるという報告もあります。まだ厚生労働省から報告されたデータはありませんが、これから調査が進むと思われます。そんなペットとの共生社会に関して報告と打ち合わせを行いました。

ペットと共生できる社会は人に優しい社会にもつながり、高齢者も子どももペットから恩恵を受けられる社会になると思います。地方創生の取り組みとしてペットとの共生を目指そうとしている県があり、それらは水面下で動きがあります。和歌山県は紀伊半島大水害の時に被災犬を保護した実績があり、それらの被災犬を和歌山県動物愛護センターにおいて命を守ってくれました。この時の取り組みが、後に「全ての命を大切にする和歌山県」という評価をいただくことにつながっていきます。和歌山県が全国に誇るべき実績で、この実績を引っ下げて、全国に先駆けてペットとの共生社会を目指して欲しいと期待しているところです。

既に平成27年6月県議会定例会で「ペットと共生できる社会の実現」について一般質問を行っています。全ての命を大切に育み守る和歌山県こそ、ペットとの共生社会の第一号に相応しい県だと自負しています。

そこで和歌山県内でペットとの共生社会の実現に向けた受け皿を設けることに関して話し合いを行いました。

ペットとの推進協議会の誘致に引き続いて、ペットサミットやペットオリンピックの誘致を図ることができれば、ペットとの共生を全国に訴えることができますし、他府県からの参加者が来てくれることで経済効果ももたらしてくれます。何よりも和歌山県の印象が格段に良くなることが期待できます。現状では、愛護動物の殺処分率が全国でもワーストの上位に入っているので、この数字が表面化すると和歌山県のイメージは下落することになります。全国には愛護動物の殺処分率がゼロの県もあり、和歌山県として早期に改善を図るためにも、ペットとの共生社会を打ち出したいと考えています。

明日は東京でペットとの共生に関する交流会があります。和歌山県内からも代表して一人の方に参加してもらう予定ですが、受け入れる側の和歌山県としての体制を整えたいと考えています。

インド
インド

田辺市出身の藤本友子さんとご主人のスニル・チャコさんが和歌山県に戻ってくれています。お二人に会って最近のインドの状況やエネルギー事情について話を聞かせてもらいました。まず東日本大震災の時、インド政府が災害救助部隊を宮城県に派遣してくれていることを知りました。インド政府内では、この時の活動が「最も印象に残る救助活動だった」と評価しているようです。インド政府からの救助を受けた女川町では、インドに深く感謝して復興に立ち向かっています。現段階において町の高台移転を実現させている唯一の町で、リーダーシップのある町長がインド政府から災害救助部隊を受け入れたことから、復旧から復興へと向かっているように感じます。

救助活動で関係を終えるのではなくて、復興途上にある町との関りを今後とも求めたいという意向もあるようで、両地域の友好と交流機会が広がることのお手伝いをしたいと考えています。

また和歌山県はマハラシュトラ州と経済交流の協定を締結していることから、インドへの企業進出や技術支援などを行いたいと考えています。そのためにはインドとの交流の道筋をつけてくれた藤本さんとチャコさんに協力をいただき、和歌山県とマハラシュトラ州の関係強化と実のある経済交流の実現に向かいたいと考えています。

インド工業地帯のインフラ整備、電力不足解消など緊急の案件に関して話を聞かせてもらいました。ただ電力供給に関してはインド政府の強い規制があることから、民間で協力できる領域は狭いのですが、できることがあれば協力したいところです。

インドと和歌山県を往復して交流機会を作ろうとしている二人から元気をいただきました。明日も「感謝の集い」で会うことにしています。