活動報告・レポート
2015年7月24日(金)
地下水利用
地下水利用

地下水の活用に関する協議を行いました。地下水を汲み上げると地盤沈下が発生すると思っている人が多いと思います。僕もその中の一人でしたが、それは昔の話で現代は地下水を汲み上げても地盤沈下は起きないことを知りました。昔の掘削技術であれば井戸などは数十メートル程度を掘るだけでしたが、現代は地下数百メートルまで掘り下げます。岩盤の下の層まで掘るので地盤沈下は発生しません。

そして地球環境問題を考えると、地下水の利用は水資源の活用、飲み水などの料金の低減、そして環境負荷が小さいことから、利用を促進することが経済的にも環境的にも有効だと考えられているようです。

地下水の利用に関して最新の技術を紹介してもらいました。例えばホテルや総合病院などの大規模の建物の場合は水の利用が大量となりますから、水道水を利用するよりも地下水を汲み上げる方が安価になります。そして地球環境負荷を低減できるので、お客さんに訴えることができます。

また工業用水が不足している場所に工場を立地する場合、工業用水を引き込むことは相当の予算を伴いますが、地下水を汲み上げる技術を活用すれば安価に仕上がるのです。地方自治体の立地促進対策に資することにもつながります。

価格の低減と地球環境負荷の低減を両立させる技術が存在していることを知り、応用できることを考えました。これから具体化していく事業に採用することで予算の低減と環境負荷の低減を図る場面があると考えています。

ミーティング

昼食時間を活用して6人でミーティングを行いました。最近の活動状況について認識を共有し、これからの活動方針を話し合いました。和歌山県の産業誘致、再生可能エネルギーの取り組み、和歌山市中心市街地の再生について話し合いました。

これらは和歌山県にとっての課題であり、避けて通れないことから自分達でできることから着手することとしました。

外国人観光客対策

和歌山県の観光振興策としての外国人観光客の増加対策について協議を行いました。和歌山県でも外国人観光客は増加傾向にありますが、まだまだ集客の余地があると考えています。和歌山城や貴志川線への乗車など観光地に人は訪れていますが、買い物などの経済効果を考えた時、受け入れ体制が不十分であると思います。英語、中国語などの呼び掛けがないこと、外国のクレジットカードが利用できる表示がないなど、他の都市の商店街では当たり前になっている取り組みが成されていないのです。ですから和歌山県内での買い物は少ないように思います。

そこで買い物金額を増加させる方法や、点在する観光地の点と点を結ぶような観光施策についても話し合いました。

結局のところ、お客さんの消費性向に合わせての投資が必要だと言うことです。お客さんの望むことが実現している商店になること、商品を取り揃えること、買いやすいお店の環境、外国語表記やクレジットカードの取り扱いなどを実施することが必要だと考えます。

観光客増加に伴う経済効果があるとした場合、観光客の増加に伴う必然なのか、経営努力をしているのかで今後が違ってきます。

ブームだけであれば数年で現在の消費は消え去ることもありますから、経営努力をしてお客さんを呼び込み買ってもらえるしくみを作り上げることが必要なのです。もう今、やらなければ外国人観光客が増加しているけれど、消費は増加していないという状況に陥ります。まずは買い物してもらえる環境を整えることから始めたいところです。

ただ買い物をしてもらうだけでの観光施策ではいけません。中国の観光事業者が分析した資料を拝見したところ、買い物を目的とした日本観光は観光ではないことを指摘していました。中国人と日本人が分かち合えていない現状がある状況で観光客を増加させても、民間交流や経済交流につながらないという分析です。経済と政治を切り離して考えると経済交流が見えてきます。中国から日本への観光客を増加させることは国策ですから、その観光客に日本は「良い国だ」と思ってもらうことが肝心です。

親しみを感じてもらってから観光があります。観光したことによる満足が両国間の親交に発展していくのです。親しみを感じてもらって観光してもらうことを目指すべきだと話してくれました。

和歌山県のインバウンド対策に取り入れたいことがたくさんありました。反映できるように活動を行います。

東部の会

二ヶ月に一度開催している東部の会に参加しました。会の冒頭、平成27年6月県議会での一般質問を説明させてもらいました。早速登壇したこと、私達が思っていることを取り上げてくれたことなどを喜んでくれました。議場で発言しない議員がいるけれど、そんなことを見習わないで今のまま活動して欲しいと要望をいただきました。

参加者は25名を超えていたように、この会を楽しみにしている会員さんが多いことを感じています。「腹を割って話ができる会を楽しみにしています」、「結局、残るのは会社の縦の関係ではなくて横の関係がある人です。仕事を超えてつきあいをしていることが会社を離れてのつきあいになります」などの意見を聞かせてもらいました。

次回開催は10月と12月の予定ですが、開催月以外でも親交を深めることにしています。