活動報告・レポート
2015年7月28日(火)
高校総体
高校総体
高校総体

平成27年度全国高校総合体育大会が和歌山県で開催されます。本日は皇太子殿下の出席を仰いで、和歌山ビッグホエールで開会式が執り行われました。わが国の持つ伝統と重み、そして緊張感を抱きながら会場の空気に包まれました。

高校総体は高校生にとって目指すべきスポーツの最高峰であり憧れの舞台です。この舞台に出場することを目指して練習に耐えてきたのです。拍手で激励したいと思いますし、高校生の熱い挑戦に期待しています。

大会会長の挨拶にもありましたが、この大会の参加選手は2020年の東京オリンピックに選手として出場する可能性を秘めています。単なる高校生のスポーツの大会ではなくて、未来のオリンピック選手が戦いを繰り広げる大会になります。5年後は遠い未来ではなくて、現実の直線上にあることが感じられます。今回の高校総体で戦う18歳の選手は、今から5年後でも23歳です。つまり東京オリンピックの主力選手として出場する可能を秘めています。未来のオリンピック選手が和歌山県で戦うことになる。そう思うだけでワクワクしてきますし、都道府県を超えて応援したくなります。全ての出場選手に歓迎と期待の拍手を送りました。

再び大会会長の挨拶に戻りますが、高校総体の出場選手は予選を勝ち抜いた勝者ですが、本大会を迎える現時点では挑戦者の立場です。出場選手は全員、スタートラインに立っている挑戦者です。ここから勝ち上がっていくことが未来につながる道となります。現在の挑戦が確実に未来につながっていることを実感できる時期の大会であることは、実に意義があるものです。

高校総体

開会式の挨拶や選手宣誓、各県の紹介のアナウンスで感じたことがあります。それは勝ち抜いてきた努力と県代表の誇りと共に、指導してくれた先生や両親、仲間、予選で戦ったライバル達に感謝の気持ちを持つことの大切さということです。勝つことは大事なことですが、練習ができる、試合に参加できる、代表選手として戦えることを支えてくれた人への感謝の気持ちを抱くことはもっと大事なことなのです。感謝の気持ちを抱くようになるのは社会人になり、一人の力ではどうにもならないことが助けてもらうことでどうにかなることを実感した時です。しかし高校総体に出場するスポーツ選手は、高校生にして人に感謝する気持ちを持っているのです。それだけでもこれから大人になる世代の中のアドバンテージとなります。感謝の気持ちを持つ人は人から好かれますし、更に助けてくれるようになります。

高校総体

勝つことも大事ですが、支えてくれている人に感謝の気持ちを持つことはもっと大事なことです。戦いの中でそんな気持ちになっている出場選手の心に接し、大切なことを学ばせてもらいました。

そして素晴らしいのは大会スローガンです。「風になれ 今青春が走り出す」に躍動感を感じます。選手だけではなく、開会式や大会運営も高校生が関わっています。開会式で感じたことは、忘れていた青春という言葉です。シナリオや演奏、ダンスなどは高校生が創り上げたものだと分かるものでした。青さや未完成の何かを感じますが、それが青春だと思いました。未完成こそ青春です。まだ自分のことが見えていない時代にあって、これから自らを完成させる旅に出る。その完成に至る道程こそが青春なのです。大人になると青春を忘れてしまうのは、完成した自分が見えなくなっていることや、自分の目指す完成形を諦めてしまうからです。未完成から完成に向かうことをしなければ青春は遠いものになってしまいます。

高校総体

未完成も好いものだと感じることができた開会式でした。そして若い選手に未来が見える。そんな感じがした開会式に出席できた幸運に感謝しています。

高校受験の要望

紀之川中学校に訪問し、「平成28年度和歌山県立高等学校入学者選抜実施に関する要望」について意見交換を行いました。毎年、当該年度の高校受験に関して中学校PTA連合会と中学校から要望を受けているものですが、受験生の負担が軽くなるように県会議員としてできる限り応援しています。平成28年度の高校受験においても生徒と保護者の要望が少しでも実現できるように取り組みます。

議会報告会
議会報告会

37回目となる片桐章浩を支援する会による議会報告会を行いました。午後7時から9時30分まで、平成27年6月県議会定例会で取り上げた一般質問と議論した内容について報告を行いました。紀の国わかやま国体で大川小学校のひまわりを咲かせて東北選手団を迎える取り組みや、和歌山県で取り組もうとしている和歌山県民の安全と安心を守るために制定した条例について、そして平成28年度に11年目を迎える貴志川線存続に向けた取り組みなどについて説明を行いました。

次回の議会報告会は8月末に開催し、紀の国わかやま国体の月となる9月は竈山神社の清掃活動を行うことを決めました。

遅くまで熱心に、そして笑いと笑顔が絶えなかった議会報告会にしてくれた皆さんに感謝しています。

その他
  • 和歌山県民歌を県民の皆さんに知ってもらうこと、全国に和歌山県民歌のPR機会を作ること、そして普及させるための取り組みについて協議しました。良い方向に向かわせたいと考えています。
  • 和歌山県としての地方創生の取り組みに関して協議しました。できることがあれば民間の力をお借りして進めることもあります。和歌山県を良くするためにできることを考えていきます。
  • 貴志川線存続に向けた支援策のあり方に関して意見交換を行いました。具体的な支援は和歌山県と和歌山市、そして紀の川市で決めていくことになります。議員として今存在している公共鉄道を大切にしたいので、貴志川線が存続するように取り組みたいと考えています。
  • 18歳からの選挙権について話し合いました。18歳からの有権者に選挙への関心を高めるための方策について検討しているところです。