韓国から7年前に来日し、知人が一人もいない中、苦労をしてお店を開き、ようやく軌道に乗せている経営者の方と懇談しました。先週、友人のことで相談したいと連絡をいただき対応しているところですが、そのことに関して現状報告をするために訪問したものです。この経営者の知人は困っている人を見過ごせないタイプの人で、生活に困っている人を支援しています。食べ物を差し入れすることや働く場所を探すなど、個人として支援活動を行っていることを知りました。
良い行いをしている人は「神様が道を拓いてくれます」と語り、人との出会いは「神様が結んでくれたご縁です」と話してくれています。人のために祈ることや、人のために時間を使える人は素晴らしい人だと思います。
今日話をした皆さんは、他人に親切を施し、自らの時間を人のために使える皆さんです。これまでの苦労した経験から日常が大事であることを知っていて、小さな日常体験が大きなモノに成長してくれることを伝えてくれました。
話の最後に、このお店の経営者は「誰も知らない場所で商売を始め、今では和歌山市の皆さんと同じように和歌山市が好きなのでここで仕事をしています。これだけの親切な人が暮らしていて、豊かな環境を有している和歌山県が他地域より遅れてはならないのです」と話してくれました。県外から和歌山市に来てくれた皆さんの期待に応えられるように、しっかりとまちづくりをしていく所存です。
本年度、初めてとなるライオンズクラブ335B地区9リジョン会議が開催されたので出席しました。僕からの報告事項は、ライフジャケット推進事業、クラブにおける非常時に備えた危機管理としてのアラート委員会の役割についてなどを説明しました。
本年度、ライオンズクラブでは和歌山県内の子ども達の命を守る取り組みをスタートさせています。命の尊厳を守る活動として、南海トラフ地震に伴う津波被害が予想される地域の子ども達の命を守るためのライフジャケット推進事業は和歌山県のクラブとして是非とも推進したい事業です。本年度の活動の中心になるものですから、各クラブの理解と協力を得るための説明をして回ります。
和歌山市内においては中心市街地も大きな課題ですが、それ以外の地域に暮らしている人にとっては、自分達の地域が大事で、衰退させないための取り組みを検討しています。周辺地域の中の拠点となる地域を活性化させることで周辺地域の衰退を防ごうとするものです。今日は和歌山市加太地域をスマートシティにするための取り組みについて意見を交わしました。地域として会社を立ち上げ、水産業、空き家のリノベーションによる企業家の誘致、バイオマス発電など、加太地域活性化に関して話し合いました。
加太地域の活性化に携わっている人の良いところは、自分達で考え、自分達で行動している点にあります。主体的に行動している人を応援したいと思うのが常ですから、これからも加太地域の取り組みに注目しています。
夜は懇親会を行いました。ここでの主な議題は和歌山市の都市計画について、和歌山南スマートインターチェンジについて、和歌山県と和歌山市と協同した観光施策について、などでした。和歌山南スマートインターチェンジに関しては、完成後は物流拠点や商業施設の誘致の希望があり、市街化区域への変更による地域活性化の要望があります。
中心市街地の再生とインターチェンジ周辺の活性化は関連が少ないので市街化区域に用途変更を行い周辺地域の活性化を図ることは、高速道路ができる地域の優位さにつながります。市街化調整区域があるのは和歌山県内では和歌山市だけですから、中心市街地と周辺地域の拠点整備は両立させて欲しいものです。