活動報告・レポート
2015年7月6日(月)
がん対策
がん対策

和歌山県ではがん発症率が高いというデータがあります。その理由は分かりませんが、考えられることは健康診断の受診率が低いことや、喫煙率が高いことなどが考えられます。因果関係が分からないので確定した理由ではありませんが、長寿県では健康診断の受診率が高く、また健康体操などを取り入れていることから、和歌山県でできていないものに予防効果があると思われます。

ただ幹線道路に沿っていない和歌山県なので、紀伊半島まで先端の医療施設が来てくれないことも要因の一つだと話し合いました。関西圏では大阪、中部県では名古屋にあるがんの予防に資する医療機関があれば、がん予防に効果があると思います。

そんな医療施設の誘致や、迎え入れるために取り組むべきことなども話し合いました。和歌山県が、がん予防のできている先進県でありたいものです。

作業所の問題

作業所で働いている人たちの給与水準が低いことが問題であることを話し合いました。全国のA型作業所で働く人の平均賃金は約4万円だそうです。この給与水準は、最低賃金の3分の1程度のもので、この所得では生活できないと思います。しかも全国のA型作業所の約3分の1が月収約4万円だと聞きました。最低賃金に届かないA型作業所の雇用実態ですが、作業所自体の収益が少ないことから働く人の給与をあげるまでに至らないようです。

更にB型作業所においては、働く人の月収は約1万4千円だそうです。これでは生活できませんし、収入が少ないことから経営も苦しくなっています。社会福祉法人として作業所の収入だけではなくて、収益を上げられる事業を行いたいと相談がありました。社会福祉法人が収益をあげることで経営が安定し、その結果、働く人の給与が上昇していくのです。そんな循環になるようなしくみに関して話し合いました。

信用を使う

人に依頼をして、その人の信用を使って依頼したことが実現した場合、依頼者は何が何でもその約束を守らなければなりません。その人の信用を使って依頼した事項が実現したのですから、約束を果たしその人の信用を守ることは絶対にすべきことです。

こんな事例がありました。

税金が滞納し、役所から催促されてどうしようもなくなった人がいました。そこで信用のある人に依頼をし、その人が役所と話し合って分割払いで話を取り付けました。分割での支払い金額に際しては、依頼者の支払能力を勘案し、依頼者が支払える金額を設定しました。

ところが数ヵ月後、その依頼者が再び税金の支払いを滞ったのです。しかも依頼者はその人に電話をかけて「もう一度、支払いを猶予してくれるように頼んで欲しい」と話してきたのです。

「分割支払いで約束した通りに支払いできないのですか」という問いに対して、「支払い金額が大き過ぎて今月は支払いが出来ません。何とか待ってくれるように話をして下さい」という答えが返ってきました。

「あなたは人の信用を使って税金の支払いを分割にしてもらっているのですよ。人の信用を活用しているのですから、人の信用を失わせないためにも絶対に支払いを滞らせてはいけません。そんなことは当たり前のことです。約束を守らないで、再び、支払いの延期を依頼してくるのは大きな間違いですよ」と答えました。

人の信用を使って税金の支払いを分割にしてもらったのですから、その人の信用を第一に考えて何が何でも支払いをしなければなりません。それが信用を使わせてもらった人の礼儀というものです。信用を失墜させるような行為をした上で、更に「支払いを延期してくれるように頼んで欲しい」という依頼は甘え以外の何物でもありません。

信用を使わせてもらった人は、その人の信用を失わせないように約束を守ることは当たりえのことです。当たり前のことをしないで、言い訳をして信用を失わせる行為は人として許されるものではありません。分割支払いを取り決めた時の金額は予め分かっているのですから、その支払いを最優先させることが筋道です。

「他の支払いがあるので税金の支払いを待って欲しい」という甘い依頼は、「また頼んだら何とかなる」という考えがあるからです。人に依頼したことに対しての約束は最優先すべきことだと分かっていない人に全く信用はありません。人の依頼する場合、その人の顔に泥を塗ってはならないのです。人に依頼した結果、それが成し得たことを軽くみているのは信用のない人に共通した特徴です。

依頼して簡単にできたことは、簡単に約束を破ることにつながります。自分で苦労してできたことであれば、簡単に人との約束を破ることはしないものです。