平成27年6月県議会定例会に備えて議会運営委員会が招集されました。議会運営委員会とは議会日程や提案される議案など執行部から提示を受け、それに基づいて議会運営方法を決定していく委員会です。ここで承認された日程に基づいて知事から定例会を召集されることになり、本会議で議案の提案を受けることになります。
平成27年6月県議会定例会は、6月10日から同月26日までが会期と決定されました。
6月は環境月間です。地球環境問題を考えることは、身近な取り組みから始めることだと思います。そこでNPO法人青少年国際福祉教育協会では、自分達でできることから始めようと、ツツジ30本を植樹する作業を行いました。植樹場所は和歌山市の私立みちる保育園で、関係者が保育園を訪問し園児達と一緒にツツジを植える作業を行いました。
みちる保育園にツツジを植樹させてもらったのは、同園は日頃から環境問題に熱心に取り組んでいることから、更に環境問題を身近に感じてもらうために環境月間に合わせて植樹を行ったものです。
園として植樹場所の確保や道具を用意してくれていて、年長組の園児と共に穴を掘り、ツツジを植えていきました。子ども達が熱心に、そして遊びながらお手伝いをしてくれたたお陰で、短時間で植えることができました。
子ども達の成長と共にこのツツジも成長していきますから、これから園児の成長を見守ってくれる存在になってくれると思います。先生方も今日の日を迎えるために熱心に準備をしてくれるなど協力体制を整えて対応してくれました。
同園では園舎に太陽光発電のバネルを設置し、システムを導入しています。モニターで発電量の監視できることから先生方の環境意識と省エネ意識は高く、子ども達に対する環境の取り組みに熱心さが伺えました。それは子どもをお迎えに来る保護者にも今日子ども達が植樹作業をしたことを伝え、植樹された場所を見てもらえるように配慮していることから分かったものです。
私達にできることは小さな取り組みですが、大人も子どもに対しても環境意識を高めていくことが地球環境問題を考える契機になると思います。私達は、小さなことから始めることが大きな成果につながることを意識した活動を行っています。
保育園の関係者から「このNPO法人はどんなことに取り組んでいるのですか」という質問がありました。私達の周囲にいて関われる子ども達の成長過程において国際感覚や地球環境問題への意識付けなどを図ることを目的に活動をしています。
これまでブルネイ国からの子ども達を和歌山県に迎えて、日本の文化体験や社会見学、和歌山県内の学生との交流機会を作っていること。フロリダ州からの訪問者を受け入れて文化交流を行っていること。そして和歌山城の歴史を学ぶために紀州子ども語り部育成事業を行ったこと。全国福祉サミットを開催したこと。福島県で震災の影響を受けた方を和歌山市で受け入れて、慣れない土地での被災者の生活の応援をしたこと、などがこれまでの活動実績となっています。いずれも子ども達に国際感覚に接する機会を提供し、歴史や福祉の教育機会を提供できていると考えています。
そして今回のツツジの植樹も子ども達が植樹作業をすることによって、いつか環境問題を考える年齢になった時、「保育園の時にみんなとツツジを植えたなぁ」と思い出してくれるなら嬉しいことです。
子ども達の成長過程に少しでも関れて、授業で体験できない部分を学習できる機会を作りたいと考えています。作業の準備とお手伝いをしてくれた園長先生、先生方、園児の皆さんに感謝しています。