活動報告・レポート
2015年4月23日(木)
企業誘致
企業誘致

和歌山県はもっと企業誘致に取り組んで欲しいという依頼がありました。雇用の確保と若い人たちの働く場所が必要だということからです。和歌山県の人口が減少しているのは、働く場所が少ないことも大きな原因だと思っています。学校を卒業した後、県内に残りたいと希望しても働く場所がないことから県外流失という状況が続いています。一度県外の企業に就職し家庭と持ち家を確保すると、二度と和歌山県にも戻ってくることはありません。若い人が出て行くと現在も将来も人口が減少するのは当然のことです。

働く場所の確保のため企業誘致に力を入れて欲しいという要望をいただくことは的を射ていることであり、力を注いでいるところです。ところが和歌山県内には大規模な工業用地が少なく、しかも他府県と比較して土地の価格が高いと言われることがあります。

土地価格、工業用水、税制面の優遇措置などの問題が進出を検討している企業から指摘されることが多々あります。例えば福井県と比較されることがあります。福井県は道路網が整備されていること、土地価格が安価なこと、税制面の優遇措置があることなど、企業立地に優位な条件が揃っていることから進出を検討している企業が多いと聞いています。和歌山県内の企業も福井県に進出しているところがあり、それは和歌山県内に必要な面積の土地がないことも原因です。

和歌山県の企業誘致の施策は良いところがありますが、他府県の制度や誘致条件と比較して、条件提示で劣っている部分は解消することが必要だと考えています。例えば土地価格が高いこと、工業用水を引き込むのに費用負担を求めていること、固定資産税の減免措置などの特典がないことなどです。企業誘致で成果をあげている府県の取り組みを参考にしたいと思います。

起業支援

起業を考えている若い人達の話を伺いました。法律家が支援している人たちは元気に夢を語ってくれました。東京での起業を考えて行動していた人が、やはり故郷で起業したいと思って戻ってくれた事例があります。今から起業する計画ですが、その夢は「和歌山県を元気にしたい。そのためには若い人たちの雇用を図ることです。収益をあげることで税金を故郷である和歌山県に支払いたい」と聞かせてもらいました。

和歌山県で収益構造を確立させた後は、開発途上国に工場を建設し、経済的に困難な人を支援したいというその次の夢を話してもらいました。若い人の夢を実現させたいので、事業計画と必要とする事業資金の確保などの支援を行いたいと考えています。

起業するためにはまずは自ら行動すること。次に信頼できるパートナーを見つけること。そして初期の必要経費と事業継続に必要な運転資金を集めることが求められます。

後方からの応援

大阪市内からおつきあいをしている経営者の皆さん4人が駆けつけてくれました。お仕事でお忙しい中にも関わらず、お祝いのため和歌山市まで来てくれたことに感謝しています。人のために行動することは簡単なことではありません。まして経営者ですからそれぞれが貴重な時間の確保をしてくれています。

皆さん共に「大阪から応援していました」と笑顔で話してくれました。後方からの支援は有り難いものです。

難しいこと

世の中、本当に難しいことがあります。皆さんから良い評判をいただくことほど難しいものはないと思うことがあります。市議会議員の支援の依頼をすることがありますが、「○○さんの応援をお願いいたします」だとか「△△議員をよろしくお願いいたします」と依頼すると、多くの人からその議員の批判の声を聞くことになります。「○○議員は動きが悪い」だとか「△△議員は偉そうだから応援していない」など、批判的な意見で返されることがあります。人から評価をしてもらうことは難しいと思う瞬間です。

良い評判を聞かせてもらえることは稀で、良い評判を聞かせてもらえると実に嬉しくなります。ですから統一地方選挙に当たり議員の評価は低いことを実感しています。

有権者から評価されるような議員活動を実践していきたいと心を新たにしました。