活動報告・レポート
2015年6月30日(火)
出国

ハワイと日本の時差は19時間です。そして日本からハワイまでの途中で日付変更線を超えることから時差ぼけの可能性もあります。火曜日の午後3時35分に出発した飛行機が日本の関西空港に到着するのが水曜日の午後6時30分ですから、一日を飛び越えたような感じになります。 

尤も、先週の土曜日は午後9時45分に関西空港を出発するのですが、ハワイに到着するのが土曜日の午後1時になります。19時間も時計が戻っているので、残念ながら時間を飛び越えて存在することはできないのです。

そのため午前中の時間が限られていることからホテル周辺の建物を訪ねるなどして、日本への帰国準備に入りました。わずか三日前に来たばかりのモールに旅行会社の事務所があり、今日、ホテルから空港まで車で送迎してくれることが判明しました。最初にワイキキを訪れた時に、この旅行会社のデスクに案内してもらったのが嘘のようです。ワイキキは三日間ですっかり馴染みの街へと変化し、温かく迎え入れてくれています。

午前11時55分に車が迎えに来てくれるので、午前中に少し慣れてきた街を歩いてみました。街を歩くとドキドキするのは何故でしょうか。知らない場所にどんな素敵なものが待ってくれているのか想像しているからなのでしょうか。それとも弾んだ会話が街を変えてくれるからなのでしょうか。

たくさんの思い出を残してくれた街を後にする時間が近づいてきました。出会いは楽しさがあり、別れには寂しさが伴います。どちらも体験できることが異国の地を訪ねることの意味なのですが、今回は国際大会を体験したこともあり、楽しさが勝っているように感じます。

  • ライオンズクラブ国際大会に初参加して、世界で活動していることの意義を感じられたこと。それは自信を持っていることと、自分に対する誇りを持っているということです。自信と誇りこそが自分を前進させてくれる力になります。
  • リゾート地のワイキキで国際大会を行ったこと。観光立国の持つ魅力を感じ取ることができました。ゆったりと流れる時間、コンパクトな場所に観光地が存在していること。観光地化したハワイですから、他の都市よりも観光地としては後発なので世界レベルのおもてなしをしていること。観光都市を目指している和歌山県がおもてなしの面でも観光地巡りの方法の面でも見習うことがたくさんあります。
  • ライオンズメンバーと国際大会に参加できたこと。メンバーがいるから活動は楽しいのであって、一緒に参加できたことを誇りに思います。それぞれに仕事があり、そこに費やす時間が必要な中、社会奉仕活動のために本来であれば利益を得られる筈の大切な時間を使ったからです。そんなメンバーがいることを誇りに思っています。
  • ホテルの環境が快適だったこと。ホテル内での生演奏、ハワイ料理、満月を眺めながらビールを飲めたこと。国際大会でのたくさんの思い出を心に刻みました。
  • 右走行の道路の運転を初体験したこと。島の北側にあるハレイワまで運転して訪れたこと。ハレイワまで行けると思っていなかったことから、嬉しい行程になりました。小さな街ですが、小さい中にも賑わいがありました。都会を真似るのではなくて地元にあるもので観光地として勝負しています。地元の文化を商品化していること。他の都市では真似ができないものを置いているので、自分の意思で価格設定ができるのです。他で買えないものを置いている強みを感じました。
  • 帰りの飛行機が早く感じたこと。学んだ感と充実感を持って帰国の途に着いたため、帰路の時間を早く感じさせてくれました。一生、忘れられない国際大会参加となりました。準備をしてくれたメンバーに深く感謝しています。「マハロ」。