関労海南発電所支部の定時大会に参加させてもらいました。47回目を数える歴史ある大会にお招きをいただいたことは光栄であり、執行部と代議員の皆さんに深く感謝しています。この大会を以って退任する中嶋委員長の挨拶には感動しましたし、これまでの功績に深く感謝するばかりです。支えてもらって今があることを僕は知っていますから、これまでの支援に深く感謝しています。これからもお付合いをしてくれることを望んでいます。
中嶋委員長との思い出はたくさんありますが、今回の統一地方選挙に際して、熱く語り職場をまとめてくれたことがあります。外部環境の変化に伴いややもすると職場が冷え込んだ時期もありましたが、熱意をもって氷を溶かしていただきました。火をつけてくれたお陰で、今回の選挙を乗り切らせてもらいました。深く深く感謝をしています。
毎年恒例の「わくわく広場」に参加しました。NPO法人ギャラクシーブライトが主催しているもので、僕は毎年、運営で参加しているのですが、今年は台湾から和歌山県に交換留学で滞在している大学生も一緒に参加しました。事情があって両親と暮らせない子ども達に夏休みの思い出を作ってもらおうと思って実施しているのが「わくわく広場」ですが、台湾からの大学生に参加の呼び掛けをしたところ、喜んで参加してくれました。日本に来て観光地を訪問することや買い物をすることも楽しいのですが、ふれあいの機会、日本社会を、体験を通じて学ぶことはもっと大切なことだと考えています。帰国してから両親や友人対して、「日本人は思いやりがあり助け合いの国」であると話してもらいたいのです。単に「観光は楽しかった」だとか「観光地や買い物に連れて行ってもらった」という報告だけでは物足りないと思うからです。
今年で16年目を迎えている「わくわく広場」には主催者や参加者の思い入れがあり、子どもとの交流を通じて「大人になることは楽しいことです。だから人に親切にして、勉強をして社会で生きていける大人になること」を伝えています。
そんな私達の思いを交換留学生が感じてくれるなら嬉しいことです。
頼もしいことにこの大学生は、台湾で日本語を習っていて、日本語を話すことも読むこともできます。会話に不自由がないことから、「わくわく広場」に参加して、一緒に楽しむことができました。
36度を超える暑さの中でのバーベキューの準備と調理、子ども達が主役となるゲーム大会などを行いましたが、滴る汗が増えるにつれて、参加している楽しさは増していきました。暑い中、屋外において自分達で食事を作ることや楽しみを共有する機会は少なくなっています。大人と子ども、大人同士、子ども同士の交流の場であり、最初固かった表情は、帰る時間になると笑顔に変化していました。
この表情の変化に接すると、「今年も参加してよかった」と感じることができます。
今年はそれに加えて、台湾からの交換留学生が日本の文化を学ぶことに熱心で、楽しむことにも積極的なので、やりがいがありました。「日本のことをどう思いますか」と質問をしたところ「毎日、楽しいです」という答えが返ってきたように、小さな発見や人と交流することが楽しいことであり、その体験を通じて楽しむことができることを知っているので、会話も記録も積極的です。出会う人物、自分の体験、食事、景色などは写真撮影をして記録しています。
学ぶことを楽しむこと。そんなことを教えてもらいました。「楽しかった」という言葉を嬉しく思いました。子ども達とのふれあい、バーベキュー体験、そして和歌山市に戻ってからの紀州踊り体験など、「日本に行って、和歌山市に行って良かった」と思ってもらえると確信しています。
今年の「わくわく広場」開催地は、豊中市にある服部緑地内でした。子ども達にとって、緑の中でのバーベキューが楽しい思い出になることを願っています。
ところで私達は夏休みに交換留学生を預かっていますが、費用と時間を持ってまで、この大学生を外国での生活体験と私達との交流によって大きく育てようと思っているのです。
若い人を育てるのは社会参画している大人の役割です。若い人たちには、自分の体験を社会で活かして欲しいと願っていますし、社会で中心を担うような年齢になった時、今の私達と同じような行動をしてくれることを望んでいます。そのために自分の時間をこのことに割いているのです。
「わくわく広場」参加者の皆さん、運営の皆さんに感謝しています。楽しい時間をプレゼントしていただきました。この機会がなければ服部緑地でバーベキューやゲーム大会を楽しむことはなかったと思います。