太陽光発電に関する打ち合わせを行いました。自然公園内に太陽光発電を設置することに関して、守るべき自然公園の価値と、再生可能エネルギーの価値判断を図ることになります。景観に配慮しながら再生可能エネルギーの導入を図ることが正解だと思います。土地の所有者にとって自然公園地域が少しも活用できないのであれば所有している価値はありませんし、何もできない土地であれば売買することも出来ません。自然公園だからといって国も地方自治体も買ってくれることもありません。自然公園に指定されている場所を個人が所有していても何も利点がないことが問題です。
土地の所有者が自然公園に関して十分に認識のないままに、地方自治体から活用できない場所に指定されてしまっていたことや、指定するほど価値があり守るべき自然であれば地方自治体が買い取って欲しいと依頼しても、買い取りはしないので個人で保全と管理し続けることを依頼されるとしたら、単に保持しているだけのことになります。保全と管理には費用が発生しますから持ち続けることは難しい状態になります。
そのため自然公園と言いながら管理されないで木や雑草などが生い茂って景観が保持されていない状態になっています。こんな自然公園に価値があると言ったとしても、誰も見学に来ることはありません。
景観に支障のない範囲で太陽光発電を設置することで維持管理が図れることや、自然公園を展望できる場所に案内板を設置することで自然公園としての価値があがります。土地の活用を図ることで自然景観は守れることもありますから、決ったことを主張するのではなくて、自然を守る立場の人と土地の所有者が話し合うことで良い方向に解決できることがあります。
自然を守り、その中で自然エネルギーを発生させることは、環境保全と活用につながるものですから、前向きに取り組みを進めたいものです。そんな話し合いを行いました。
毎年のように事業規模を伸ばしている経営者と懇談する時間をいただきました。話の中でその秘訣に触れることができました。
ひとつは従業員さんを大切にしていることです。従業員とその家族を守るために事業をしていることが伝わってくることから、そのことが分かります。250人を超える社員に気持ち良く、そしてやりがいを持って働いてもらうことと、従業員さんを信頼して継続して仕事ができる環境を整えていることが一つです。
そして職場をきれいに保つことを指示しています。午前8時には会社に入り、全員で職場の清掃と会社周辺の道路の清掃を行っています。そこには職場環境作りとお世話になっている近隣の皆さんへの感謝の気持ちが表れています。当然のことですが、近隣の方はそのことを知っているので、好印象を持って地域に受け入れられて地域社会と共生しています。会社に出勤して最初にすることは清掃であり、身辺の整理と清掃は人に任せるのではなくて自分で行うことが業績につながっていることが二つ目です。
そしてお客さんに感謝の気持ちを伝える行動をしていることが三つ目です。来社されたお客さんには自分の顧客でないとしても、職場全員が自席から立って「いらっしゃいませ」と挨拶をしてお迎えてしています。
そして商談や打ち合わせを終えてお客さんが帰る場面でも、職場の全員が席を立って「ありがとうございました」と挨拶をしてくれます。しかも社長や専務が在席している場合は、社長も専務も同じように立って挨拶をしています。率先垂範の姿勢が社会に伝わり、お客さんを大切にする気持ちを全員の行動で示しているのです。
このような経営者の姿勢が従業員さんとお客さんに伝わり、業績を伸ばしている要因になっていると思います。打ち合わせを終えて外に出たところ近隣の人と出会い、社長に対して、社員の姿勢を褒めると共に、地域にとって必要な会社であることを伝えていました。
尊敬している先輩たちと懇親会を行いました。今日を楽しく生きること、楽しく仕事ができることに感謝しながら、「人生の中で今日が一番若い日である」ことを思うことが大事だと伝えてくれました。自分にとって一番若い日が今日なので、今日やるべきことをしなければやれる日は限られてきます。
自分にとって一番若い今日を生きること。それが今日できることです。