活動報告・レポート
2015年5月19日(火)
臨時議会最終日
臨時議会最終日

四日間に亘り開催された臨時議会の最終日を迎えました。常任委員会と特別委員会の所属議員の決定、意見書の採択、議案の採決などを行いました。

私は常任委員会では建設委員会に所属し、副委員長の職をいただきました。建設委員会は前年に引き続いての所属となります。これは和歌山県内の高速道路や幹線道路を始めとする道路網が整備されつつあり、平成27年度もこの計画の進捗を見守りたいこと。そして和歌山市中心市街地の再開発の動きがあることから、計画の進展の確認と提言をしたいと考えていることが今回も建設委員会に所属を希望した理由です。

早速、南海和歌山市駅の再開発の計画が発表されました。和歌山市駅の建替えと市民図書館を駅と一体化させるような形で移転する計画です。また、市民会館を中心市街地の伏虎中学校用地に移転させることで跡地活用の再開発の計画があるように、これを契機として再開発が進んでくことになっています。やりがいと計画への参画が図れることから、本年度も建設委員として活動することになりました。

また特別委員会は、行政改革・基本計画等に関する特別委員会に所属することになりました。昨年までは防災・国土強靭化対策特別委員会に所属し、県内の防災対策について協議を行ってきましたが、防災計画の骨子までを仕上げることができるなど一定の成果を見ることができました。

今回は、和歌山県の将来像を描く中期基本計画策定の期限が平成29年度までとなっていることから、向こう10年間の和歌山県政と10年後の姿を描くような形でこの基本計画の策定に着手することになります。和歌山県の目指すべき姿と、そこに至る道筋を議論し描いていくことはやりがいのある仕事だと考えています。人口減少問題、高齢化と少子化への対応について、地元産業の振興、大型の火力電源や再生可能エネルギーを持つ県として将来に向けたエネルギー問題との関わりなど、検討課題は盛りだくさんです。

特別委員会の任期は2年間ですが、丁度、中期基本計画策定の時期と重なります。皆さんの意見を聞かせてもらいながら、策定に関わっていくことにしています。

また国に対する意見書として「地方財政の充実・強化を求める意見書」を全員一致で採択しました。県土発展のための県政を担うための対策を実行していきますが、財政面の不安を解消することが必要な計画を実行するための基盤となります。国に財政面での支援を依頼することを意見書として採択して臨時議会を終えました。

なお議会運営委員会が開催され、平成27年6月議会定例会の日程を決めました。会期は6月10日から26日までの期間となっています。また9月議会定例会は紀の国わかやま国体開会と重なるため、前倒しして8月開催にすることを協議しています。紀の国わかやま国体を県議会として現場入りして盛り上げるため、県議会定例会をお盆明けに開会し9月初旬に閉会する案で検討しています。参考までに、前回和歌山県で開催した黒潮国体の時も8月に開催しています。

議会報告会

応援してくれたTさんが議会報告会の開催を近所の皆さんに呼び掛けてくれました。Tさんの自宅で開催した議会報告会には20人が集まってくれました。初めての開催ですから何人集まってくれるか分かりませんでしたが、Tさんが近所を回った感触として「20人は来てくれると思います」と聞いていましたが、実際に20人の方が来てくれました。案内状を持って行ってくれるなど尽力してくれたTさんに深く感謝しています。

今日の議会報告会では、県議会の役割、議会報告会を開催することの意味、和歌山市の動向などの話を行いました。お蔭様で皆さんから好評をいだたきました。

「丁寧に説明してくれたので議員の仕事が理解できました」。

「議会報告会に参加したのは初めてです。とても分かり易かったし親しみが持てました」。「議員は選挙の時だけ挨拶に来るものと思っていましたが、選挙を終えた後、直ぐに議会報告会を行ってくれるのは驚きました。こんな議員さんは今までいませんでした」。

以上のような感想を聞かせてもらいました。

メモを持参して聞いたことを書き取ってくれる人もいるなど、皆さんの姿勢から熱心さが伝わってきました。この地域で議会報告会を開催したのは初めてでしたが、皆さんから継続して欲しいとの意見をいただいたので、半年に一度開催することにしました。

参加してくれたのは素敵な人ばかりでした。「片桐さんが来てくれるというので来ました」などの声も聞かせてもらうなど、最後まで熱心に聞いてくれた皆さんに深く感謝しています。今日のご縁を大切にしたいと考えています。