平成27年6月県議会定例会の一般質問が始まりました。初日は4人が登壇し知事を始めとする当局と議論を交わしました。和歌山県は人口が減少していくと予測されているため、将来人口の減少を歯止めすることの対策についても議論が交わされました。現在90万人台の人口を70万人台に留めることを目標に掲げていますが、放置しておくと50万人台に減少するという予測がありますから、全力を尽くして70万人台に食い止めることを目指しています。今よりも少ない数字を取り組み目標とするのは違和感がありますが、それだけ危機感を感じることがでてきます。
全力を尽くして70万人台ですから、この数字は何としても達成しなければ和歌山県は成り立たなくなります。またその70万人の内、高齢者人口が多くを占めることになりますから、できるだけ現役世代の増加を目指すことが求められます。
若い人が和歌山県にいてもらうこと、学校を卒業後リターンしてもらうためには、働ける企業、働きたいと思ってもらえる企業の存在が不可欠です。議会終了後、会社経営者と話したのですが、「東京の企業と比較されると和歌山県内の企業は辛いものがあります」と言うように、東京に本社のある上場企業と働く場所として単純に比較されると、和歌山県に戻ってもらうには厳しい状況です。
故郷で働く動機付け、または働く環境の良い和歌山県を作り上げることで、資本金や市場の違いを乗り越えることができます。それでも現実は厳しいのですが、和歌山県内の企業に魅力があることが若い人たちに戻ってもらうための条件です。
東京の大企業と対抗できるのは、安定している県庁や市役所だけということにならないようにしたいと考えています。この経営者とはそんな話し合いを行いました。
さて一般質問初日を終え、明日は二日目になります。四人目で登壇させていただきますので、皆さんからのご声援をお願いいたします。昨日も掲載しましたが、議長宛に通告した質問項目は次の通りです。
- 南紀熊野体験博で根付いた地域振興をどう活かすのかについて
(1)南紀熊野体験博でのノウハウ等をこれからの地域振興にどうつなげ、継承していくのか
(2)和歌山県地域興しのエースとしての熊野古道を活かした取り組みについて - 大川小学校のひまわりを活用した防災意識向上の取り組みについて
(1)津波による犠牲者ゼロを目指すための対策について
(2)命の大切さを考える教育の一環としての取り組みについて
(3)「東日本大震災復興支援」という冠称における国体での取り組みについて - ペットとの共生を目指す和歌山県について
(1)ペットと共生できる社会づくりに向けた取り組みについて - エネルギー関連施策の充実について
(1)政府要望に至った背景と国のエネルギー政策に関する意見について
和歌山ゴールドライオンズクラブ最終例会を行いました。ライオンズクラブの年度は7月から翌年の6月までですから、今回が本年度の最終例会となります。ゲストに柳橋さやかさんを迎えて、会員の皆さんと一緒に楽しい時間を過ごすことができました。
新しい年度になると体制もメンバーも一部入れ替わることになりますから、この人達と、この時を楽しむことができるのは、今日が最後ということになります。そんな思いが時をより楽しいものにしてくれているように感じます。
いつもこの時が最後の機会になると思って、懇親会や会合に参加すると、得るものが大きくなると、ふと思いました。
さて会長の挨拶では幸福感や達成感を覚え気分が高揚している時に「オキシトシン」というホルモンが分泌されていると話がありました。別名「幸福ホルモン」と呼ばれるものです。
「オキシトシン」が分泌されている状態では、気分が安定し、人への親近感が増し信頼感を持てるようになるそうです。誰かのために何かをしたいという気持ちまで生み出してくれるという報告もあるようです。会長がそんな素敵な挨拶をしてくれました。
幸福感を感じられると人に優しくなれるとこ、誰かのために何かをしたいと思うようになること。人に優しくするために、まずは自分が安定して幸せな気持ちになることから始めたいと思います。
確かなことは、最終例会で幸せな時を刻むことができたことです。こんな時間を過ごせるようにしたいと思っています。