活動報告・レポート
2015年4月10日(金)
個人演説会

選挙戦も終盤戦に入っています。午後6時30分から中学校の同級生の会社の会議室で個人演説会を開催しました。同級生で社長をしているK君に心から感謝しています。K君に本日の個人演説会の開催をお願いしたところ、二つ返事で「良いよ。100人位集めたら良いのかな」と回答してくれました。一人で100人の個人演説会を開催してくれるのですから、とても有難いことです。仕事でお忙しい中、開催してくれた元同級生のK君に感謝するばかりです。

個人演説会

午前10時、個人演説会開催のお礼の挨拶のため会社を訪問したところ、二階に案内してくれました。既に会議室には椅子が並べられていて、夕方からの段取りが完了していました。本来であれば開始時間の1時間前にスタッフが会場に入り、椅子を並べるなど準備を進めるのですが、従業員さんが手伝ってくれてもう準備をしてくれていました。この光景を見たとき、涙が零れそうになりました。年度始めのためたくさんの仕事がある中、会場の設営までしてくれていることに感謝するばかりです。

午前中は無人の会議室に立ちましたが、夕方になると参加してくれる人で満員になっている状況が想像できました。社長が呼び掛けて集めてくれている賑やかな光景を思い浮かべて嬉しくなりました。夕方から始まる個人演説会の様子を思いながら、「よし、やるぞ」という気持ちが出てきました。ファイトが沸いてくるとはこんな気持ちのことを言うのだと思います。

午後6時30分、想像していた通り、会場のある会社の二階の会議室は満員となっていました。K社長は前列に座り、開会に際して挨拶もしてくれました。

「皆さん、こんばんは。僕は中学校のときの同級生の片桐君を応援しています。みんなも応援してくれるようお願いします」と挨拶の中で支援に触れてくれました。昂ぶる気持ちを一気に発揮する個人演説会になりましたこと、感謝しています。

個人演説会の話を要約していますが、その主旨は次の通りです。

こんばんは。集まってくれた皆さんに感謝しています。そして呼び掛けてくれたK社長にも感謝申し上げます。ありがとうございます。この個人演説会を終えた後も仕事が続くと思いますが、少し時間をいただいて県政に触れさせていただきます。

まずK社長、ありがとうございます。ずっと以前、この会議室を訪問した時、「片桐君に個人演説会をしてもらうために確保してあるから」と言ってくれたことを思い出しました。

この会議室はかなり広くて、普段は椅子も机も並べていないので、もったいないスペースだと思っていますが、こんな日のために空けてくれているとすれば有り難いことです。僕との公約を守ってくれた社長に感謝しています。

さて毎年、御社の懇親会に参加させてもらっていることから、顔馴染みの人もたくさんいらっしゃいます。会社の業績が伸びていることを知っていますが、本日は県政に関して、しかもこの地域のことに関して少しだけ説明させていただきます。

かつては和歌山市の中心地だったこの地域ですが、現在は寂しい状況になっています。商店街はシャッターが下りていることから治安維持も課題となっています。JRの紀和駅の周辺の安全確保、治安維持が地域の皆さんの関心事だと思います。皆さんからの要望を受けて県議会本会議でその地域の安全確保に関して取り上げたことがあります。紀和駅周辺の照明の確保や通学路となっている道路の横断歩道の問題などを県議会で議論しました。

この地域のこれらの課題を取り上げているのは他にはいないと思います。照明の確保と通学路にある横断歩道の明確化など、地域の課題を少しですが解決できています。このように皆さんの思っていることを聞かせてもらい、それを調査しながら議会での取り上げ方を確認します。夜間の歩行者の安全確保や児童の通学時の安全確保などを議論することによって解決に向かわせています。

地域の課題は地域の中にありますから、皆さんからお聞きすることが県政の最初の一歩となります。このような課題を取り上げていることを知ってもらえると、県政を身近に感じてもらえると思います。

もう一つお話させてもらいます。県の施策として和歌山県内の中小企業に対する融資制度があります。制度を作っているものの十分に活用されていないので紹介させていただきます。現在は県が直接中小企業に補助金を支出することはありません。金融は専門機関である銀行に任せる方が施策としては容易だからです。そこで県として中小企業の皆さんに対して利子の補助をしています。金融機関の利子に補填をすることで低利で借りられるようにしています。和歌山県議会として、中小企業に関する支援条例を制定していますから、皆さんの会社の運転資金や設備資金が必要となった時には、この県の制度の活用をしてくれることを期待しています。現状は貸付の実績が少ないので活用して下さい。地元企業を支援することは行政の仕事ですから、和歌山県の経済対策としてしっかりと支援していきます。制度の利用が図れるようにこれからも条件整備を行いますから、条例制定はその一歩で、条例に魂を入れていく作業はこれからの課題だと認識しています。

個人演説会
個人演説会

その後、皆さんに支援をお願いして個人演説会を終えました。参加してくれた皆さん、そして呼び掛けて集めてくれたK社長に感謝しています。