NPO法人花いっぱい推進協議会総会が開催されました。会員の一人として総会に参加しました。このNPO法人は設立してから15年目を迎えることになります。今年開催される紀の国わかやま国体は、和歌山県を花でいっぱいにして県外からのお客さんをお迎えしようとしていますから、私達は時代を先取りした活動をしていると自負しています。
冒頭、森川勝会長からは「食べる、おしゃべりする、動く」を目標とした活動をしたいと、今年の抱負を聞かせてもらいました。食べることとおしゃべりは仲間とのコミュニケーションの手段であり人間関係に欠かせないものです。そして動くことは人として肝心なことで、言うばかりで動かない人は信頼されませんし成果を出すこともできません。言うことも大切ですが、それよりも動くことの方がもっと大切です。言って動くこと、言わないで動くことのタイプがありますが、どちらも動くことが大事だと悟らせてくれるものです。
そして社会に必要とされている人であれば、社会から必ず「動く」ことの要請があり、社会のお役に立つために動かせてもらえることが人として素晴らしいことだと思います。
社会は人に対して役割を求めますから、直接的ではない要請、例えるなら天の声とも言うべきものに対して動けるように準備しておきたいものです。人は自分の都合の良い案件に対しては動きますが、自分にとって都合の悪いことに対しては動かないものです。しかし都合の良いことだけに対応していては社会から信頼されません。信頼されなければ社会からの動くという要請はありません。都合の悪いことであっても、時にはその役割を引き受ける覚悟も必要です。
私達、花いっぱい推進協議会の活動も社会からの要請に対応して動ける体制を整えています。
総会において私からは、紀の国わかやま国体に備えた活動を実施することと、毎年開催している花フェスタにおけるトロフィーの取り扱いについて提言いたしました。会員の活動が社会の期待に応えられること、そして会員の満足度を高めることを目指した活動に発展させることを話しました。
平成27年度もたくさんの企画がありますから、今年の活動を楽しみにしています。
和歌山市内の若い経営者が中心になって和歌山県を元気にする企画を策定しています。その母体がヒラクトビラで、平成27年は「ワノココロ進行計画」を策定して行動をスタートしています。春の活動計画として、高野山開創1200年記念大法会を取り上げています。
高野山開創1200年の年に、高野山において茶人梅原宗直さんが高野山茶会を行うことにしています。梅原さんはヒラクトビラの活動を企画している中心人物の一人で、茶人として和歌山県を活性化するための役割を担ってくれています。和歌山県が誇る和の文化を全国に広めたいと願った活動に共感を覚えます。今回の高野山茶会も梅原さんがいることで実現したものであり、ヒラクトビラが和歌山県で担える役割を広げることを目指した計画と活動を話し合いました。
- 和歌山市の岡公園内に茶室があるので、和歌山市の観光政策の中に茶道体験を取り入れることができないものだろうか。特に最近増えている外国人観光客に対するお茶の体験は実施してみることを提言することにしました。和歌山城と岡公園を和歌山市のおける和の文化拠点にすることも提言したいと考えています。
- お茶と明恵上人との関係から、和歌山県は日本のお茶の文化の重要な役割を果している県であることを知りました。お茶と明恵上人を基に観光の切り口を組み立てたいと考えています。
- スターバックスがニューヨークで日本茶カフェを取り上げて人気を得ていると聞きました。日本茶カフェをもって東京進出をするという話も聞きましたが、日本茶は日本から発信するものなので、和歌山県は日本茶文化との関わりが深いことから、この機会を捉え、流派を超えたお茶体験からお茶の文化を発信できないものか、話し合いました。
会員の方が「若い人たちの意見を真剣に聞いてくれる政治家は片桐さんだけです。他の人は聞き流すばかりで行動してくれることはありません」と会の終わりに話してくれました。皆さんから評価をいただいていることに深く感謝し、期待に応えられるようこれからも取り組みます。