活動報告・レポート
2015年6月22日(月)
一般質問四日目
一般質問四日目

本日で一般質問最終日を迎えました。四日間の議論を終えて、明日から常任委員会の審査に入ります。

この中でイノベーションの機運が起きるような和歌山県にすることについての議論がありました。参考にする都市としてシアトルを例に出し、ボーイング社、コストコ、スターバックス、マイクロソフトなどの企業が集積している秘訣に迫りました。「それは多様性を受け入れる都市であること」が、企業が立地し成長していく秘訣だそうです。多様性を受け入れることは人も生物も成長するために必要な条件だと聞いたことがあります。単一性の集団は外部からの圧力に弱く、危機に対応できないことが理由です。

企業も社会における生き物ですから多様性が必要なのです。単一性の企業は外部環境の変化や危機に対応できないので、やがて滅びる運命にあります。しかし多様性のものを受け入れることで、滅びる企業もあったとしても、その中から生き延びる企業も現れることになります。外部環境の変化に対応することが、企業として生き残るための条件ですから、多様性の中にいて成長を遂げることが必要です。シアトルにはそんな環境があるようです。

シアトルは決して都会ではなく、アメリカにおける地方都市の位置づけです。和歌山県も地方都市ですが自然環境が良く、新しい企業を育む条件は整っていると思います。日本のシアトルを目指す和歌山県。夢があると思いますので、先進性を持った和歌山県になれるような企業誘致活動につなげたいものです。

観光行政に関しても議論がありました。観光地に必要なものは、気候、自然、食べ物、そして文化だそうです。四つの条件が整っているところが観光地に成り得る条件だと議論が交わされました。フランスは四つの条件を整えている国なので、年間約8千万人の観光客を呼び込んでいるようです。和歌山県を訪れる外国人観光客は、年間約30万人ですから、まだまだ伸びる余地はあります。四つの条件を満たしていると思いますから、国が進めているビジットジャパンの中で和歌山県の存在を強く発信したいものです。

また行政改革・基本計画等に関わる特別委員会も開催され出席しました。この議会で提案されていた関西広域連合に関する議案を可決しました。関西広域連合としてスポーツ振興に力を入れるためスポーツ担当部門を新設するという議案です。

ワールドマスターズ大会やラグビーワールドカップなど関西を舞台に開催されることが決まっています。これらの国際大会を成功させるために、関西広域連合がひとつにまとまるための新しい組織を設立させることになります。

コミュニティスペース開店

ふれあいカフェが本日、開店しました。これまではダンススタジオとして活用していた場所を、地域の皆さんが気軽に来られるようにカフェとしてオープンさせました。勿論、ダンススタジオとしても活用できますし、仕事の打ち合わせや友人との待ち合わせなどにも利用できます。

ふれあいカフェ

コンセプトは「カフェでつながるまちづくり」で、近隣の方々が集まって交流できる場所になっています。ダンスやカラオケなど、一人ではできないことでもみんなが集まると楽しい時間になります。そんな時間を創り出すための場所がこの「ふれあいカフェ」なのです。オーナー自らが店頭に出て、お客さんを迎えてくれました。開店の今日、たくさんの人がカフェに来られたように、オーナーとスタッフの人柄が人を呼び寄せています。

これからも地位に親しまれるカフェとして存在感を増していくと思います。今日は野菜をベースにしたメニューも提供してくれるなど、おもてなしの心で迎えてくれました。ありがとうございます。