ご縁とは大切なものであることを実感する出来事がありました。先月、ある会合で皆さんの前に立ち、挨拶をさせてもらいました。この会合に初めて参加したことから、自己紹介も兼ねて、最近の思うことを話しました。他の皆さんの話も良い話が多かったので聞いて納得したことを覚えています。
その時に僕と同じように初参加していた経営者Iさんも挨拶をしました。新しい事業所建設を計画している内容でした。「僕と同じく初参加の方だなぁ」と思って話を聞いたので印象に残りました。
そしてお盆に入る前の週に、その会合の主催者から電話をいただきました。「Iさんが片桐さんに会いたがっています。新しい事業所の竣工式に来て欲しいという依頼です。お盆開けに会える時間を調整して下さい」という話でした。新しい事業所の立ち上げの話はその時聞いて知っていましたが、初対面の僕に大切な竣工式に出席依頼をしてくれることに驚きました。
今日会って、話を聞いたところ「あの時、皆さんの前でとても立派に挨拶をしていたので誰かと思いました。会合を終えてから主催者に聞いたところ県会議員さんだと知りました。あの時の好印象で、この人に来てもらいたいと思ったのです。そこで主催者にお願いをして今日の段取りをしてもらった訳です。是非とも来て欲しいと思います」と依頼をいただきました。
初対面の僕に好印象を持ってくれて、竣工式の案内をしてくれることはとても嬉しい出来事です。「私達にとって将来、なくてはならない人だと思っています」と褒めの言葉をいただき、事業所建設中の工事現場を案内してくれました。
紹介してくれたあの時の会合の主催者も同席してくれて、「良いで出会いになったことを嬉しく思います。ご縁は大切なもので、会うべき人に会うようになっています。しかしそのご縁を後に活かせるかどうかはその人次第です。良いご縁が発展していくことを楽しみにしています」と笑顔で話してくれました。
そして主催者の人も僕に好印象を持ってくれて、「友人と二人で来週の片桐さんの感謝の集いに参加しますから」と話してくれました。そしてIさんも「私もご縁を大切にしたいので、来週の感謝の集いに参加します。事務責任者と二人で行きます」と話してくれました。「参加するのは期待しているからです」と二人で話してくれましたが、皆さんからの期待に応えるように活動をしていきます。
先月の出会いが嬉しいことに発展しています。こんな出来事があることは幸運であり、活動をしていて良かったと思う瞬間です。
幸運なことにアイススケートの羽生選手がテレビに出演しているところを観ました。テレビ番組で、今も被災地で暮らしている東北の方々を励ます企画です。被災地の皆さんに勇気を届けるためにアイススケートを披露するのですが、その演技力と表現力に感動します。さすが世界チャンピオンという他に言葉はありません。この演技を観た人は「どれだけ励まされるのだろう。どれだけの力を与えられるのだろう」と思ってしまいます。
そして番組における羽生選手と被災者の交流から学ぶことがあります。東日本大震災から4年が経過していますが、今も故郷に帰れないで仮設住宅で暮らしている人がいます。羽生選手が仮設住宅を訪ねるのですが、迎える人の笑顔が良いのです。迎える人達から「世界チャンピオンが来てくれた」という声があがります。
被災者に元気になってもらうために必要なことは「羽生選手が来た」、「直接会える」ということが最高のことなのです。勇気を与えられる人、元気を与えられる人と会えるだけで良いのです。凄い人と会えることが多くの人に力を与えることになる。ただ会えるだけで力が沸き起こることができるのですから、何かを成し遂げた人の力は大きなものがあります。直接会うことによる与えられる力の凄さを、番組から感じることができました。
被災者を励ますために必要なことは、一緒に悩み困っているだけではなくて、アイススケートならアイススケート、歌なら歌を続けることだと思いました。自分の全力を尽くして挑戦する姿勢に人は励まされるのです。会って励ませることができる人になること。それが力になるという凄さを感じました。