活動報告・レポート
2015年7月12日(日)
和歌山巴里祭
和歌山巴里祭

恒例となっている和歌山巴里祭が開催されました。早いもので今年が17回目の和歌山巴里祭となります。開催にあたり、顧問としてプログラムに挨拶を述べさせてもらいました。

ごあいさつ
和歌山シャンソン協会顧問 和歌山県議会議員 片桐章浩

第36回市民文化まつり参加、和歌山巴里祭、第17回チャリティー・シャンソン・フェスティバルが皆さんのご協力のお陰で今年も開催することができました。このように盛大に開催ができますのは、シャンソンを愛し、いつも応援してくれている皆さんがいるからだと深く感謝申し上げます。今回も実行委員会と出演者一同が心を込めて、ご来場の皆さまに素敵なシャンソンをお届けしたいと思います。

そして今秋には、和歌山巴里祭の入場収益金を社会福祉に貢献している団体に贈呈させていただきます。和歌山シャンソン協会として、毎年、和歌山県の文化発展と社会貢献活動への取り組みとして実行しているものです。

実行委員会と出演者が心を込めたシャンソンは、皆さんに心から楽しんでいただける感動の舞台になると確信しています。ご来場いただいた皆さまにとって今年の和歌山巴里祭が、この先いつまでも皆さんの心に残るなら私達の喜びとなります。本日はご来場いただきましたこと心からお礼申し上げます。ありがとうございます。

和歌山巴里祭

今回も感動体験を味わうことができました。嶋本龍さんは和太鼓ソリストで、和歌山県有田市在住の方です。一度演奏を聴いたことがあったのですが、期待通りの迫力と繊細な音を生み出してくれました。和太鼓をソロで公演する人は少ないと思いますが、ソロの太鼓なので個人の思いが音色に表れます。内面の動きが音に現れているようで、本来は迫力のある太鼓の音ですが繊細な音が刻まれているように感じました。

舞台はシャンソン、和太鼓、シャンソンの三部構成だったことから変化に富んだ音楽を楽しむことができました。

さて懇親会でもシャンソンの話に花が咲きました。出演された皆さんは緊張が解け、仲間と一緒に美味しいビールが飲めることを楽しみにしています。「この瞬間が待っているから舞台に立っている」という感想を聞かせてくれたのはDさんです。今回で10回目の舞台ですが、「市民会館大ホールの舞台は緊張します。出演前は緊張するので毎回、止めたいと思います。でも終わった後の達成感が感じられるから出演していると思います」と話してくれました。観客席から観ていると緊張していないように見えるのですが、心臓の鼓動が聞こえるほどに緊張しているようです。

和歌山巴里祭

でも緊張感があるから達成感もあります。緊張しない行動をしても達成感は感じられないと思いますから、時には緊張する場面は必要なのです。

出演された皆さんは、それぞれの思いを持って舞台に立っています。この舞台に立つことを目指して練習を続けていますし、シャンソンを通じて私達にメッセージを届けようとしてくれています。出会いと別れの歌詞が多かったように思いますから、今回のメッセージは、「人生は思っているほど長くない。自分の気持ちを人生で表現しよう、出会えて一緒に喜べる時が大事なもの」だと思っています。素敵なメッセージを届けてくれた出演者の皆さん、実行委員会の皆さんに感謝しています。

懇親会での挨拶の主旨は次の通りです。

こんばんは。今回もとても素晴らしいステージを届けてくれた出演者の皆さん、この日のために走り回ってくれた実行委員の皆さんに感謝しています。ありがとうございます。

和歌山巴里祭を終えた後、ロビーで参加してくれた皆さんと話をしました。皆さんとも「とてもよいステージでした」、「参加者の皆さんの歌が上手で楽しかった」などの感想を聞かせてもらいました。来場してくれた方々が笑顔で帰ってくれたことが嬉しいことですし、やって良かったと思える瞬間です。

素敵な歌声を聞かせてくれた皆さんに改めて御礼申し上げます。

そして演奏を担当してくれた皆さんにも感謝申し上げます。特に宇田川さんは来月、8月2日に和歌山市内でライブを行いますから、皆さんからの応援をお願いいたします。

そして今回も和歌山巴里祭の収益金は今秋に福祉団体に寄贈する予定です。和歌山市長が来てくれていますが、市の協力を得て取り組みたいと思いますので、何卒、よろしくお願いいたします。今日のシャンソンが素晴らしいかったことをお祝いして挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。

少し暖かいけれど、シャンゼリゼの風が吹き抜けたような帰り道になりました。文化に香りに浸ることは良いことです。