「自分の子どもを育てるような気持ちで社会や他人に対して接しなさい」と話を聞かせてもらいました。和歌山県出身で全国的に活躍しているsさんからのアドバイスは分かり易いものでした。
自分の赤ちゃんにミルクを飲ませる時に「このミルクはブランドなのでしっかり飲みなさい。これはミルクのブランドですよ。だから大きくなったらお返しをして下さい」と言いながら育てる親はいません。子どもの時、「赤ちゃんの時から面倒を見てきたのは私たちですよ。大人になったらお返しをしなさい」と言って育てる親もいません。
親は「立派な大人になって社会に貢献し、人のためにお役に立てる人になって欲しい」と思って子どもを育てています。当たり前のことですが、大人になった時に自分が楽をしようと思って子どもを育てるのではないのです。
ところが社会や他人に対しては、この当たり前のことを思うことは難しいのです。社会に不満を持つことや、他人に施した親切に対して見返りを求めることがあります。「あの時、してあげたのに」という不満を持つことがあります。
人に対しての親切は、自分がしようと思ったことであり、見返りを求めることがおかしいのです。見返りを求めないでいると、その人から直接のお返しがなくても、天からの贈り物が与えられます。気をつけるべきことは、見返りが欲しいと欲を出してしまうと贈り物は届けられないということです。
人に対しての親切は「その人に香水をふるようなもの」だと言います。相手に香水をふった時、少しは自分にもふりかかります。人に対しての見返りを求めない親切は、自分に対しても小さな贈り物が届けられるのです。
自分の子どもに対しては見返りを求めない思いがあるのに、社会や他人に対してはその思いを持つことができない人が多いのです。自分だけはそうならないように気をつけたいものです。社会を住み易くするのは人の心です。「自分だけが良ければ」、「社会や他人はどうなっても良い」という思いを持っている人が多く存在する地域は、発展しませんし住み難い地域だと言えます。そんな汚い心が充満している地域は住み易い空気になっていないからです。
社会の一員として、自分が自立して社会に貢献でき、他人に親切にすることを心掛けたいものです。
和歌山県には県民歌があります。県庁では朝の時間に庁内で放送されていますし(但し、現在は紀の国わかやま国体開催に向かって盛り上げを図るため、紀の国わかやま国体のテーマソングが流れています)、代表電話の保留音も県民歌となっています。県庁に勤務している人にとって県民歌は馴染みのある歌ですが、多くの県民の方にとっては馴染みが薄いものになっています。
故郷に愛着を持ってもらうための方法として、せめて和歌山県民歌を知って欲しいという思いから、県民歌を知ってもらうための取り組みを行っています。本日も東京と大阪から音楽関係者に来てもらい、県民歌を知ってもらうための方法を協議しました。具体的な案を話し合ったので、早速、行動に移すことにしています。約二ヶ月のスケジュール感を持って具体化したいと考えています。
- 公職選挙法改正により18歳以上から選挙権を持つことに関して、その層の意識を高めるための取り組みを話し合いました。いくつかのアイデアを出し合い、実現性の高いものを手掛けたいと考えています。
- 午後6時過ぎから和歌山市内の夏祭り会場に向かいました。大雨の影響で準備が大変だったようですが、スタッフの迅速な取り組みで開催に漕ぎ着けたようです。約500人が訪れる夏祭りのスタッフの熱意が雨を吹き飛ばしたように思います。