活動報告・レポート
2015年5月23日(土)
大分県
大分県

大分県はおんせん県を宣言しています。大分県観光ガイドマップには温泉のことが記されていて、おんせん県で過ごした分だけ最幸な時間になると宣言しています。大分県がおんせん県を宣言しているのは温泉の源泉数が4,411孔あり、全国の16.1パーセントを占めていることと。温泉から湧き出している湯量が全国の10.8パーセントを占めていることに起因しています。

大分県では世界中の温泉を巡るのと同じくらいの数多くの泉質につかることができるので、世界におんせん県であることを観光施策として宣言しているのです。

大分県の観光の凄いところはおんせん県であることに自信を持っていることです。話をした相手は藤田大分県議会議員、旅館の人、交通機関で働いている人達だったので当たり前かもしれませんが、皆さん共に「大分県の温泉は日本一ですから」と自信を持って話してくれるのです。

別府温泉と湯布院に代表される温泉地は日本人だけではなく外国人にも好まれているようで、特に中国と台湾からの観光客が増えていると聞きました。国内の観光と共にインバウンド観光にも大分県では力を入れているので、大陸に近い九州という土地柄もあってこれらの国からのお客さんが増加しているようです。

大分空港や観光地にはおんせん県の幟が掲げられていて、行政と民間事業者が共通した観光戦略を取っているところが分かります。誰に「大分県の売り物は何ですか」聞いても「温泉」と答えてくれたのも、観光戦略が徹底されていることが伺えました。和歌山県を訪れてくれた観光客から「和歌山県の売り物は」と質問された場合、果して自信を持って同じものを答えられるかどうか分かりません。回答として温泉、ミカンや桃などの果物、パンダ、貴志川線のたま駅長、熊野古道、高野山、和歌山城などが答えになると思います。優れた観光資源がありますが、大分県の取り組みのように、世界に宣言できる共通ものに至っていないように感じました。

最初はおんせん県という呼び名に慣れていなかったのですが、一日いるだけで「確かにおんせん県だ」と思ってしまうのですから観光戦略は大切です。空港、飲食店、旅館、売店、鉄道やタクシーなどの交通機関、そして観光に携わる皆さんからの「おんせん県」のメッセージなどが大きな効果をもたらせています。

そして「大分県を出発してからこのバッヂをつけて下さい」とPRの言葉と共におんせん県のバッヂをいただきました。デザインも可愛いことから「親切にしてもらったお礼につけなければ」と思っています。このように、おもてなしの気持ちと共にバッヂがあることが観光PRとして大切なことです。

大分県

大分空港で持ち物検査をする時に驚いたことがあります。携帯電話や財布などを入れるボックスのデザインにおんせん県のキャラクターを使用し、しかもボックスがお風呂の桶の形になっているのです。持って帰りたい位に可愛いデザインになっているので、出発の時にまで大分県に対して好印象を持ちました。「また来よう」と思わせることが観光戦略ですから、空港でのこの演出は見事だと思います。

観光県に必要なおもてなしの精神を学ばせてもらえたような日になりました。大分県で出会った皆さんに心から感謝しています。

交流会

今回、後援会活動から初めて選挙戦を応援してくれた皆さんが交流会の機会を持ってくれました。会場を提供してくれたオーナーを始め、20名を超えるチームメンバーと懇親することができました。今回築いた絆を大切に保ちながら議会活動を続けたいと考えています。皆さんからの温かくて力強い激励はこれからも続く宝物です。皆さんからは個人的な要求はなく、「みんなのために、和歌山県のために、そしてこの国のために活動して下さい」という言葉があるだけです。心から応援してくれている皆さんに感謝申し上げます。