父の初盆を迎えるに際して、皆さんからお参りをいただいています。暑い中にも関わらずお越しいただき心から感謝申し上げます。昨日はお墓参りをすませましたが、暑くて水は直ぐに蒸発してしまうような気温でした。「ここ(墓石の下)は暑いだろうな」と思いながらお花を添えたのですが、余りの暑さに「大丈夫かな」と思えるほどです。
昨年の10月16日から一年が過ぎ季節は真夏。お盆の時期は体力も減退し落ちてきますし、休みたいと思う頃です。お盆に先祖と向き合うために休息を取ることは理に適っています。昔の人がお盆に魂が戻ってくると信じ、身体を休めることにしたのは素晴らしいことだと思います。
かつては、お盆は夏休みでもあり旅行やレジャーの休みと思っていた年代の時がありましたが、今は先祖の魂をお迎えする時期だと思うようになりました。お供えやお菓子などが添えられた仏壇と父の写真は嬉しそうな表情をしています。13日から15日までの日は、おかずを炊いてお供えをするそうです。故人の魂が帰ってくるということを信じたくなる季節になっています。
和歌山県文化協会の茶道部会に出席しました。数ヶ月に一度開催されている例会では、向こう三ヶ月の活動予定の確認を行います。文化の秋にはチャリティの茶道や会合を開催する予定になっています。また市民会館の建て替えに当たって、和歌山市では文化団体の意見を取り入れてくれることになっています。茶道部会からの意見も提言することにしています。
和歌山県倫理法人会の結成30周年を迎えたことと、会員240社を突破したことから記念式典が開催されました。丸山理事長をお迎えしての記念式典と懇親会でした。社会人として倫理観が欠落している人がいますが、倫理は社会生活をする上での基礎となる精神です。
そして大事なことは言うよりも行動することにあります。言うばかりで行動しないことには優れた倫理観を持っていても何の意味も成しません。例えば、「まちをきれいにするために清掃をすることが大切です」と言う人がいるとします。しかし人に言うだけで自分は清掃ボランティアに参加していないとすれば、尊敬されることはなく、慕ってついていく人もいません。
倫理観を有して行動することで社会を変えることができます。まちをきれいにするために清掃ボランティアをすれば、その行為の分だけ確実にまちはきれいになります。言うよりも実践することが大事だと倫理法人会では伝えてくれます。
懇親会で隣の席になった幹事さんと話しました。和歌山市の例会は火曜日の午前6時30分から始まります。役員は午前5時30分に集まって会場準備などを行うのですが、この幹事さんは月曜日の仕事が終わるのが遅いため、仕事を終えて2時間寝るだけで起床し例会に向かっていると聞きました。わずか2時間の睡眠をとるだけで例会に出席する生活を4年間も続けているそうです。
「大変な生活をしていますね」と尋ねると、「4年も繰り返していると慣れてしまいました」と話してくれました。慣れとは凄い力を持っていると思います。難しいと思うことを当たり前のことに変えてしまうのです。
ですから当たり前ことを当たり前にすることは難しいことなのです。毎日、当たり前のように繰り返していることを馬鹿にしてはいけません。継続することで当たり前の行為を力に変換してくれますし、それが大きな力となってくれます。一日1分間だけ人よりも長く時間を割く案件があるとします。一年で365分、人よりも長くそれをしていることになります。人よりも6時間長くそれに時間を費やすなら、人をリードできるのに十分です。
継続する力を身につけるために、早朝から例会を実施しているように思いました。例会出席でなくても良いので、一つのことを継続する力を身に付けたいものです。