活動報告・レポート
2015年8月9日(日)
初盆
初盆

今年もお盆が近づいてきました。初盆を迎える皆さんのところを訪問させていただきました。公職選挙法の関係で、お参りだけで失礼することになったのですが、快くお迎えして頂いたことに感謝しています。

Nさん。ご主人さんがお亡くなりになる数日前に訪問して話をしました。当時、Nさんのご主人さんは気になることがあり、「相談したいことがあります」と話していたので、自宅を訪問しました。闘病生活で体力が弱っていたのですが、気になっている懸案事項を伝えてもらいました。「もし私に何か変化があった時、残された家族は大丈夫でしょうか」という相談でした。内容を拝見させてもらったところ、家族に影響は及ぶことはない内容だったので、「大丈夫です。安心して下さい。万が一にでも、もし問題になるようなことがあっても対応しますから」と答えました。Nさんは安心した表情になり、「良かった、良かった。安心しました。後を頼みます」と答えてくれました。

それから一週間が経過したころでしょうか。Nさんの訃報に接しました。残念に思いましたが、「安心してくれたのかな」という思いもありました。あの時、会って話をして良かったと思ったことを思い出します。あの時、気になることがあれば、早期に行動を起こすべきことを学びました。

あれから半年が経過しました。何も変わっていないような空間があれました。安心した表情のNさんの写真に接し、今日、会えたことを喜んでくれているように感じました。

Kさん。Kさんのご主人さんと僕の父親は、同じ時期に同じ病室に入院していました。母親同士が親しくなり、励ましあい、助け合う仲になりました。僕の父は平成26年10月16日に亡くなり、Kさんのご主人さんは平成27年5月14日にお亡くなりになりました。とても残念な結果になりましたが、嬉しいことに交流は続いています。今日、初盆のお参りに伺うことを伝えていたので待ってくれていました。

玄関を開けると「わざわざ来てくれたのですが」と温かく迎えてくれました。「毎日お忙しいことを知っていますから、来てくれなくても良かったのに」と、心からの笑顔で話してくれました。

話を伺うと、Nさんのご主人さんの命日が子どもの誕生日と同じだそうです。きっと「忘れないで」というメッセージを残してくれたのだと思います。気持ちを強く持てるようなメッセージを受け取ることがありますが、偶然と言うには余りにも必然的な出来事が起こります。

Kさんは最初から最後まで僕のことを称えてくれました。偶々ですが「わかやま県議会だより」が新聞折り込みされていた日と重なり、活動の様子を読んでくれていたのです。嬉しい出会いに感謝しています。

Uさんは彫刻が趣味で、自宅の玄関には作品が飾られていました。家族の方々は「今でも元気でいるような気がしています」と話してくれたように、残された作品の数々がここにいるような気持ちにさせてくれます。ただ自宅前にある工房の扉が閉められていたことが亡くなったことを知らせてくれるようでした。

初盆を迎える時期、ここに帰ることを楽しみにしているような表情がありました。

和歌浦せんべい
和歌浦せんべい

和歌山市の名物と言えば和歌浦せんべいがあります。以前「コブクロ」が、和歌山市のビッグホエールでコンサートを行った時、コブクロの刻印をした和歌浦せんべいが好評で、瞬く間に売り切れたことがあります。その時だけ販売された商品なので、現在は販売されていません。しかし全国のコブクロのファンが和歌山市に来た時、和歌浦せんべいを求めて、このお店を訪れています。残念ながら取り扱っていないので帰ってもらっているようですが、店主からは「せっかく和歌山市に来てくれたのに残念」という気持ちになるそうです。商売ではなく、コブクロが第二の故郷と呼んでいる和歌山市を訪れてくれたコブクロファンのために一時的にでも復活して欲しいと思います。コブクロの刻印のある和歌浦せんべいが販売されたことを全国のファンは知っているのですから、取り扱いがあると和歌山市のイメージ向上にもつながります。

当時、「地元で頑張っている人の商品をコブクロのコンサートで販売してもらって、その人たちの喜ぶ顔が見たい。一枚一枚、丁寧に焼いている和歌浦せんべいはおいしいから、そこにコブクロの刻印をしたものに仕上げて、ファンの人に和歌浦せんべいを食べてもらいたい」と話していたコブクロを育てた社長の言葉を思い出しました。

幻の和歌浦せんべいを復活させることはできないものでしょうか。そんなことを思いました。和歌山市の伝統的な資源がここにあることを忘れてはいけません。

懇親会

友人達と懇親会を行いました。暑い夏の夜、懇親会場のレッドヘッドの熱気は高まりました。この場所は特別な空間で、常に暑い空気が満ちています。オーナーがフランスやアメリカなどを取材した時に仕入れていた赤ワインを楽しみました。