活動報告・レポート
2015年5月29日(金)
平成28年度の提案と要望
外国語教育

小学生や教師に対する外国語教育を本気で実践する必要性について話し合いました。これまでも小学校で外国語教育を行ってきましたが、そこから大きな成果をあげているという意見は聞こえてきません。数年前に先生に対する英語の授業の指導方法の現場指導をしたことがありますが、現在は途絶えたままです。小学校からの英語教育の重要性は今更言うまでもありませんが、実践できているかどうか成果が分かりません。

国をあげて子どもへの英語教育の必要性が議論されている中、和歌山県として先進的な取り組みをしたいところですが、思うような成果をあげられていないようなので問題だと考えています。小学生がいつまでも小学生でいる訳ではありませんから、早急に身に付くための英語教育を実施したいところですが、「教育予算が限られていることもあり」という答えでは一向に進みません。何とかして現状を打破するための方策について話し合いました。本年度は勿論のこと、平成28年度に向けた取り組みを進めたいと考えています。

都市再開発

既に南海和歌山市駅の再開発について報道がなされています。そこでJR和歌山駅前の再開発に関する現状とこれからの取り組みに関する協議を行いました。和歌山市駅の再生計画が示されたたことで、立ち遅れることの危機感を持ちながら再生計画について協議を行いました。中心市街地に都市機能を集約させるコンパクトシティを推進することで賑わいと住み易い都市づくりと行政コスト削減などの効果が期待できますから、駅周辺の再開発をうまく進めたいと考えています。

どんな街づくりを目指すべきかを話し合いました。都市再生に関しては大きな課題なので、継続した協議を行うことにしています。

平成28年度の提案と要望

早いもので国の施策と予算に関する和歌山県としての提案と要望をまとめています。平成27年度がスタートして二ヶ月ですが、もう平成28年度に向けた取り組みを行っているところです。先を見据えて平成27年度の取り組みをすることになりますから、方向性を定めておくことは県政として大切なことです。

個人として注目している平成28年度の提案と要望は以下の通りです。

  • 特定複合観光施設区域への地方の選定について。
  • 空家対策の推進と中古住宅の流通促進について。
  • 地方創生に資するコンパクトな地域拠点整備について。
  • 関西空港と紀淡・四国高速交通インフラの早期実現について。
  • 海洋エネルギー開発の促進について。
  • エネルギー関連施策の充実について。
平成28年度の提案と要望

これら和歌山県課題に関しては、これまでの議会で取り上げてきたことから、以上の項目については特に注目しています。

この中で、海洋エネルギー開発に関しては、昨年度は内閣官房の候補地選定から選に漏れたことから、何としても海洋発電実証フィールドの候補地に選定して欲しいと考えていますから、和歌山県として継続して要望していきます。和歌山県の海流発電を国から実証フィールドに選定してもらうことで名乗りを挙げる事業者が増えますし、ほかの候補地を含めて国主導のプロジェクトとして弾みがつくことになります。エネルギーとしての潜在的可能性があり、気象条件の影響を受け難い海流発電は将来有望なエネルギーと考えているため、国への要望活動に取り組みを行います。

同じく海洋資源の活用に関して、和歌山県沖の表層型メタンハイドレートの開発の推進を国に求めて行きます。現在、日本海側での表層型メタンハイドレートの資源量把握の調査を行っていますが、太平洋側での調査は実施していません。平成24年度から平成27年度に至るまで和歌山県として調査を進めていますが、資源量の把握と技術開発を早急に進めることを国に要望していきます。

また国への提案と要望になっていませんが、障がい者雇用の問題を次年度の検討課題にして欲しいことを要望しました。障がい者雇用の推進は推進すべき福祉行政であり、雇用機会を増やすことと企業が障がい者施設からの物品調達や役務調達を推進するためにも、国に提言すべき課題だと思っています。

和歌山県の場合、企業で障がい者雇用の比率が検討されていますが、仮に2パーセントから2.4パーセントに引き上げられるとすれば、雇用が難しくなる企業も出てくると思います。それより現実的に就労機会を増やすために障がい者のみなし雇用を認めてくれたら、障がい者を雇用している施設への発注が増加すると思います。就労機会の拡大のためにも国に要望して欲しいことを伝えています。

皆さんから意見のある問題を国にあげることは、実現する可能性を引き出せるもので、やりがいのある活動です。平成28年度を意識した今日の活動を実施したいと考えています。